のるねっとKUJI

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のるねっとKUIJ(岩手県北バス)

久慈市民バス(くじしみんバス、愛称: のるねっとKUJI(のるねっとくじ))とは、岩手県久慈市が運営し、岩手県北自動車(岩手県北バス)・ヒカリ総合交通三河交通観光の3社に委託して運行される廃止代替バス自治体バス)である。

概要[編集]

JRバス東北運行当時の車両(久慈駅前・2002年11月)

ジェイアールバス東北2008年3月末をもって久慈地区ローカル線(ただし白樺号スーパー久慈スワロー号の3路線については今後も継続)の全線廃止・撤退を決めたことから、沿線である久慈市とその周辺の町が今後の運行計画を策定し、2008年4月以降に新たな代替バスを運行することとなった。愛称名を一般公募によって決定した『のるねっとKUJI』とし、市内のバス事業者3社(岩手県北バス・ヒカリ総合交通・三陸観光)に運行を委託した。なお、現在は三陸観光は運行事業者から外れ、三河交通観光が運行に加わっている。

このうちヒカリ総合交通担当路線では、岩手県内では初となる大型のノンステップバス(中古導入/元:京王バス中央)が導入され、話題となった。

沿革[編集]

久慈市内は日本国有鉄道久慈自動車営業所の開設以来、国鉄バス東日本旅客鉄道→JRバス東北が運行を担ってきた。自治体からの補助を受けることができなかったJRバス東北は赤字路線を黒字路線の収益で補う「社内補填」を行い維持してきたが、一般路線の利用者の落ち込みが続き、社内補填による維持も難しくなっていた。

そこで1996年に川代線・津内口線・侍浜線を廃止することを表明。JRバスの路線としては廃止するものの、久慈市に路線免許(当時)を譲渡して、久慈市がJRバス東北に運行を委託する形(貸切代替バス)でこれまで通りの体系を維持することにした。

2005年、JRバス東北が山根線を廃止することを表明するとともに、川代線・津内口線・侍浜線の運行委託料の引き上げを久慈市に求めたことから、これ以上のJRバス東北による路線維持・運行委託は財政的負担が重いと判断し、これら4路線を他社へ運行を委託することにした。

  • 2005年4月1日 - 運行開始。
  • 2008年4月1日 - JRバス久慈地区ローカル線廃止に伴い、運行区間を拡大・再編。愛称名『のるねっとKUJI』として、市から市内バス事業者3社に委託して運行を開始。
  • 2011年4月1日 - 運行経路と運行回数を見直し。上限運賃を500円とする。三陸観光が運行から外れ、三河交通観光が運行に加わる。

現行路線[編集]

※:太字は自由乗降区間。

侍浜夏井線[編集]

  • 運行委託:三河交通観光
運行経路
  • 久慈駅 - 県立病院 - 下新井田 - 夏井駅前 - 夏井橋 - 夏井板橋 - 外屋敷子供会館前 - 屯所前 - 北野 - 侍浜支所前 - 桑畑
  • 久慈駅 - 県立病院 - 下新井田 - 夏井駅前 - 麦生 - 保土沢公民館前 - 北野
  • 久慈駅 - 県立病院 - 下新井田 - 夏井駅前 - 夏井橋 - 夏井小学校前 - 陸中川代
沿革
  • 2011年4月1日 - 従来の侍浜線、侍浜北線、侍浜南線、川代線を統合、侍浜夏井線となる。

新町循環線[編集]

  • 運行委託:ヒカリ総合交通
運行経路
  • 久慈駅 - (やませ土風館 - )西の沢 - 高校前 - 宮田 - 久慈新町 - 大川目 - 碁石前 - 西の沢 - 久慈駅 / 県立病院
  • 久慈駅( - 久慈駅東口 - 消防署前 - 下新井田 - 県立病院)( - やませ土風館) - 天神堂 - 宮田 - 久慈新町 - 大川目 - 碁石前 - 西の沢 - 久慈駅
沿革
  • 2008年4月1日 - JRバス久慈地区ローカル線廃止・撤退に伴い、市民バス「のるねっとKUJI」に移管。
  • 2011年4月1日 - 羽黒山前 - 津内口間を廃止。

日吉循環線[編集]

  • 運行委託:ヒカリ総合交通
運行経路
  • 久慈駅 - 長内中学校前 - 上日吉 - 稲村団地 - 岩瀬張 - 堀 - 久慈琥珀博物館入口 - 通学橋 - 幸町公民館前 - 新開橋( - 久慈駅東口 - 消防署前 - 下新井田 - 県立病院 - やませ土風館) - 久慈駅( - 県立病院)
沿革
  • 1950年7月20日 - 普代線久慈駅 - 下柏木 - 陸中白山間(6km)開業。
  • 1962年10月1日 - 路線名称を安家線に改正。
  • 1964年12月1日 - 安家線(のち日陰線)久慈 - 通学橋 - 上日陰 - 堀間(5.3km)開業。
  • 1983年6月23日 - 安家線田高 - 小久慈焼間(1.3km)開業
  • 199x年 - 「久慈 - 白山」及び「久慈 - 稲村団地 - 久慈」の2系統を統合し、白山・日吉循環線とした。
  • 2005年4月1日 - 久慈商業高校が統合されたため白山・日吉(商業)循環線の久慈商業高校経由、稲村団地・下日吉・久慈商業高校前経由が廃止となる。それにより久慈商業高校前 - 幸団地前 - 日吉神社前、幸団地前 - 長内中学校前、通学橋 - 稲村団地 - 中里間路線廃止。また時刻表表記を「白山・日吉(商業)循環線」から「白山・日吉循環線」に変更した。
  • 久慈商業高校経由
久慈駅 - 新開橋 - 長内中学校前 - 久慈商業高校前 - 通学橋 - 日吉町 - 陸中白山 - 岩瀬張 - 上日当 - 堀 - 琥珀博物館 - 下柏木 - 小久慈焼前 - 田高 - 久慈駅
  • 稲村団地・下日吉・久慈商業高校前経由
久慈駅 - 新開橋 - 長内中学校前 - 野中 - 通学橋 - 稲村団地 - 日吉町 - 下日吉 - 久慈商業高校前 - 長内中学校前 - 新開橋 - 久慈駅
  • 2008年4月1日 - JRバス久慈地区ローカル線全廃により撤退。全区間を市民バス「のるねっとKUJI」に移行。運行を三陸観光に委託。
  • 2011年4月1日 - 運行委託先がヒカリ総合交通に変更となる。

山根線[編集]

  • 運行委託:ヒカリ総合交通
運行経路
  • (県立病院 - )久慈駅 - 小久慈焼前 - 柏木 - 久慈琥珀博物館入口 - 岩瀬張 - 陸中滝 - 新山根温泉 - 山根( - 赤間立)
沿革
  • 1953年9月1日 - 国鉄バス安家線陸中白山 - 岩泉三本松間開業。久慈側・岩泉側それぞれ安家での折り返し運転。
  • 198x年 - 安家線山根 - 安家間廃止、久慈側を「山根線」と呼ぶようになる。
  • 1987年4月1日 - JR東日本バスに承継。
  • 1988年4月1日 - JRバス東北に承継。
  • 1996年3月1日 - 「盛岡・陸中海岸ミニ周遊券」で乗車できなくなる。
  • 1996年8月1日 - 新山根温泉経由になる。
  • 2005年4月1日 - 不採算路線のため岩瀬張 - 山根間を廃止。久慈市民バスが路線を引き継ぐ。
  • 2008年4月1日 - JRバス久慈地区ローカル線廃止・撤退に伴い、県立久慈病院 - 久慈駅 - 岩瀬張間を延伸。山根線をヒカリ総合交通、滝線を三陸観光にそれぞれ運行委託。
  • 2011年4月1日 - 三陸観光が運行から撤退、路線名を「山根線」に変更。山根 - 赤間立間を延伸(月曜日・金曜日のみ運行)。

根井線[編集]

  • 運行委託:ヒカリ総合交通
運行経路
  • 県立久慈病院 - 久慈駅 - 砂子 - 根井
沿革
  • 2008年4月1日 - JRバス久慈地区ローカル線廃止・撤退に伴い、市民バス「のるねっとKUJI」に移管。
  • 2011年4月1日 - 運行委託先が三陸観光からヒカリ総合交通に変更となる。

久慈海岸線[編集]

  • 運行委託:岩手県北バス久慈営業所
運行経路
  • 久慈駅 - 県立病院 - 消防署前 - 玉の脇 - 舟渡 - 大尻上 - 小袖海岸 - 久喜浜 - 陸中野田駅
沿革
  • 2008年4月1日 - JRバス東北久慈海岸線廃止、久慈市及び野田村からの委託を受けて岩手県北バスへ移管された。
  • 2011年4月1日 - 久慈駅 - 宇部支所前 - 陸中野田駅間を廃止、川崎町経由から県立病院経由に変更。

上記以前のJRバス時代の沿革等詳細は陸中海岸線の項も参照のこと。

大野線[編集]

  • 運行委託:岩手県北バス久慈営業所
運行経路
沿革
  • 19xx年 - 国鉄バス軽米線金田一 - 久慈間65.4km開業(北福岡 - 九戸通間は田子線)。
  • 1998年 - 一部便が金田一温泉センター経由となる。
  • 2002年12月1日 - スワロー号運行開始に伴い二戸 - 久慈間直通便廃止。軽米病院前または陸中大野駅で乗り換えとなる。
  • 2005年4月1日 - 軽米病院前 - 陸中大野間廃止。岩手県北バスへ移管。
  • 2008年4月1日 - 陸中大野 - 久慈駅間廃止、市民バス「のるねっとKUJI」へ移管。

休廃止路線[編集]

※:太字は自由乗降区間。

侍浜線[編集]

  • 運行委託:三陸観光
沿革
  • 19xx年 - 国鉄バスが路線を開設。
  • 1987年4月1日 - JR東日本バスに承継。
  • 1988年4月1日 - JRバス東北に承継。
  • 1996年 - 自治体バスに移管(運行は引き続きJRバス東北が行う)。
  • 2005年4月1日 - 久慈市民バスに移管。
  • 2008年4月1日 - JRバス久慈地区ローカル線廃止・撤退に伴い、久慈駅 - 侍浜間を延伸。
  • 2011年4月1日 - 侍浜北線、侍浜南線、川代線と統合、侍浜夏井線となる。三陸観光が運行から撤退。

川代線[編集]

  • 運行委託:三陸観光
運行経路
  • 久慈駅 - 県立久慈病院 - 夏井橋 - 夏井小学校前 - 陸中川代
沿革
  • 19xx年 - 国鉄バス夏井線として開業。
  • 1987年4月1日 - JR東日本バスに承継。
  • 1988年4月1日 - JRバス東北に承継。
  • 1996年 - 自治体バスに移管(運行は引き続きJRバス東北が行う)。
  • 2005年4月1日 - 久慈市民バスに移管。
  • 2008年4月1日 - JRバス久慈地区ローカル線廃止・撤退に伴い、久慈駅 - 夏井橋間を延伸。
  • 2011年4月1日 - 侍浜線、侍浜北線、侍浜南線と統合、侍浜夏井線となる。三陸観光が運行から撤退。

津内口線[編集]

  • 運行委託:ヒカリ総合交通
運行経路
  • 津内口 - 枝成沢 - 宮田 - 羽黒山
沿革
  • 19xx年 - 国鉄バスが路線を開設。
  • 1987年4月1日 - JR東日本バスに承継。
  • 1988年4月1日 - JRバス東北に承継。
  • 1996年 - 自治体バスに移管(運行は引き続きJRバス東北が行う)。
  • 2005年4月1日 - 久慈市民バスに移管。
  • 2008年4月1日 - JRバス久慈地区ローカル線廃止・撤退に伴い、新町循環線と統合。

川崎町循環線[編集]

  • 運行委託:ヒカリ総合交通
運行経路
  • 久慈駅 - (やませ土風館 - )門前 - 県立久慈病院 - 市営球場前 - 市役所前 - 久慈駅東口 - 本町 - 久慈駅
沿革
  • 2008年4月1日 - JRバス久慈地区ローカル線廃止・撤退に伴い、市民バス「のるねっとKUJI」に移管。
  • 2011年4月1日 - 系統廃止(経路は新町循環線、日吉循環線の一部便が経由する形に変更)。

使用車両[編集]

その他[編集]

  • 岩手県北自動車の受託路線である久慈海岸線・大野線では、県北バスの発行するバスカードが利用可能(岩手県交通の発行するバスカードは、2010年4月1日以降利用できない。詳細はバスカードの記事を参照)。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]