あの娘にキスと白百合を

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あの娘にキスと白百合を
ジャンル 恋愛百合
漫画
作者 缶乃
出版社 KADOKAWA
掲載誌 月刊コミックアライブ
レーベル MFアライブコミックスシリーズ
発表号 2014年1月号 -
巻数 既刊7巻(2017年9月現在)
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あの娘にキスと白百合を』(あのこにキスとしらゆりを)は、缶乃による日本漫画作品。KADOKAWA メディアファクトリー発行の『月刊コミックアライブ』にて2014年1月号から連載中[1]

2017年9月現在コミックスは7巻、ドラマCDも4巻まで発売されている。略称は『あのキス』。

概要[編集]

中高大一貫の女子校「清蘭学園」(以下、清蘭)の中で、女子の同性に対する恋愛や成長を描いた百合作品。毎回必ずキスシーンが入っていることが特徴で、この作品の売りの一つとなっている。[2]

オムニバス方式が用いられており[3]、大体コミックス一巻(5話)分で一つの話が完結し、次巻からは異なる登場人物が中心となるストーリーが展開される。尤も、白峰あやかや黒沢ゆりねなどの主要人物は毎回登場する。

またコミックスでは本編の端役を主人公とした1ページの番外編、「あのキス小劇場」が挿入されている。

作者の缶乃は高校時代に読んだ『マリア様がみてる』(今野緒雪)に百合の影響を受けており、同じKADOKAWAから出版されている百合漫画である『やがて君になる』の作者、仲谷鳰との対談でもこれについて語っている[2]

あらすじ[編集]

主人公の白峰あやかは清蘭の中等部から何事も一番で品行方正、成績優秀と慕われていた。しかし、高等部に進級し突然やってきた天才と評される黒沢ゆりねにその座を奪われてしまう。負けず嫌いなあやかはライバルとして悔しがるが、ゆりねは自分に好意を寄せていることを知る。周りの人との葛藤や恋心を知りながら、彼女たちは少しずつ成長していく。

登場人物[編集]

※声は、ドラマCDで声を充てた声優

白峰 あやか(しらみね あやか)
声 - 照井春佳[4]
本作の主人公。黒いロングヘアでリボン形の付いたカチューシャを身につけている。勉強中は眼鏡をかけている。
清蘭には中等部から在籍しており、「清蘭の鑑」と評されてきた。高等部でゆりねに成績で負け、苦い思いをするが一番をとるためには諦めない努力家。基本、ゆりね以外の人には優しく接する。彼女には強く当たってしまいがちだが、交流が深まる中で理解していく。
後述の瑞希とはいとこ同士の関係でともに同室の寮生活をしている。ひとりっこ。[5]
黒沢 ゆりね(くろさわ ゆりね)
声 - 水橋かおり[4]
本作のもう1人の主人公。少し濃いめの金髪で、ショートヘア。たまに喜んでいる時獣耳が生えることがある。[注釈 1]
清蘭には高等部から入学。当初から成績はトップで「天才」と呼ばれている。また運動神経も良いため陸上部の瑞希が実力をあげるために共に走ったこともある。昔から人付き合いを避けていたが、あやかに好意を持ち始めてからは社交的になり、色々な人と話すようになる。
「すみれ」という妹がいる[注釈 2]
瀬尾 瑞希(せのお みずき)
声 - 内山夕実[4]
青みがかった黒のショートヘアで、見た目はボーイッシュである。そのため、清蘭の王子様のポジション。陸上部所属[注釈 3]
前述の通りあやかとはいとこの関係で、こちらのほうが年齢が一歳上である。萌と親交が深く、お互い中等部から陸上部で知り合った。また、このころは髪を伸ばしていた。見た目によらずネガティブで心配性なところがある。そのため、自分の悩みを萌に慰めてもらったり、あやかが無理をしているとつい心配してしまうことがある。
二階堂 萌(にかいどう もえ)
声 - 沼倉愛美[4]
ピンク色の髪で、両端をゴムで結んでいる。陸上部のマネージャー。瑞希と相思相愛の関係で、彼女とは対照的に情熱的な性格。挫けそうな時のフォローをしている。
瑞希以外の人とあまり関わりがないため、登場する回数も比較的少ない。
ピーマンが苦手。
日下部 千春(くさかべ ちはる)
声 - 福原綾香[4]
黒いショートヘアが左右に分けられており、が見える髪型になっている。そのため後輩の伊澄から「デコ先輩」と呼ばれている。同級生の愛や下級生の伊澄らと親交がある。
基本冷静ではっきりとした物言いだが、2巻では卒業する先輩にプレゼントをするなど情に厚い面もある。
上原 愛(うえはら あい)
声 - 大空直美[4]
薄めの茶髪を大きな赤いリボンで結んでいるのが特徴。千春と対照的に明るく社交的な性格。1巻では人付き合いを控えるゆりねにも積極的に話しかけている。
可愛い物、とりわけぬいぐるみが好きなようで、先輩にお守りの代わりにプレゼントしたり[6]、どちらが可愛いかジャッジしている[7]
秋月 伊澄(あきづき いずみ)
声 - 伊藤かな恵[4]
金髪のロングヘア。前髪をまっすぐ切りそろえおかっぱ頭になっている。2巻から登場し、千春や愛より年齢は一歳下。頭は良くないが千春のために先輩が試験へ行く直前に見送りをさせてあげるなど、優しい面もある。
同じ清蘭に通う「歩」という姉がいる[8]
大城 雪奈(おおしろ ゆきな)
声 - 白石涼子[4]
茶髪のロングヘアを三つ編みにしている。3巻から登場し、ゆりねたちより1つ年上。十和子と共に園芸部をやっており雪奈は部長である。しかし部員が2人しかいないので、半ば強引にゆりねを入部させる。自宅はお金持ちで、広い庭がある。
三田 十和子(みた とわこ)
声 - 中原麻衣[4]
3巻から登場。おかっぱで伊澄と似たような髪型だが、こちらは髪の色が淡いクリーム色である。雪奈とは同い年の幼馴染で、二人とも清蘭の中等部から入学し、園芸部を行っている。「終わらせてしまったものだけが永遠になる」という考え[9]で、それが雪奈と衝突する原因になることもある。

書誌情報[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ あくまで誇張表現なので、実際にゆりね自身に獣耳が生えている訳ではない
  2. ^ 2巻から登場する
  3. ^ 4巻で部活を引退

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 缶乃 『あの娘にキスと白百合を 1(月刊コミックアライブ)』 KADOKAWA、2014年5月23日ISBN 9784040665566
  • 缶乃 『あの娘にキスと白百合を 2(月刊コミックアライブ)』 KADOKAWA、2014年5月23日ISBN 9784040672205
  • 缶乃 『あの娘にキスと白百合を 3(月刊コミックアライブ)』 KADOKAWA、2014年12月22日ISBN 9784040675381
  • 缶乃 『あの娘にキスと白百合を 4(月刊コミックアライブ)』 KADOKAWA、2016年2月23日ISBN 9784040682013
  • 缶乃 『あの娘にキスと白百合を 5(月刊コミックアライブ)』 KADOKAWA、2016年2月23日ISBN 9784040685434
  • 缶乃 『あの娘にキスと白百合を 6(月刊コミックアライブ)』 KADOKAWA、2017年3月23日ISBN 9784040691268

外部リンク[編集]