こと座RR型変光星

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こと座RR型変光星(ことざRRがたへんこうせい、RR Lyrae variable)は、脈動変光星の一種である。天文学で距離を測定する際の標準光源としてしばしば用いられる。

物理的性質[編集]

こと座RR型変光星の名前はこの種の変光星の典型例であること座RR星から名付けられている。球状星団の中に多くみられることから星団型変光星とも呼ばれ、DCEP型やCW型より周期が短いので短周期ケフェイドと呼ばれることもある。こと座RR型変光星は脈動変光星で、HR図上で水平分枝に位置し、質量は太陽の約 1/2 である。こと座RR型変光星は脈動変光星となる前に質量を放出するため、主系列星の時代には太陽と同程度かそれよりやや大きな質量を持つ。こと座RR型変光星の脈動のしくみはケフェイド変光星とほぼ同じだが、いくつかの点で重要な違いがある。

こと座RR型変光星は年齢が古く、相対的に質量の小さい星が多い。そのため、こと座RR型変光星はケフェイド変光星に比べて数が多いが明るさはより暗い。こと座RR型変光星の平均的な絶対等級は0.75等で、太陽に比べて約40~50倍明るいだけに過ぎない。こと座RR型変光星の変光周期は短く、典型的には1日以下で、中には8~9時間のものも存在する。

こと座RR型変光星には3つの主な種類が存在し、それぞれ RRAB 型、RRC 型、RRD 型と呼ばれている。RRC 型はより変光周期が短いもの、RRD 型は2つの脈動モードが混在しているものである。

こと座RR型変光星の変光周期と絶対等級の関係は、近距離、特に銀河系内での距離測定において良い標準光源となる。この変光星は銀河系のハロ部分に存在する球状星団の距離測定にも用いられるが、系外銀河のこと座RR型変光星を観測するのは困難である。

関連項目[編集]