つやま (列車)

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つやま
キハ48形で運行される急行「つやま」
キハ48形で運行される急行「つやま」
概要
日本の旗 日本
種類 急行列車
現況 運行終了
地域 岡山県
前身 急行砂丘
運行開始 1997年11月29日
運行終了 2009年3月13日
後継 快速ことぶき
運営者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
路線
起点 岡山駅
終点 津山駅
営業距離 58.7 km
運行間隔 1往復
列車番号 901D、902D
使用路線 津山線
車内サービス
クラス 普通車
座席 普通車自由席
技術
車両 キハ47形・キハ48形岡山気動車区
軌間 1,067 mm狭軌
電化 非電化
最高速度 95 km/h
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つやまは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が、かつて津山線岡山駅 - 津山駅間で運転していた急行列車である。

概要[編集]

智頭急行智頭線の開業後、津山線で運転されていた岡山駅 - 鳥取駅間の急行「砂丘」が1997年に廃止され、すべて快速列車である「ことぶき」に置き換えられる予定であったが、急行がなくなると地域のイメージダウンになると考えた津山市や地元の商工会が猛反発し[1]、「砂丘」の1往復が急行列車として残されたもので、この列車が「つやま」として岡山駅 - 智頭駅間(津山駅 - 智頭駅間は快速列車)で運転を開始したものである。

快速「ことぶき」とは停車駅(法界院駅を通過するかしないか)と所要時間の大差がないことに加え、晩年は車両も快速・普通列車用との共通運用であったために、その差異は急行料金を徴収するか否かぐらいになった。2007年には「みよし」の廃止に伴い、JR唯一の昼行急行列車となったが、2009年春のダイヤ改正で「ことぶき」に統合され廃止。これによりJRから定期昼行急行列車が消滅した。

廃止時の運行概況[編集]

運転開始当初から廃止まで、岡山駅 - 津山駅間 (58.7km) で1往復運転されていた。1997年11月29日の運転開始から1999年10月1日まで、岡山駅 - 津山駅間は急行列車、津山駅 - 智頭駅間は快速列車として運転されていたが、翌2日の改正で岡山駅 - 津山駅間の運転に見直された。

列車番号は、901D - 902Dと運転線区で変更がなかった。ただし、津山線の起点は岡山駅であるが、実際は津山駅から岡山駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとなっていた。下りは号数+900の奇数で901D、上りは号数+900の偶数で902Dであった。

停車駅[編集]

岡山駅 - 金川駅 - 福渡駅 - 弓削駅 - 亀甲駅 - 津山駅

  • なお、快速「ことぶき」の最速達列車との停車駅の差は法界院駅に停車するか否かのみであった。

使用車両・編成[編集]

運転開始当初は、半室グリーン車であるキロハ28形が連結されたキハ58系の3両編成で運転されていた。2003年10月からはキハ40系キハ48形またはキハ47形2両編成に置き換えられ(グリーン車の連結は廃止)、最高速度が従来の85km/hから95km/hに向上してダイヤ上の制約が解消されたが、これらは近郊列車用に設計された一般型気動車であり、急行列車にも関わらず車内の座席が一部ロングシートセミクロスシートという、いわゆる「遜色急行」となって廃止時まで運行された。

沿革[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ JR最後の昼間急行「つやま」で行く小旅行 - 朝日新聞社 2008年11月23日
  2. ^ 平成9年秋ダイヤ改正について(別紙詳細)(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 1997年7月25日
  3. ^ 斜面崩落災害に伴う津山線ダイヤ改正(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2005年3月2日
  4. ^ 津山線 玉柏〜牧山間の開通(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道 2005年3月14日
  5. ^ 津山線(玉柏から牧山駅間)の運転再開について(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年2月26日
  6. ^ 急行“つやま”廃止される - 『鉄道ファン交友社 railf.jp鉄道ニュース 2009年3月14日

参考文献[編集]

  • 寺本光照『国鉄・JR列車名大事典』中央書院、2001年。ISBN 4-88732-093-0
  • 今尾恵介・原武史『日本鉄道旅行歴史地図帳-全線・全駅・全優等列車- 11号・中国四国』新潮社、2011年。ISBN 978-4-10-790045-6