ましろのおと
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『月刊少年マガジン』(講談社)にて2010年1月号に読み切りが掲載された後、同年5月号より連載化された。作者にとって初となる少年誌での連載作品であり、また白泉社以外での連載も初である。タイトルには「ましろの音」と「ましろノート」(ノートは音符などの意)の2つの意味がある。単行本は2010年10月現在既刊1巻。
あらすじ
16歳の津軽三味線奏者の澤村雪。三味線の師であった祖父が亡くなり、自分の音を探すため、単身、上京する。
登場人物
- 澤村 雪(さわむら せつ)
- 16歳。青森県生まれ。幼い頃から祖父が弾く津軽三味線の音を聞いて育った。師匠であり、育ての親である祖父が亡くなり、自分だけの音を探そうと、思いつきで上京する。高校には1年の夏から通っていなかったが、上京後は母・梅子の言い付けで梅園学園へ転入する。
- 立樹 ユナ(たちき ゆな)
- 22歳。キャバクラで働きながら、グラビアアイドルを目指す女性。彼氏でもあるタケトの才能を買っており、バンドの援助をしている。成り行きで上京直後の雪の面倒を見た。アダルトビデオ出演を持ちかけられ、夢を諦め帰郷する。
- タケト
- インディーズバンド「ピンク・パンク・ガジェット」のボーカル。ユナの彼氏だったが、女癖の悪さが原因で別れた。
- 澤村 若菜(さわむら わかな)
- 雪の兄。津軽三味線奏者。弟思いの優しい性格。19歳。
- 健(けん) / ジル / 紀雄(のりお)
- 「ピンク・パンク・ガジェット」のメンバー。順に、ベース / ギター / ドラム。健はバンドのリーダー。全員中学時代の同級生。
- 澤村 松吾郎(さわむら まつごろう)
- 雪と若菜の祖父。故人。津軽三味線奏者で雪と若菜の師匠。「自分の音で奪え」が口癖で、手取り足取り教えるようなことはなかった。即興曲「春暁」の完成に30年を費やした。
- 梅子(うめこ)
- 雪と若菜の母親、松吾郎の娘。2人からは名前で呼ばれている。毎月100万円の生活費を送り、子育ては松吾郎に任せっきりだった。
- 前田 朱利(まえだ しゅり)
- 雪が転入した高校のクラスメイト。三味線愛好会の唯一のメンバー。
- 山里 結(やまざと ゆい)
- 朱利の友人。三味線愛好会に入るかもしれない。
書誌情報
羅川真里茂 『ましろのおと』 講談社〈KCGM〉 既刊1巻(2010年10月現在)
- 2010年10月15日発売、ISBN 978-4-06-371261-2