陣野俊史

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陣野 俊史(じんの としふみ、1961年11月12日 - )は、文芸評論家フランス文学者元立教大学特任教授

経歴[編集]

長崎生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業、明治大学大学院フランス文学専攻博士課程単位取得満期退学。2018年度より立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻特任教授(2023年3月をもって退任)。現在、立教大学・明治大学・明治学院大学・早稲田大学で非常勤講師。

20世紀フランス文学が専門だが、日本現代文学、音楽、スポーツをめぐって批評、研究、翻訳を行っている。とりわけフランスにおけるフットボールラップに造詣が深く、それらに関する書籍も上梓している。

著書[編集]

  • 『ソニック・エティック ハウス・テクノ・グランジの身体論的系譜学』水声社 1994
  • 『龍以後の世界 村上龍という「最終兵器」の研究』彩流社 1998
  • 『21世紀のロック』(編著)青弓社 1999
  • 『フットボール・エクスプロージョン! 2002年への導火線』白水社 1999
  • じゃがたら河出書房新社 2000 増補版 2009
  • 『フットボール都市論 スタジアムの文化闘争』青土社 2002
  • 『ヒップホップ・ジャパン』河出書房新社 2003
  • 渋さ知らズ』河出書房新社 2005
  • 『フランス暴動 移民法とラップ・フランセ』河出書房新社 2006
  • 『戦争へ、文学へ 「その後」の戦争小説論』集英社、2011 
  • 『世界史の中のフクシマ ナガサキから世界へ』河出ブックス、2012 
  • 『サッカーと人種差別』文春新書、2014
  • 『テロルの伝説 桐山襲烈伝』河出書房新社、2016
  • 『泥海』河出書房新社、2018
  • 『ザ・ブルーハーツ ドブネズミの伝説』河出書房新社、2020
  • 『魂の声をあげる 現代史としてのラップ・フランセ』アプレミディ、2022
  • 『ジダン研究』カンゼン、2023


翻訳[編集]

  • ドミニック・ボダン『フーリガンの社会学』相田淑子共訳 白水社・文庫クセジュ 2005
  • ノエル・シャトレ『最期の教え』相田淑子共訳 青土社 2006
  • バティスト・ブランシェ、チボー・フレ=ビュルネ『ジダン』相田淑子共訳 白水社 2007
  • ヴィオレーヌ・シュッツ『ダフト・パンク テクノファンクのプリンスたち』河出書房新社 2013

論文[編集]

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