きゅうくらりん

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きゅうくらりん
いよわ feat. 可不シングル
初出アルバム『わたしのヘリテージ
リリース
規格 音楽配信
ジャンル ボカロJ-POP
時間
レーベル Igusuri Records
作詞・作曲 いよわ
いよわのシングル 年表
あだぽしゃ
(2021年)
きゅうくらりん
(2021年)
われらはハレ
(2021年)
わたしのヘリテージ 収録曲
うらぽしゃ
(8)
きゅうくらりん
(9)
灰色の靴
(10)
ミュージックビデオ
"きゅうくらりん" - YouTube
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きゅうくらりん(Kyu-kurarin)は、いよわ feat. 可不による楽曲である[1][2]2021年8月29日YouTubeおよびニコニコ動画に投稿され[1][2][3]、同年9月4日に各種音楽配信サービスにてリリースされた[4]。2021年12月22日には、アルバム『わたしのヘリテージ』に収録された[5]

概要[編集]

画像外部リンク
くらりちゃん
いよわ [@igusuri_please](Twitter

作詞、作曲、編曲、イラスト、動画すべてをいよわが制作しており、可不に歌唱させた楽曲である[1][2]シンセサイザーリバースサウンドが特徴的で、可愛さのある曲調の中に深い物語性が込められている[6]ミュージックビデオに登場する少女は「くらりちゃん」であり、髪型は内巻きで寝グセ気味、右側にリボン型、左側に花型のピンクの髪留めを3つずつ留めている[7]

いよわ本人によると、無自覚ながらナムコオリジナルそつおめしき」の影響も受けている[8]

影響[編集]

2021年9月5日にはニコニコ動画で殿堂入りを果たした[9][注釈 1]。また、2022年6月19日までには1000万再生を突破し[11]、2024年1月19日に5000万再生を上回った[12]。2023年8月23日に公開されたBillboard JAPANニコニコ VOCALOID SONGS TOP20」では、首位を獲得した[3]。このチャートが2022年12月7日に始まって以来、2023年12月27日発表のチャートまで、2023年8月9日発表分をのぞいた全ての週でチャートインしている[13]

歌詞の内容については、ほかのいよわの楽曲と同様、ファンにより様々に考察されている[14][注釈 2]

MADムービーなどの二次創作も多数制作されており、Minecraftの音ブロックを用いて本楽曲を再現した2021年11月11日のYouTube動画「音ブロックで 『きゅうくらりん』」[15]や、2022年3月3日にYouTube上で公開されたリズム天国MAD動画『きゅうくらりん / いよわ feat.可不 【リズム天国MAD】 』[16]については、いよわ本人も言及している[17][18]。2023年2月19日にニコニコ動画にアップロードされた水咲(みさき)による動画『Winくらりん.exe』は、本楽曲のミュージックビデオを Windows 上の実行ファイルで再現したもので、反響を呼んだ[19][20]

2022年8月17日に配信リリースされた超学生によるカバー[21]のように、多くの「歌ってみた」動画が公開され、100万再生を上回るものも数多い[22][23][24][25]。他のボーカロイドVOICEROIDを用いたカバーも多数見られ、ハチナナの調声によるついなちゃんのカバーなどがある[26][27]

ゲームへの実装[編集]

2023年1月12日には株式会社セガの開発するチュウニズムに実装された[28]

2023年7月3日には同じくセガの開発するリズムゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』に収録された[29][30][31]。2024年3月21日には「きゅうくらりん / MORE MORE JUMP! × MEIKO」(セカイver.)のフルサイズ2DミュージックビデオがYouTube公式チャンネル「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」にて公開された[32][33]

2024年3月13日にはバンダイナムコアミューズメントのアーケードゲーム「太鼓の達人」のアップデートで楽曲追加された[34]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「VOCALOID殿堂入り」とは、再生数が10万以上のVOCALOID曲を指す[10]
  2. ^ 元ネタとなったのが「ドキドキ文芸部!」であるという考察もある[14]

出典[編集]

  1. ^ a b c いよわ/ iyowa (2021年8月29日). “きゅうくらりん / いよわ feat.可不(Kyu-kurarin / Iyowa feat.Kafu)”. YouTube. 2023年12月10日閲覧。
  2. ^ a b c いよわ (2021年8月29日). “きゅうくらりん / いよわ feat.可不”. ニコニコ動画. 2023年12月10日閲覧。
  3. ^ a b 【ビルボード】“ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”いよわ『きゅうくらりん』が首位、「カゲロウデイズの日」の影響で じん『カゲロウデイズ』が2位に”. Billboard JAPAN (2023年8月23日). 2023年12月10日閲覧。
  4. ^ いよわ『きゅうくらりん』”. TOWER RECORDS MUSIC (2021年9月4日). 2023年12月10日閲覧。
  5. ^ いよわ_わたしのヘリテージ”. TOWER RECORDS (2021年12月22日). 2023年12月10日閲覧。
  6. ^ DAiZY・杏藤心娃 (2023年10月10日). “SUMMER SONIC出演 DAiZY・杏藤心娃(ここぴょん)の“推し活”! 「きゅうくらりん」「寝起きヤシの木」など推しボカロ曲&オタ活をとことん語る”. ニコニコニュース. 2023年12月10日閲覧。
  7. ^ いよわ [@igusuri_please] (2021年8月30日). "かわいいね". X(旧Twitter)より2023年12月10日閲覧
  8. ^ いよわ [@igusuri_please] (2021年9月21日). "言われて気づいたけどきゅうくらりん結構そつおめしきの影響受けてんな ナムコオリジナルを浴びて育ったのが滲み出てるかもしれん". X(旧Twitter)より2023年12月10日閲覧
  9. ^ いよわ [@igusuri_please] (2021年9月5日). "きゅうくらりん、殿堂入りした(はっや…⁉️)ありがとうございます これからもたくさん聴いてもらえたら嬉しい! nico.ms/sm39257413". X(旧Twitter)より2023年12月10日閲覧
  10. ^ ニコニコで100万回以上再生されたボカロ動画を大公開!2007年-2020年を年代別に約700曲をリストアップ”. ニコニコニュース (2020年12月7日). 2023年12月14日閲覧。
  11. ^ いよわ [@igusuri_please] (2022年6月19日). "きゅうくらりんYouTube1000万再生ありがとうございます!youtu.be/2b1IexhKPz4 嬉しい通り越してビックリ… これからも大切に聴いてあげてください". X(旧Twitter)より2023年12月10日閲覧
  12. ^ いよわ/ iyowa (2021年8月29日). “きゅうくらりん / いよわ feat.可不(Kyu-kurarin / Iyowa feat.Kafu)”. YouTube. 2024年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月31日閲覧。
  13. ^ Billboard JAPAN (2023年12月27日). “【ビルボード】“ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”、原口沙輔「人マニア」15連覇”. ガジェット通信. 2024年3月31日閲覧。
  14. ^ a b 小鳥遊るい (2023年6月26日). “#ババババンビ・小鳥遊るいの“かわいい”エネルギーを補充!「バスルームガーデン」から「きゅうくらりん」まで、新旧多彩なお気に入りボカロ曲”. ニコニコニュース. 2023年12月10日閲覧。
  15. ^ 키미트 Kimit (2021年11月11日). “音ブロックで 『きゅうくらりん』”. YouTube. 2023年12月10日閲覧。
  16. ^ Near / にあ (2022年3月3日). “きゅうくらりん / いよわ feat.可不 【リズム天国MAD】”. YouTube. 2023年12月12日閲覧。
  17. ^ いよわ [@igusuri_please] (2021年11月22日). "音ブロックで 『きゅうくらりん』 youtu.be/1rpLNLn8FDM @YouTubeより めっちゃすごい". X(旧Twitter)より2023年12月10日閲覧
  18. ^ いよわ [@igusuri_please] (2022年3月9日). "きゅうくらりん / いよわ feat.可不 【リズム天国MAD】 youtu.be/mWCy1tpFCVI @YouTubeより すごすぎる…". X(旧Twitter)より2023年12月12日閲覧
  19. ^ 水咲(みさき) (2023年2月19日). “Winくらりん.exe”. ニコニコ動画. 2023年12月10日閲覧。
  20. ^ 高橋ホイコ (2023年3月30日). “Windowsで『きゅうくらりん』のMVを再現してみた! ウィンドウをプログラムで制御する手法に「ガチ??」「MADじゃない!?」と驚きの声”. ニコニコニュース. 2023年12月10日閲覧。
  21. ^ SPICE編集部 (2022年8月17日). “超学生、ファンによる人気楽曲投票で選ばれた3曲を配信リリース 「さらにバリエーション豊かで幅広いセレクトになりました」”. SPICE. 2023年12月10日閲覧。
  22. ^ 壱百満天原サロメ / Hyakumantenbara Salome (2023年7月17日). “❤きゅうくらりん❤cover壱百満天原サロメ【ですわ~】”. YouTube. 2023年12月12日閲覧。
  23. ^ 天宮 こころ / Amamya Ch. (2022年2月20日). “✦.* きゅうくらりん┊天宮こころ 〖 歌ってみた 〗”. YouTube. 2023年12月12日閲覧。
  24. ^ Nakiri Ayame Ch. 百鬼あやめ (2023年6月30日). “【歌ってみた】きゅうくらりん/ 百鬼あやめ cover”. YouTube. 2023年12月12日閲覧。
  25. ^ ナナヲアカリ OFFICIAL (2023年7月17日). “きゅうくらりん 歌ってみた / ナナヲアカリ”. YouTube. 2023年12月12日閲覧。
  26. ^ いよわ [@igusuri_please] (2022年3月8日). "【ついなちゃん】きゅうくらりん【カバー】 #sm40139257 #ニコニコ動画 nico.ms/sm40139257?ref=twitter_cap_off めっちゃかわいい〜良". X(旧Twitter)より2023年12月12日閲覧
  27. ^ セブヶ崎詠人 (2022年3月7日). “【ついなちゃん】きゅうくらりん【カバー】”. 2023年12月12日閲覧。
  28. ^ チュウニズム公式 [@chunithm] (2023年1月11日). "【1/12(木) 楽曲追加!】1月12日(木)より、niconicoに2曲の人気楽曲「きゅうくらりん」「生きる」がチュウニズムに登場!さらに、先日のイロドリミドリ生放送で先行公開された、「MAIGAHARA パンチラインキッカーズ」も登場!info-chunithm.sega.jp/4051/". X(旧Twitter)より2023年12月10日閲覧
  29. ^ 株式会社セガ (2023年6月20日). “『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』ナノウさん、一二三さん×40mPさんによる書き下ろし楽曲提供決定!”. PR TIMES. 2023年12月10日閲覧。
  30. ^ プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク【プロセカ】 [@pj_sekai] (2023年6月19日). "🎶楽曲追加情報✨ 『きゅうくらりん』を追加💿📺番組生配信中:youtu.be/sOx_BrMzQuU #プロセカ生放送". X(旧Twitter)より2023年12月10日閲覧
  31. ^ 【プロセカ】新リズムゲーム楽曲『きゅうくらりん』(作詞・作曲:いよわ)実装!”. ファミ通App (2023年7月3日). 2023年12月10日閲覧。
  32. ^ プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク (2024年3月21日). “きゅうくらりん / MORE MORE JUMP! × MEIKO”. YouTube. 2024年3月31日閲覧。
  33. ^ 「プロセカ」,きゅうくらりん セカイver.のフルサイズ2DMVを公開”. 4Gamer.net. Aetas, Inc. (2024年3月21日). 2024年3月31日閲覧。
  34. ^ Gamer編集部 (2024年3月13日). “アーケード版「太鼓の達人」に「唱」「きゅうくらりん」「ハロ」など新曲5曲が追加!「FOCUS ON(にじさんじ)コラボ」も”. Gamer. ixll Co., Ltd.. 2024年3月31日閲覧。

外部リンク[編集]