黄海
黄海 | |||||||
黄海(Yellow Sea) | |||||||
中国語 | |||||||
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繁体字 | 黃海 | ||||||
簡体字 | 黄海 | ||||||
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朝鮮語 | |||||||
ハングル | 황해 | ||||||
漢字 | 黃海 | ||||||
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黄海(こうかい、中国語:ホアンハイ)とは、中国大陸と朝鮮半島の間にある海。黄河から運ばれる黄土により黄濁している部分があることから命名された。
太平洋の縁海であり、広義の東シナ海の一部である。北西側では、山東半島と遼東半島の間の渤海海峡を通じて渤海とつながっている。北東は遼東半島と朝鮮半島の間に西朝鮮湾が入り込んでおり、その湾奥に鴨緑江が河口を作っている。
水深は平均44mと浅く、大陸棚となっている。北は遼東半島から、南は揚子江河口までにまたがっている。かつては底引き網漁の好漁場であった。近年は中華人民共和国からの排水による海洋汚染の深刻化が懸念されている。
朝鮮半島沿岸部は第二次大戦以降、 軍事境界線を延長する形で海上に北方限界線が設定され、韓国と北朝鮮の間の事実上の国境として機能している。 しかし、北朝鮮は1999年以降これを否定し独自の「海上軍事境界線」を設定している。この海域では1999年以降に第1延坪海戦、第2延坪海戦、延坪島砲撃事件とたびたび武力衝突が発生しており、南北間の緊張の原因になっている。
また、中国と韓国の間では排他的経済水域に関する争いがある。可居礁をめぐる争いに加え、中国漁船が韓国側に不法に侵入することが両国間の問題となっている。
脚注