アントゥン・ショリャン

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アントゥン・ショリャン
誕生 (1932-12-01) 1932年12月1日
ベオグラード, セルビア
死没 1993年7月9日(1993-07-09)
ザグレブ, クロアチア
職業 作家, 詩人, 脚本家, 小説家, 文芸評論家, エッセイスト, 翻訳家
活動期間 クロアチア近代文学
ジャンル 『ジーンズ散文』
主題 イロニー(皮肉)、現実逃避
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アントゥン・ショリャン (セルビア語クロアチア語:Antun Šoljan, 1932年12月1日 - 1993年7月9日)は、クロアチアユーゴスラビア作家詩人脚本家小説家文芸評論家エッセイスト翻訳家。クロアチア近代文学における重要な作家の一人。

生涯[編集]

家族はフヴァル島出身だが、ショリャン自身は1932年にセルビアベオグラードに生まれ、幼少期を過ごした。パンチェヴォスラヴォンスキ・ブロドで小学校、ザグレブで高校に通い、ザグレブ大学文学部に入学し英語学ドイツ語学を勉強した。文芸批評家からユートピア実存主義作家と見なされ、ショリャンの作品は、イロニー(皮肉)、現実逃避、社会的と道義的問題などをテーマとした。J・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』をかたどった「ジーンズ散文」(クロアチア語:Proza u trapericama)というジャンルの最も重要な代表的な作家の一人でもある。

文芸作品の他、1950・1960年代の有名な文芸雑誌 Međutim, Književnik, Krugovi を編集した。Krugoviという雑誌の周りに集まったKrugovašiと呼ばれたクロアチアの文学の団体に所属していた。

1993年、ザグレブにて死去。

作品リスト[編集]

小説
  • Izdajice (1961)
  • Kratki Izlet (1965)
  • Luka (1974)
  • Drugi ljudi na mjesecu (1978)
エッセイ
  • Trogodišnja kronika poezije hrvatske i srpske 1960.-1962. (1965)
  • Zanovijetanje iz zamke (Deset godina podlistaka) (1972)
  • Sloboda čitanja (1991)
  • Prošlo nesvršeno vrijeme (1992)
物語の本
  • Specijalni izaslanici (1957)
  • Deset kratkih priča za moju generaciju (1966)
  • Obiteljska večera i druge priče (1975)
  • Hrvatski Joyce i druge priče (1989)
脚本
  • Lice (1965)
  • Devet drama (1970)
  • Mjesto uz prijestol (1991)
子供の本
  • Ovo i druga mora (1975)
歌集
  • Na rubu svijeta (1956)
  • Izvan fokusa (1957)
  • Gratlic za čas kratiti (1965)
  • Gazela i druge pjesme (1970)
  • Izabrane pjesme 1950-1975 (1976)
  • Čitanje Ovidijevih Metamorfoza (1976)
  • Bacač kamena (1985)
  • Prigovori (1993)

脚注[編集]