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アサバスカ川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アサバスカ川
アサバスカ川 2001年5月26日撮影
ジャスパー国立公園
延長 1,231 km
平均流量 -- m3/s
流域面積 95,300 km2
水源 コロンビア氷原
水源の標高 1,520 m
河口・合流先 アサバスカ湖
流域 カナダ
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アサバスカ川(アサバスカがわ、英:Athabasca River、仏:Rivière Athabasca)は、カナダ西部、アルバータ州を流れるマッケンジー川水系河川である。

概要

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アサバスカ川は、ジャスパー国立公園内にあるコロンビア氷原から流れ出している氷河の1つである、アサバスカ氷河の先端部で溶けた水を源流とする。そこからおおむね北東方向へと流れ、ウッドバッファロー国立公園内でアサバスカ湖に注ぐ。なお、ジャスパーからおよそ30km上流には、アサバスカ滝が存在する。河川名の「アサバスカ(aðapaskāw)」というのは、クリー語で「次々と植物が生えている場所」といった意味であり[1]、要するに、何種類もの植物が見られる場所ということであるという説が存在する。一方で、河川名の「アサバスカ」というのは、クリー語で「アシの生えている場所」という意味で[2]、つまり、アシの生えるような水辺であるという説も存在する。この他特筆すべきこととして、この川の流域にはアサバスカ・オイルサンド英語版(アサバスカ油砂)が分布しているため、この川は、水銀を始めとする11種類の有害な元素によって汚染されていることが確認されている[3]。また、このアサバスカ川沿いには、アサバスカの名を冠した町のアサバスカ英語版(Athabasca)も存在している。

アサバスカ湖に注ぐピース川とアサバスカ川の内陸三角州であるピース・アサバスカ・デルタ英語版一帯は1982年にラムサール条約に登録された[4]

主な支流

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アサバスカ川流域

下流より記載

出典

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  1. ^ Bright, William (2004). "Native American Place Names of the United States." p.52 (アメリカ合衆国内の先住民に由来する地名)Norman: University of Oklahoma Press ISBN 0-8061-3576-X OCLC 53019644
  2. ^ 蟻川 明男 『世界地名語源辞典(3訂版)』 p.6 古今書院 2003年3月1日発行 ISBN 4-7722-4041-1
  3. ^ Elevated levels of toxins found in Athabasca River. (the Globe snd Mailのサイトより)
  4. ^ Peace-Athabasca Delta | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2001年1月1日). 2023年4月2日閲覧。