てんたま

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てんたま(PS)
てんたま -1st Sunny Side-(DC / PS2 / PC)
対応機種 PlayStation
ドリームキャスト
PlayStation 2
Windows95/98/Me/2000/XP
発売元 KID
ジャンル 恋愛アドベンチャーゲーム
発売日 2001年1月25日(PS)
2001年10月24日(DC)
2003年10月30日(PS2)
2006年8月24日(PS2廉価版)
レイティング 全年齢対象
CERO15(PS2)
キャラクター名設定 不可
キャラクターボイス 主人公以外
CGモード あり
音楽モード あり
てんたま2wins
対応機種 PlayStation 2
発売元 KID
ジャンル 恋愛アドベンチャーゲーム
発売日 2004年2月26日
2006年8月24日(廉価版)
レイティング CERO15
キャラクター名設定 不可
キャラクターボイス 主人公以外
CGモード あり
音楽モード あり

てんたま』は、KIDから発売された恋愛アドベンチャーゲームのシリーズである。

歴史[編集]

てんたま
2001年1月25日、PlayStation版が発売。シリーズ第1作。
てんたま -1st Sunny Side-(ファーストサニーサイド)
2001年10月24日、ドリームキャスト版が発売。シナリオのリライトやおまけシナリオ「ゴッキー・ファイト」の追加、アイキャッチの変更などの改良が施されている。、
2003年10月30日、PlayStation 2版が発売。PCアクセサリー集に収められていたCGの収録や演出の見直しなど、さらなる改良が加えられた。
2006年8月24日、PS2廉価版である「2800コレクション」が発売。
てんたま2wins(ツインズ)
2004年2月26日、PlayStation 2用版が発売。シリーズ第2作。
2006年8月24日、PS2廉価版である「2800コレクション」が発売。

概要[編集]

一人前の天使になる試験として「対象者」と呼ばれる選ばれた人間を幸せにするために地上に降り立った見習い天使たちの修行と、彼女たちを迎えることになった一人の青年、そしてその友人たちの恋模様を描いている。

シリーズ第3作は外伝的作品で、題名も『Monochrome』となっている。詳細は当該項目を参照。

KIDからは同じく天使を題材とした『夢のつばさ』が発売されているが、本シリーズとは関係がない。

てんたま[編集]

【あらすじ】早瀬川椎名は渡瀬双葉と出会い、恋に落ちる。しかし病弱な双葉は椎名を残して天に召されてしまう。そして1年後、椎名は友人たちに囲まれながらも胸の内の寂しさを消せずにいた。ある日椎名のもとに、彼を幸せにしにきたという見習い天使の花梨が現れる。椎名が新しい恋を見つけられるように何かと励ます花梨だったが、心優しい椎名にいつしか彼女自身が惹かれてしまう。だが、天使と人間の恋は許されない。花梨は想いを隠したまま、見習い天使の使命を果たそうとする。

選択肢に従って文章を読み進めるオーソドックスなアドベンチャーゲーム。クリア後はおまけシナリオ「URATAMA」が閲覧可能となるが、これはKIDが他作品で展開していたアペンドストーリーとは異なり、制作者側が執筆したものである。

主人公以外にも複数の登場人物の視点から物語が描写されるのが特徴。PS版では声で視点の主を判別していたが、『1st sunny side』でリメイクされてからはアイキャッチで誰の視点なのか明示されるようになった[1]

てんたま2wins[編集]

【あらすじ】ハロウィンでにぎわう10月末、一ノ瀬晶のもとに見習い天使を自称する双子、紅絹と加絵が押しかけてくる。晶が頼んだわけでもないのに、双子は彼を幸せにするためとして恋人作りを手伝おうとする。

前作の数年後の設定。主人公に育成の要素を加え、パラメータに応じてシナリオや結末が変化する。条件を充たすことで前作の人物が登場する裏シナリオへと分岐する。

登場人物(てんたま / てんたま-1st sunny side-)[編集]

早瀬川 椎名(はせがわ しいな)
 : 松田佑貴(ドラマCD)/ 鈴木貴征(2wins)
『1st』の主人公。高校2年生。優しく温厚だが、どこか影のある青年。幼い頃に母を亡くし、父は仕事で海外に滞在しているため、実質的には一人暮らしの状態。渡瀬双葉の愛犬だった雑種犬・ラキシスの面倒を見ている。
『2wins』ではサブキャラクターとして登場。
花梨(かりん)
声 : こおろぎさとみ
椎名を対象者として彼のもとにやって来た見習い天使。ドジな面もあるが、家事が得意で優しい女の子。一人前の天使になる為に椎名との共同生活を始めるが、試験の結果とは関係なく彼の幸せを心から願う。相棒は幸せの青い鳥・アオイ。同じ見習い天使の葵と奈菜とは親友の間柄。外見年齢15歳。
『2wins』では地上に残って椎名のそばにいるが、はっきりとは描写されないものの何らかの理由で生活がままならないほど体が不自由な状態にある。しまぞうプロデューサーは『1st』の時点で「花梨、可哀想だよなぁ」「オレは期待を裏切るのが大好きな男だ」[1]と発言しているが、KIDが倒産したこともあってそれ以上詳しい説明はない。なお、『Monochrome』では、期限を過ぎて地上に居残る見習い天使は衰弱して死に至る。
葵(あおい)
声 : 岩居由希子
相沢貴史を対象者として彼のもとにやって来た見習い天使。運頼りのお調子者で、花梨と奈菜とは親友の関係だがアオイとは天敵同士。貴史に本当の恋をしてもらうため相沢家に居候することになる。外見年齢15歳。
奈菜(なな)
声 : あおきさやか
篠崎千夏を対象者として彼女のもとにやって来た見習い天使。花梨と葵とは親友の関係。頭はいいが、かなりのアガリ性。千夏に恋の度胸をつけさせるために篠崎家のお世話になることに。外見年齢15歳。
渡瀬 双葉(わたせ ふたば)
声 : 黒田由美
椎名が高1の時のクラスメートで人見知りの激しい女の子。入学式で隣の席だった椎名に一目惚れしたことをキッカケに椎名たちのグループと付き合うようになり、後に椎名にとって大切な存在となっていくが、持病が悪化して死亡する。
篠崎 千夏(しのざき ちなつ)
声 : 横手久美子
高校2年生。椎名と貴史とは幼馴染みで、相沢早智子とは親友の関係。快活で思いやりがありリーダーシップを取れることから学校での評判はいいが、ごく親しい者には遠慮がない(特に貴史)。貴史に想いを寄せているが、恋の対象としては見てもらえないと思っている。両親は動物病院を経営。
『2wins』ではサブキャラクターとして登場。
吉沢 初音(よしざわ はつね)
声 : 牧島有希
ミッション系女子校の2年生でラクロス部のエース。成績優秀ながらも控えめな女の子で、椎名とは貴史がナンパツアーと称して彼女が通う学校を訪れた際に出会う。仕草や面影が双葉によく似ていたことから椎名に興味を抱かせた。
『2wins』では雪村明日香の友人の大学生として登場。
小高 真央(こだか まお)
声 : 日高奈留美
高校1年生で、初音とはラクロス部の先輩と後輩の関係。椎名と同じ中学校の出身で、その頃から椎名に想いを寄せていたが、すでの彼の側に千夏がいたことから告白できず、彼の卒業とともに別れ別れになっていた。それだけに久々の再会を喜びつつ今度こそと意気込むも今度は初音との板挟みに悩まされることになる。
榎 理香子(えのき りかこ)
声 : 壱智村小真
高校1年生で、椎名の後輩。家が神社を営んでおり巫女を務めることもあるが、本人はお化けの類が大嫌い。特殊な霊感を受け継いでいるためか、霊の類だけでなく見習い天使たちの羽も見ることができる。家に代々伝わる祝詞は西洋黒魔術の呪文のように聞こえるらしい。
七瀬 結花(ななせ ゆか)
声 : 冬馬由美
19歳の大学1年生で、この年椎名達の住む街で一人暮らしを始めたばかり。高校生時代に貴史の兄・良樹に告白して振られた経験があり、近頃良樹によく似た男にナンパされるようになり警戒していたが彼が良樹の弟であることを知り、そのギャップにショックを受けているとか……。
相沢 貴史(あいざわ たかし)
声 : 栗津貴嗣
高校2年生。相沢早智子の弟で、椎名と千夏とは幼馴染みの関係。女の子には積極的に声をかけ、評判も良いが、その軽さが女の子を泣かせることもしばしば。千夏を異性として意識しているが、長い付き合い故か未だ言い出せずにいる。椎名の幸せを心から願い、千夏とともに彼の恋を応援する。二つ上の秀才の兄・良樹にコンプレックスを抱いている。
『2wins』では音楽で身を立てるため、葵とともに東京に出ている。
相沢 早智子(あいざわ さちこ)
声 : 木村こてん
高校3年生で貴史の姉。共働きの両親に代わり、家事の全てをまかなっている。受験生ながらも兄・良樹以上の秀才で家で勉強をすることはなく、卒業後は短大へ進学する予定。千夏と仲が良く、葵を妹のように可愛がっている。
田中 悠里(たなか ゆうり)
声 : 木村こてん
高校2年生で、千夏の悪友。学校のありとあらゆる情報に通じており、見習い天使達に不審を抱き正体を暴こうとする。以前、貴史への想いをネタに千夏を脅したことがあったが返り討ちにあい、それ以来千夏と親しくなった。
絵理(えり)
声 : 黒田由美
見習い天使。生まれつき身体が弱く寝たきりの生活を余儀なくされてきたが自らの余命が短いことを知り、地上に降り立つ。
紅絹(もみ)
声 : 笹島かほる
来年受験予定の見習い天使にして加絵の双子の姉。うるさいお調子者で緑髪のボケ担当。色んな意味で才能があり、将来を約束されている。物語の先々で椎名の恋の進展状況を伝えてくれる。外見年齢14歳。
加絵(かえ)
声 : 茉雪千鶴
来年受験予定の見習い天使にして、紅絹の双子の妹。うるさいお調子者で青髪のツッコミ担当。紅絹と同じく色んな意味で才能があり、将来を約束されている。物語の先々で椎名の恋の進展状況を伝えてくれる。外見年齢14歳。

登場人物(てんたま2wins)[編集]

一ノ瀬 晶(いちのせ あきら)
高校1年生で、『2wins』の主人公。高校に通うために故郷を離れ、卒業までの間親戚の渡瀬家に住まわせてもらっているが、突如自分のもとにやって来た紅絹と加絵に悩まされることになる。渡瀬双葉の従弟に当たるが本人との面識はない。
紅絹(もみ) / 加絵(かえ)
声 : 笹島かほる / 茉雪千鶴
晶を対象者として彼のもとに降り立った、見習い天使の双子の姉妹(紅絹が姉で加絵が妹)。姿は若干成長したが、相変わらずの傍若無人ぶりで晶を振り回すことになる。二人共に外見年齢15歳。
真田 純菜(さなだ すみな)
声 : 野川さくら
大人しげな外見に反して芯の強い女の子。責任感が強く、人知れず努力する一方で、多少の無理は一人で背負い込んでしまいがち。晶とは見習い天使達を通じて仲良くなった。実は誰にも言えない秘密を抱えているらしい。
五十嵐 真雪(いがらし まゆき)
声 : 新谷良子
明るく面倒見の良い姐御肌な女の子。大人びていて、しっかりしているが恋には奥手。熱心に貯金に勤しんでいるがその理由は誰も知らない。
『1st』で椎名のクラスの担任として登場した五十嵐智美(智ちゃん先生)、『Iris 〜イリス〜』に登場する五十嵐麗子(れーちゃん先生)の妹。
雪村 明日香(ゆきむら あすか)
声 : 千葉紗子
根はしっかりしておりしゃべり方もしっかりしているのに、どこかぼんやりのんびりしている女の子。年下の人間に対して年上ぶったり、たまに抜けた振る舞いをすることがある。吉沢初音とは友達同士。
栞里(しおり)
声 : 清水愛
純菜を対象者として彼女のもとにやってきた見習い天使。双子たちとは正反対の、優しく控えめな女の子。
西園 幹也(にしぞの みきや)
声 : 小西克幸
晶の親友。頭がよくルックスも良いが、1つだけ問題が……。
渡瀬 観月(わたせ みづき)
声 : 清水愛
渡瀬家の次女。舌足らずながら素直な良い子。『1st』では赤ん坊の姿で登場。

スタッフ[編集]

  • キャラクターデザイン:松尾ゆきひろ
  • シナリオ:高瀬伸
  • 音楽:山本真詞(てんたま)・阿保剛(てんたま -1st sunny side-、てんたま2wins)

関連作品[編集]

書籍[編集]

CD[編集]

  • てんたま サウンドコレクション+α!!(サイトロン、SCDC-00073)
  • てんたま ドラマCD(サイトロン、SCDC-00079)
  • TVパニックプレゼンツ ドラマファンディスク Vol.9 てんたま(サイトロン、TVCD-10009)
  • てんたま2wins BGMコレクション(KID、kid0041)※ 通販限定
  • てんたま2wins ヴォーカルプラス(ランティス、LACA-5271)

関連項目[編集]

  • Monochrome
    • 本シリーズと世界設定を共有しているが、ストーリーはシリアスなものになっている。
  • Iris 〜イリス〜
    • 内容に直接関連はないが、やはり世界設定を共有しており、一部共通の人物や施設が登場する。
  • KID MIXセクション
    • KIDヒロインが集結するテーブルゲーム。本作品からは花梨と真央が登場している。

脚注[編集]

  1. ^ a b 『てんたま -1st Sunny Side- 設定解説ファンブック』p.127

外部リンク[編集]