頑火輝石

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頑火輝石 enstatite
頑火輝石
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 Mg2Si2O6
結晶系 斜方晶系
へき開 二方向に完全
モース硬度 5.5
光沢 ガラス光沢
黄緑色褐色
条痕 淡灰褐色
比重 3.2
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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頑火輝石(がんかきせき、enstatite、エンスタタイト)は、鉱物の一種(ケイ酸塩鉱物)。マグネシウムに富む斜方輝石火成岩変成岩を構成する造岩鉱物の一つ。

化学組成は Mg2Si2O6 で、Mg が Fe2+ に置換した輝石が鉄珪輝石(てつけいきせき、ferrosilite、フェロシライト)。頑火輝石(En)と鉄珪輝石(Fs)とは連続固溶体をつくるため、En50Fs50を境にする。かつては2種間を古銅輝石(こどうきせき、bronzite、ブロンザイト) - 紫蘇輝石(しそきせき、hypersthene、ハイパーシン) - 鉄紫蘇輝石(てつしそきせき、ferrohypersthene、フェロハイパーシン) - ユーライト(eulite)に分けていたが、現在では使われない。

国内の産地

岩手県川井村道又では放射状の結晶集合が産し、観賞用に採掘された。

関連項目

参考文献

外部リンク