通信ケーブル (ゲームボーイ)
メーカー | 任天堂 |
---|---|
種別 | ゲーム機周辺機器 |
発売日 | |
対応メディア | ロムカセット |
対応ストレージ | バッテリーバックアップ |
通信ケーブル (ゲームボーイ)とは、任天堂の携帯型ゲームで用いる通信ケーブルである。ゲームボーイ用とゲームボーイアドバンス用では規格が異なるため分けて説明する。いずれも単独でゲームをプレイする上で必須ではないが、これを用いた多人数プレイを行うことが可能である。
同社のニンテンドーDSでは本体に無線通信機能が内蔵されているので通信ケーブルは使用しない。
ゲームボーイ用
ゲームボーイ専用通信ケーブル(DMG-04A)を用いて、2台のゲームボーイを接続することができる。主な対応ソフトに『テトリス』や『ポケットモンスター』シリーズがあり、いずれもゲームボーイを代表する大ヒットタイトルである。特に『ポケモン』では、通信によって進化したり、特定のバージョンでしか手に入らないポケモンがいたため、全種類をゲットするには通信ケーブルが必要不可欠であり、通信ケーブル並びに『ポケモン』ソフトの販売促進につながった。
ゲームボーイカラーには赤外線端子が付いているが、これは特定のゲームソフトにしか対応しておらず、通信ケーブルの代用にすることはできない。
機種による差違
初期型のゲームボーイと、後に発売されたゲームボーイポケット・ゲームボーイライト・ゲームボーイカラーではコネクタの形状が異なるので、新旧の機種で通信を行う場合は変換コネクタ(MGB-004)を用いて旧型のケーブルを新型の端子に合わせる必要がある。後に新型のゲームボーイシリーズのみに対応したポケット専用通信ケーブル(MGB-008)ゲームボーイシリーズ専用通信ケーブル(CGB-003)も発売された。海外では逆にこれらのケーブルを初代ゲームボーイに使えるようにした変換コネクタ(CGB-004)も発売されたが、日本では未発売。
特殊なケーブル
特定のゲームにのみ使える4人用アダプタ(DMG-07)も発売された。これは(公式には)初期型のゲームボーイにしか対応していない。
携帯電話と接続して遠隔通信を行うモバイルアダプタGBも通信ケーブルの一種と言える。
ゲームボーイアドバンス用
ゲームボーイアドバンス専用通信ケーブルの端子の形状は前述のゲームボーイシリーズ専用通信ケーブルのものと似ているが、突起があるためゲームボーイカラー以前には接続できない。ゲームボーイ用の通信ケーブルをゲームボーイアドバンスに接続することはできるが、ゲームボーイアドバンス用ソフトの通信を行う場合はゲームボーイアドバンス専用の通信ケーブルを用いる必要がある。プラグに1Pと2Pの区別が存在し、ケーブルの中央のコネクタに別のケーブルの1Pプラグを接続することで最大4台までの通信が可能となった。ゲームボーイプレーヤーにも接続することができる。
ゲームボーイアドバンスではゲームボーイカラー以前のゲームもプレイできるが、その場合はゲームボーイ用の通信ケーブルを使わなければならない。ハードが同じでもソフトに合わせてケーブルを使い分ける必要がある。
同じ通信機器であるゲームボーイアドバンス専用ワイヤレスアダプタは特定のゲームの特定の通信にしか使用できず、ケーブルの代用品にはならない。
機種による差違
ゲームボーイミクロでは端子の形状が異なるのでゲームボーイミクロ専用通信ケーブル(OXY-008 )やゲームボーイミクロ専用変換コネクタ(OXY-009 )が必要である。この変換コネクタは旧ゲームボーイ用をポケット以降用に変換するものとは異なり、ミクロ専用ケーブルを旧アドバンスの端子に合わせるためのものである。
ニンテンドーDSでもゲームボーイアドバンス用のソフトはプレイできるが、通信ケーブルは接続できないため通信プレイは行えない。
-
GB2台の通信接続例
-
GBA2台とGBASP1台、GC1台による4人通信接続例
-
三本の通信ケーブルを並べた様子。金色の接点がそれぞれ違う
関連項目
外部リンク
- 任天堂サイト内