アディル・フセイン
アディル・フセイン Adil Hussain | |
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生年月日 | 1963年10月5日(61歳) |
出生地 | インド アッサム州ガールパラ県ガールパラ |
職業 | 俳優 |
活動期間 | 1999年 - |
アディル・フセイン(Adil Hussain、1963年10月5日[1] - )は、インドのボリウッドやパラレル映画で活動する俳優。海外映画にも出演しており、代表作に『ミッシング・ポイント』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』がある。『ガンジスに還る』『Maj Rati Keteki』の演技を評価され国家映画賞 審査員特別賞を受賞しており、国内外の様々な言語映画に出演している[2][3]。
生い立ち
[編集]アッサム州ゴールパラのムスリム家庭に生まれる。父親は教師をしており、アディルは7人兄弟の末子だった[4][5][6]。幼少期は学校で演劇活動を行い[7]、哲学を学ぶため18歳で家を離れてグワーハーティーのB・ボルーアー大学に進学した[6]。大学でも演劇活動に参加し、アディルはスタンダップコメディアンとして頭角を現した。また地元のスタンダップコメディ・グループのバーヤ・マーマ・グループに所属し、ボリウッド俳優の物真似をして人気を博した。彼はスタンダップコメディアンとして6年間巡業劇団や映画館で活動し[8][9]、1990年から1993年にかけて国立演劇学校で演技を学んだ。また奨学金を得てイギリスに留学してドラマ・スタジオ・ロンドンで演技を学んでいる[10][5][11] 。
キャリア
[編集]1994年にインドに帰国し、アッサム州の移動劇団ヘングル・シアターで3年間活動した後にデリーに活動拠点を移した[6]。デリーでは舞台俳優として活動する傍ら、カーリド・ティアブジから演技を学んだ。アディルはスリ・オーロビンド・アーシュラムに所属した後、デリーのディリップ・シャンカルから演技を学んだ[6]。1999年に舞台劇『Othello: A Play in Black and White』に出演して高い評価を得た[10]。またロイステン・アベルの『Goodbye Desdemona』にも出演している。2004年から2007年にかけてハンピで演技講師を務めた[9]。この他にオランダのデン・ハーグにある王立演劇学校[12][13]、デリーの国立演劇学校の客員教授も務めた[9][11]。
2004年に『Iti Srikanta』で主役を演じ、ソハ・アリー・カーンと共演した[14]。またBBCメディア・アクション製作のテレビシリーズ『Jasoos Vijay』でも主役を演じた[11]。アディルは複数のアッサム語映画に出演し、ヴィシャール・バルドワジの『Kaminey』、ソナ・ジャインの『For Real』にも出演し、2010年公開の『Ishqiya』で知名度を上げた[15]。2012年には『エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ』でサイーフ・アリー・カーンと共演し、この他に『Gangor』『ミッシング・ポイント』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』にも出演している[5]。同年に『マダム・イン・ニューヨーク』でシュリデヴィと共演し、『Lessons in Forgetting』ではニュージャージー・インディペンデント南アジア映画祭で批評家から高い評価を得た[16]。また、アディティア・バッタチャールヤの『BMW - Bombay's Most Wanted』、パルト・セン=グプタの『Sunrise』にも出演している[9]。2013年にヴィクラマディティヤ・モトワニの『Lootera』でランヴィール・シン、ソーナークシー・シンハーと共演した。
2014年にアッサム語映画『Raag』『Sringkhal』『Rodor Sithi』に出演し、同年にヒンディー語映画『Kaanchi: The Unbreakable』『The Xposé』にも出演している。また、トロント国際映画祭で上映された『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』にも出演し、『Zed Plus』ではヒンディー語映画で初めて主役を演じた[17]。2015年にはヒンディー語映画『Main Aur Charles』[4]『Jai Ho Democracy』『Angry Indian Goddesses』、タミル語映画『Yatchan』、ベンガル語映画『Har Har Byomkesh』に出演している。2016年に『Parched』『Kothanodi』に出演し、アビナイ・デーオの『Force 2』ではジョン・エイブラハム、ソーナークシー・シンハーと共演している。2017年には『Commando 2: The Black Money Trail』『Love Sonia』『Mantra』『ガンジスに還る』『Dobaara: See Your Evil』に出演しており[18]、2018年にはシャンカールの『ロボット2.0』に出演している[19]。
出典
[編集]- ^ “キャスト”. 映画「ガンジスに還る」公式サイト. 2019年7月25日閲覧。
- ^ “Adil Hussain on National Award win: It’s dangerous to get an award like this | bollywood”. Hindustan Times. (2016年4月22日) 2017年6月15日閲覧。
- ^ “Life of Pi – a fascinating story: movie review”. EF News International. (28 November 2012). オリジナルの1 November 2013時点におけるアーカイブ。 6 October 2013閲覧。
- ^ a b “Adil Hussain: Charles Sobhraj like Hitler believed that what he did was correct”. Timesofindia.indiatimes.com (2015年10月30日). 2017年6月15日閲覧。
- ^ a b c “Goalpara boy hits the big time”. The Times of India. (23 March 2012) 6 October 2013閲覧。
- ^ a b c d “Bollywood's latest discovery Adil Hussain seeks complex roles in the industry”. India Today (28 December 2012). 25 February 2013閲覧。
- ^ “Psychologies: ‘English Should Not Diminish Respect For All Languages’”. Tehelka (2 March 2013). 3 November 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。27 September 2016閲覧。
- ^ “Steamed to perfection”. The Hindu. (3 October 2012). オリジナルの16 March 2014時点におけるアーカイブ。 6 October 2013閲覧。
- ^ a b c d “A new thinking woman's pin-up is born”. Time Out, Mumbai (27 April 2012). 11 May 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。6 October 2013閲覧。
- ^ a b “Role call”. The Hindu. (9 September 2010) 6 October 2013閲覧。
- ^ a b c “Adil Hussain: Destiny's child”. The Times of India, Crest Edition (29 January 2011). 16 October 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。6 October 2013閲覧。
- ^ “I’m Sridevi's husband: Adil Hussain”. Hindustan Times. (1 April 2012). オリジナルの3 November 2012時点におけるアーカイブ。 6 October 2013閲覧。
- ^ “Adil Hussain creates space in the world stage”. Assam Times (8 November 2010). 4 December 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。6 October 2013閲覧。
- ^ “Adil is back”. The Times of India. (11 November 2009) 6 October 2013閲覧。
- ^ “I'm paid well now: Adil Hussainref”. The times of India. (16 September 2010) 6 October 2013閲覧。
- ^ “'English Vinglish' star Adil Hussain wins best actor award at US fest”. CNN-IBN. (12 October 2012). オリジナルの2012年10月15日時点におけるアーカイブ。 6 October 2013閲覧。
- ^ “Adil Hussain: Was surprised to be cast as lead in 'Zed Plus'”. Timesofindia.indiatimes.com (2014年11月25日). 2017年6月15日閲覧。
- ^ “I’d Love To See A Film Made On Indian Horror Concepts: Adil Hussain”. Saamri (20 May 2017). 2017年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月25日閲覧。
- ^ “Adil Hussain: Films like Force 2 and Commando 2 subsidise my involvement in indie cinema”. Firstpost.com. 2017年6月15日閲覧。