長野県道441号穂高松本塩尻自転車道線

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一般県道
長野県道441号標識
長野県道441号
穂高松本塩尻自転車道線
あづみ野やまびこ自転車道
路線延長 26.7km(計画延長40.6km)
起点 安曇野市穂高北穂高
主な
経由都市
安曇野市、松本市塩尻市
終点 塩尻市本山宿
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

長野県道441号穂高松本塩尻自転車道線(ながのけんどう441ごう ほたかまつもとしおじりじてんしゃどうせん)は、長野県安曇野市穂高の烏川の付近を起点とし、松本市を経由して塩尻市本山宿を終点とする自転車道。通称「あづみ野やまびこ大規模自転車道(あづみ野やまびこ自転車道)」。

拾ヶ堰に並行する県道441号、安曇野市。

概要[編集]

安曇野市から松本市北部にかけては烏川と巨大用水路である拾ヶ堰(じっかせぎ)に沿って走る。また、国道147号高家バイパスが並行して建設されている。松本市から塩尻市にかけては奈良井川に沿う。

安曇野市区間はほぼ整備されているが、松本市区間は安曇野市境から神戸橋の間はほとんど整備されておらず、塩尻市においても松本市境から郷原橋までの2kmほどしか開通しておらず、郷原橋以南の整備さえなされていない。 安曇野市の区間は拾ヶ堰の管理道路の一部を利用する形態になっているが、松本市の奈良井川沿いには車道として使われている堤防道路があり、堤防道路の外側へ建設をするため、用地買収に多大な時間と予算を費やして工事が進まなかったとされており平成14年以降は延伸工事がなされていない。一部、予定線上に家やがある場所は地主との交渉が成立せず、家々を避けるように建設されていたりする場所も少なくない。こうした経緯から拾ヶ堰を渡る箇所が複数存在する。他の道路とは平面交差となっている。逆に立体交差は少ない。自転車道と並行する管理道路は捨ヶ堰の下流(終点)で車では転換が面倒な形で途切れている。 2022年現在も未整備の開通がなされていないため県建設事務所は迂回を推奨している。 一部区間において安曇野市独自のサイクリングコースと重複している。

地理[編集]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

路線状況[編集]

  • 安曇野市区間

安曇野市穂高を流れる穂高川と烏川が合流する国道147号の穂高橋付近から烏川と並行し大糸線の下をくぐる。穂高自動車学校に差し掛かると拾ヶ堰沿いを並行する。 以降は途中で途切れたり拾ヶ堰の対岸を渡ることを繰り返す。 下堀橋付近で拾ヶ堰を離れ大規模農免道路と並行し堀金交差点にて途切れる。 以降は案内板の指示に従って走行となる。 道の駅ほりがねの里付近から自転車道が再びはじまり一部途切れながらも堀金小学校付近から再び拾ヶ堰と並行する。 中村橋で途切れた後は対岸に渡り中堀公民館の裏から再び自転車道がはじまる。 勘左衛門堰のサイフォンの横を通り過ぎると再び大糸線の下をくぐる。 拾ヶ堰サイフォン出口付近を過ぎると拾ヶ堰から離れ松本市に入る。

  • 松本市区間

梓川にかかるあづみ野橋を渡るとラーラ松本を通り過ぎてサイフォンの入口から拾ヶ堰と並行するが平瀬川西付近で国道147号(高家バイパス)に突き当たって途切れる。 ここより約5km南にある両島橋付近から再び自転車道がはじまり奈良井川沿いに走るが、その道中は途切れ途切れしながら併用されている。 この場合は並行道路などを迂回路として使用することになるが、特に下二子橋から二子橋まで対岸を迂回するようになっている。神戸橋付近で自転車道は途切れる。

  • 塩尻市区間

松本市との境から2kmほど進んだところにある郷原橋で途切れ、 これ以降は本山宿まで未整備であり、2023年現時点でも郷原橋付近が事実上の終点である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]