かの名はポンパドール

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かの名はポンパドール』(かのなはポンパドール)は、佐藤賢一によるポンパドゥール夫人を題材とした歴史小説。また、小説を原作とした紅林直作画による漫画。

概要[編集]

小説は『GRACE』(世界文化社)と『家庭画報』(世界文化社)で2009年5月[1]から同年9月まで連載された。『読売新聞』2013年11月24日朝刊に石田千の書評が掲載された[2]。石田は念入りな資料の精査と取材に基づく筆致を「はるか異国のむかしのその場を、近所の噂のように読めていく」と評している。

漫画は『ジャンプ改』(集英社)で創刊号(2011年8月)から[3]、2013年9月まで連載された。コミックスは全4巻。

あらすじ[編集]

登場人物[編集]

ジャンヌ・アントワネット・ポワソン
本作の主人公。物語の開始時点ではエティオール夫人で、のちにポンパドール夫人となる。
ルイ15世
フランス国王。
アベル
本作の語り手。ジャンヌの弟で、姉の行く末を見守っている。
エティオール氏
ジャンヌの夫。
アレクサンドリーヌ
ジャンヌとエティオール氏との間に出来た娘。
リシュリュー公爵
ルソーヴォルテールダランベールディドロ
ジャンヌがサロンで交流を持つ啓蒙思想家たち。

書籍情報[編集]

小説
世界文化社より2013年9月に発売された。
漫画
ヤングジャンプコミックス(集英社)より発売された。
石井美樹子によるコラムも収録されている。
  1. 2012年4月 ISBN 978-4088793054
  2. 2012年8月 ISBN 978-4088794105
  3. 2013年2月 ISBN 978-4088795300
  4. 2013年9月 ISBN 978-4088796444

脚注[編集]

  1. ^ 2009.05.01 52巻 5号 通巻615号川崎市立図書館 資料詳細 家庭画報より”. 2015年3月27日閲覧。
  2. ^ 横芝光町立図書館 新聞書評”. 2015年3月27日閲覧。
  3. ^ ジャンプ改正式創刊!二ノ宮知子らの単行本7作品も同時発売”. ナタリー (2012年4月10日). 2015年3月27日閲覧。

外部リンク[編集]