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アルミノケイ酸塩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルミノけい酸塩から転送)
アルミノシリケート化学構造
典型的なアルミノケイ酸塩におけるアルミ原子まわりの化学構造。アルミ原子はマイナス1の形式電荷を有し、周囲が負に帯電している。

アルミノケイ酸塩(アルミノケイさんえん、aluminosilicate)はケイ酸塩中にあるケイ素原子の一部をアルミニウム原子に置き換えた構造を持つ化合物である。

ケイ素と酸素が三次元的に網目状に連なった構造を持つケイ酸塩の中で、Si4+ を Al3+ で置き換えることにより失われる正電荷を補償する形でアルカリ金属イオン (M+) などのカチオンを含んでおり、その一般式は 

と表される。含まれるカチオンの種類により多様な性質を示す。

地殻中のアルミニウムの多くはこの形で鉱物として存在している。

天然鉱物の例

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食品添加物

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以下は食品添加物としてEUにて認可されている。

名称 CAS番号 日本化学物質辞書番号 E番号 天然鉱物例
アルミノケイ酸ナトリウム
 (Sodium aluminosilicate
1344-00-9 J388.994G E554 曹長石
アルミノケイ酸カリウム
 (Potassium aluminosilicate
1327-44-2 E555 微斜長石
アルミノケイ酸カルシウム
 (Calcium aluminosilicate
1327-39-5 J2.967.633J E556 灰長石

関連項目

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