アッサル湖

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アッサル湖

NASA スペースシャトル撮影、湖の白色部が塩原
所在地 ジブチ アファール盆地
面積 54 km2
最大水深 20 m
平均水深 7.4 m
貯水量 0.4 km3
水面の標高 海面下153 (海面下502 ft) m
成因 火口湖
淡水・汽水 塩水
プロジェクト 地形
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アッサル湖

アッサル湖(アッサルこ、Lake Assal)とは、ジブチの中央、タジュラ州の南端に位置する火口湖である。一部はディキル州にかかっている。アファール盆地海面下153 mに湖面があり、それはアフリカ大陸の最低標高地点でもある[1]

湖面の長さ10 km、幅7 kmであり、湖の表面積は54 km2である。平均水深は7.4mと浅く、貯水量は0.4km3 (400 million m³) ある。集水域の面積は900 km2である。

湖の畔は塩原に囲まれている。主に北西部に広がり、西部にもその一部が延びる。その岩塩は採掘され、キャラバンを組織してエチオピアまで運ばれる商品となっている。 アッサル湖は塩湖であり、湖水は、地球上で最も塩濃度が高い。34.8%と、死海よりも塩を多く含んでいる(水深20mで、39.8%の塩濃度が測定された)。湖の水源は、10km南東にあるアデン湾の西端であるタジュラ湾 (Golfe de Tadjoura) からの海水で潤される地下水脈である。

ラクダキャラバンが塩の板を運ぶ

座標: 北緯11度39分 東経42度25分 / 北緯11.650度 東経42.417度 / 11.650; 42.417

映像[編集]

  • NHK BS3 「世界一番紀行 世界で一番暑い土地~アファール三角地帯 ジブチ~」 (2011年放映)

脚注[編集]

  1. ^ 気温50度を超える過酷な地 − 世界一の塩湖アッサル湖”. ハフポスト (2016年1月13日). 2018年2月18日閲覧。