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カンセケーエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カンセケーエ
白いアイシングで飾られた18段のカンセケーエ
別名 kransekage, kransekake, kransakaka
種類 ケーキ
フルコース デザート
発祥地 デンマーク
地域 スカンジナヴィア
提供時温度
主な材料 アーモンド砂糖卵白
派生料理 Overflødighedshorn
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カンセケーエ(Kransekage)は、デンマークノルウェーの伝統的な菓子であり、しばしばスカンジナヴィアで特別な機会に食べられる。料理名は、「花輪のケーキ」という意味である。ノルウェーでは、「塔のケーキ」を意味するtårnkakeとも呼ばれ、憲法記念日クリスマス結婚式洗礼の日等に準備される。デンマークでは新年の祝いの際に食べられるが、一方、バリエーションの1つであるoverflødighedshornは、伝統的に結婚式や洗礼の際に提供される[1][2]

カンセケーエの起源は、18世紀に遡り、コペンハーゲンパン屋が作った。

作り方

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カンセケーエは、大きさの異なる環状のケーキ同心円状に重ねて、傾斜のきつい円錐形(通常18段以上)とする。ケーキ同士はアイシングでくっつける。ケーキ自体は、アーモンド砂糖卵白で作る[3][1]。理想的なカンセケーエは、触ると固いが、柔らかく噛み応えがあるものである。

提供

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カンセケーエは、個々の環状のケーキに分け、それを小さく分割して提供される。近年では、大量生産されたカンセケーエがデザートバーの形で、一年中市販されている。クリスマス前後や大晦日の前にも店頭に並ぶ。

ある文化の伝統では、結婚式で新婚夫婦がカンセケーエの一番上のケーキを持ち上げ、そこにくっついてきたケーキの数が将来恵まれる子供の数を表すとされている[3]

世界で最も背の高いカンセケーエは、2006年にオスロ生活協同組合(COOP)が自身の100周年を祝って焼いたものである。高さ13.17mで、700kgの生地が用いられた[4][5]

バリエーション

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結婚式で提供されるものはoverflødighedshornと呼ばれ、コルヌコピアに似た形で、チョコレート、クッキー、その他の小さな菓子が詰められる。ワインアクアビットの瓶が中央に置かれることもあり、クラッカーや旗等のオーナメントで飾られる。

一口大のものはkransekakestengerと呼ばれ、しばしばクリスマスに準備される。元のケーキと同じように作るが、環状に成形する代わりに、5-8cmの棒状に作られる。その後、白いアイシングで飾ったり、チョコレートにティップして食べる[6]

ギャラリー

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出典

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  1. ^ a b Narten Høberg, Eva (22 December 2020). “Kransekake” (ノルウェー語). Store Norske Leksikon. 6 April 2021閲覧。
  2. ^ Skaarup, Bi (21 August 2020). “Kransekage” (デンマーク語). Den Store Danske Encyklopædi. 6 April 2021閲覧。
  3. ^ a b O'Leary, Margaret Hayford (2010). Culture and Customs of Norway. ABC-Clio. ISBN 9780313362484 
  4. ^ Hillestad, Helene (28 June 2006). “Verdens høyeste kake” (ノルウェー語). NRK. https://www.nrk.no/osloogviken/se-verdens-hoyeste-kake-1.657643 6 April 2021閲覧。 
  5. ^ Sørdal, Kristin (29 June 2006). “Storspist?” (ノルウェー語). Dagbladet. https://dinside.dagbladet.no/reise/storspist/62239381 6 April 2021閲覧。 
  6. ^ Ilstad, Kristine (2019年12月18日). “Kransekakestenger”. 2021年5月6日閲覧。

外部リンク

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関連項目

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出典

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