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ウシ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウシ属
バンテン Bos javanicus
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
偶蹄目(ウシ目) Artiodactyla
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ウシ亜科 Bovinae
: ウシ族 Bovini
: ウシ属 Bos
学名
Bos
Linnaeus, 1758[1]
シノニム
Pseudonovibos [2]
Peter & Feiler, 1994
亜属本文参照
  • Bos
  • Bibos
  • Novibos
  • Poephagus

ウシ属 (うしぞく、genus Bos)は、ウシ族の中のウシヤクなどが属する哺乳綱偶蹄類)の1である。

進化と分類

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学名はラテン語 bōs で、の意である。現代のウシ属の種は単一の先祖オーロックスから進化したと考えられている[3]。オーロックスは17世紀初期に最後の雌の1頭がポーランドで狩猟されるまで生存していた。ウシ属の起源は約200万年前のインド亜大陸にあると考えられている。祖先として鮮新世南アジアヨーロッパで繁栄したレプトボス英語版 属が存在しており、バイソン属とウシ属は共にアジアの南方(中国インド)が発祥とされる[3][4]

本属は BosBibosNovibosPoephagus の4亜属に分けられる。ただしこの分割には分類学上の議論がある。5種が現存している。但し家畜化した種を別種として扱えば7種となり、また本属と非常に近縁なバイソン属を含めて考えることもあり、そうすれば9種となる[5]2021年に発表された現生のウシ族の遺伝上の関連性は以下の通りになる[6]

スイギュウ亜族英語版Bubalina

アジアスイギュウ(Bubalus arnee英語版)+スイギュウB. bubalis)&アフリカスイギュウSyncerus caffer)+フォレストバッファロー英語版S. c. nanus

ウシ属Bos

オーロックスBos primigenius)+ウシB. taurus)+コブウシB. p. indicus

ノヤク英語版Bos mutus)+ヤクB. grunniens

バイソン属(Bison

アメリカバイソンBison bison

ヨーロッパバイソンBison bonasus

バンテンBos javanicus)+バリ牛(B. domesticus英語版

ガウルBos gaurus)+ガヤル英語版B. frontalis

コープレイBos sauveli

所属種

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2003年動物命名法国際審議会 (ICZN) が野生種と家畜種の両方を含むウシ属の種の命名に関する長年の論争を解決した(Opinion 2027)。ICZNは、家畜種に基づく学名と同時期もしくは先取された、野生種に基づく17の学名の使用を保存した(オーロックスは Bos primigenius、ガウルはBos gaurus)。

ウシ(家畜牛)とガヤル英語版が別種と考えられた場合、それぞれBos taurusBos frontalisと名付けられる。しかし、野生種と同種だと考えられた場合、基準となる種は Bos primigeniusBos gaurusとなる。

特徴

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人類の繁栄以降、陸棲の野生哺乳類のバイオマス85%も減少した可能性がある。そして、人間およびウシを含む家畜が現代の陸上のバイオマスの大部分を占めている。

多くの種は草食動物であり、餌の植物を捻りとるための長いとそれを噛み潰し摂取するための大きな歯を持つ。また、反芻動物であり、植物を消化するための4つの胃を持つ。

多くのウシ属の種は野生での寿命は18年から25年であり、飼育下では36年という記録がある。懐胎期間は9-11か月で、春に1仔または種によって稀に2仔を出産する。

多くの種は10頭から数百頭の群れで移動する。群れの多くは、1頭の雄と残りすべての雌で構成される。優位にあることは群れの中で最も重要である。仔牛はいつも階層構造の中の母親の階級を受け継ぐ[要出典]

一般に昼行性で、日中の温かい時間帯は休憩し、朝と夕方に活動する。ヒトが群れの縄張りに侵入した地域では、夜行性に変わる。中には水や餌を求めて渡りを行う種もいる。

本属の野生種は、絶滅種もふくめるとアジア、北アフリカ、東西ヨーロッパに見られた。生息環境はそれぞれの種によって草原多雨林湿地サバンナ、そして温帯の森林と、広く亘っている。現在、13億頭の家畜ウシが全ての大陸で飼育され、世界最多の哺乳類の一つである。

参考文献

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  • Briggs, H.M. and Briggs, D.M. (1980), Modern Breeds of Livestock, Macmillan Publishing 
  • International Commission on Zoological Nomenclature (2003), Opinion 2027 (Case 3010). Usage of 17 specific names based on wild species which are pre-dated by or contemporary with those based on domestic animals (Lepidoptera, Osteichthyes, Mammalia): conserved., Bull.Zool.Nomencl. 
  • Van Vuure, Cis. 2003. De Oeros – Het spoor terug, Cis van Vuure, Wageningen University and Research Centrum / Ministry of the Flemish Community, Brussels & Wageningen.
  • Zong, G. 1984. A record of Bos primigenius from the Quaternary of the Aba Tibetan Autonomous Region. Vertebrata PalAsiatica, Volume XXII No. 3 pp. 239–245. Translated by Jeremy Dehut, April 1991. Online pdf (62 kB)[リンク切れ]

脚注

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  1. 10th edition of Systema Naturae
  2. wikispecies
  3. 1 2 Daniel Foidl (2021年3月13日). The Aurochs”. The Extinctions. 2025年6月16日閲覧。
  4. Roman Uchytel、Alexandra Uchytel. Bison priscus (Steppe bison)”. Uchytel Prehistoric Fauna Studio. 2025年6月10日閲覧。
  5. Groves, C. P., 1981. Systematic relationships in the Bovini (Artiodactyla, Bovidae). Zeitschrift für Zoologische Systematik und Evolutionsforschung, 4:264-278., quoted in Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (editors). 2005. Mammal Species of the World. A Taxonomic and Geographic Reference (3rd ed), Johns Hopkins University Press: "Bison". (online edition)
  6. Sinding, M.-H. S.; Ciucani, M. M.; Ramos-Madrigal, J.; Carmagnini, A.; Rasmussen, J. A.; Feng, S.; Chen, G.; Vieira, F. G. et al. (2021). “Kouprey (Bos sauveli) genomes unveil polytomic origin of wild Asian Bos”. iScience 24 (11): 103226. Bibcode:2021iSci...24j3226S. doi:10.1016/j.isci.2021.103226. PMC 8531564. PMID 34712923.

関連項目

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外部リンク

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