エリザベス・バウアー

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『対決ランサー牧場』(1968年)
生年月日 (1947-12-01) 1947年12月1日
没年月日 (2017-09-30) 2017年9月30日(69歳没)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
死没地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
活動期間 1968-1993年
配偶者 ユージーン・ウォートン(1976-85年、離婚)
スティーブン・スプリンガー(1989-2017年、彼女の死去)
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エリザベス・バウアー(Elizabeth Baur、1947年12月1日 - 2017年9月30日)は、アメリカ合衆国女優CBSの連続西部劇ドラマ『対決ランサー牧場英語版』のテレサ・オブライエン役と、NBCの連続刑事ドラマ鬼警部アイアンサイド』の女性刑事フラン・ベルディング役が最も知られている。

生い立ち[編集]

カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれる。 曾祖母のジュアニータ・グレスは、フランスのバスク地方出身のカリフォルニア初期入植者であった[1]。女優のシャロン・グレスは従姉である[2]

父親のジャック・バウアーは20世紀フォックスでベテランのキャスティング・ディレクターであったが[3]、娘の業界入りは望んでいなかった[4]

ロサンゼルスのイマキュレート・ハート・ハイスクール英語版に通った。

学歴[編集]

ロサンゼルス・バレー・カレッジ英語版で「1年と4分の3年」学んだが[3]、20世紀フォックスの俳優養成所に入るため中退した[4]

経歴[編集]

鬼警部アイアンサイド[編集]

NBCの『鬼警部アイアンサイド』でバーバラ・アンダーソンの当り役となった女性刑事イブ・ホイットフィールドの後任として、フラン・ベルディングを演じた。1972年のインタビューで「この役では100人の女の子が面接を受け、その内14人が科白の読み合わせをし、最後に残った7人がスクリーンテストを受けました。私が選ばれたのは本当に驚きでした。」と語り[5]、さらに2年後には「刑事フラン・ベルディングはとても実直で極めて普通なので、今までに演じた中で最も難しい役です。」と語っている[6]

1993年のテレビ映画『帰って来た鬼警部アイアンサイド』で再びフラン・ベルディングとしてバーバラ・アンダーソンと共演。レイモンド・バードン・ギャロウェイ英語版ドン・ミッチェルとも再会を果たした[7]

私生活[編集]

1976年、ユージーン・ウォートンと最初の結婚。1人娘で映画プロデューサーとなるレスリー・ウォートンが生まれたが、1985年に離婚[8]。1989年、2人目の夫スティーブン・スプリンガーと結婚。バウアーは長い闘病生活の末、2017年9月30日に69歳で死去した[8][9]

フィルモグラフィー[編集]

映画
原題 邦題 役名 備考
1968 The Boston Strangler 絞殺魔 ハリエット・フォーディン
1993 The Return of Ironside 帰って来た鬼警部アイアンサイド フラン・ベルディング
テレビ
原題 邦題 役名 備考
1968 Batman 怪鳥人間バットマン 婦人警官 1エピソード
1968–1970 Lancer 対決ランサー牧場 テレサ・オブライエン 51エピソード
1970 Daniel Boone 西部の王者ダニエル・ブーン ヴァージニア 1エピソード
The Young Rebels レイチェル 1エピソード
1971 Room 222 黒人教師ディックス ミーガン 1エピソード
Nanny and the Professor ぼくらのナニー スーザン・バクスター 1エピソード
1971–1975 Ironside 鬼警部アイアンサイド フラン・ベルディング 89エピソード
1972 The Bold Ones: The New Doctors フラン・ベルディング 1エピソード(クロスオーバー出演)
Emergency! エマージェンシー! シスター・バーバラ 1エピソード
1975 S.W.A.T. 特別狙撃隊S.W.A.T. エレン・ベントン 1エピソード
1977 ABC Weekend Specials アナベル 1エピソード
1978 Police Woman 女刑事ペパー ジョスリン・ウェストモア 1エピソード
1981 Fantasy Island ファンタジー・アイランド ルーシー・カーソン 1エピソード
1984 Remington Steele 探偵レミントン・スティール マージー・ケルシー 1エピソード

脚注[編集]

  1. ^ “Elizabeth Baur Seeks Greater Challenges”. The Logansport Press. (1969年9月11日). p. 2. https://www.newspapers.com/clip/3179251/the_logansport_press 2020年7月2日閲覧。 
  2. ^ Scott, Vernon (1976年1月28日). “Days Long for Actress”. News-Journal. p. 16. オリジナルの2015年12月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151208152903/https://www.newspapers.com/clip/3179389/newsjournal/ 2020年7月2日閲覧。 
  3. ^ a b Martin, Bob (1973年2月18日). “Elizabeth Baur's a pistol-packin' cutie shooting for stardom”. Independent Press-Telegram. p. 98. https://www.newspapers.com/clip/3178936/independent_presstelegram 2020年7月2日閲覧。 
  4. ^ a b Laurent, Lawrence (1973年7月22日). “Elizabeth Baur Is Actress Despite Daddy's Objections”. Toledo Blade. Times-Post News Service: pp. G1,G10. https://news.google.com/newspapers?nid=1350&dat=19730722&id=ndBOAAAAIBAJ&sjid=DgIEAAAAIBAJ&pg=2105,2117252 2020年7月2日閲覧。 
  5. ^ “Elizabeth Baur Takes Over Role In Ironsides Series”. The Times Recorder. (1972年2月13日). p. 19. オリジナルの2016年3月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160305014416/https://www.newspapers.com/clip/3178856/the_times_recorder/ 2020年7月2日閲覧。 
  6. ^ Kleiner, Dick (1974年8月11日). “Elizabeth Baur Has Tough Role As Police Officer”. Oxnard Press Courier. California, Oxnard. p. 94. https://newspaperarchive.com/entertainment-clipping-aug-11-1974-24240/ 2020年7月2日閲覧。 
  7. ^ The Return of Ironside. - IMDb(英語)
  8. ^ a b Pendreigh, Brian (2017年11月6日). “Obituary - Elizabeth Baur, actress and star of Ironside”. The Herald. オリジナルの2019年6月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190617095509/https://www.heraldscotland.com/opinion/15643542.obituary-elizabeth-baur-actress-and-star-of-ironside/ 2020年7月2日閲覧。 
  9. ^ Barnes, Mike (2017年10月11日). “Elizabeth Baur, Actress on 'Ironside,' Dies at 69”. The Hollywood Reporter. オリジナルの2017年12月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20171223030758/https://www.hollywoodreporter.com/news/elizabeth-baur-dead-ironside-actress-was-69-1047822 2020年7月2日閲覧。 

外部リンク[編集]