虹のナターシャ (宝塚歌劇)
『虹のナターシャ』(にじのナターシャ)は宝塚歌劇団によって舞台化されたミュージカル作品。雪組[1][2][3]公演。形式名は「宝塚ミュージカルロマン[1][2][3]」。宝塚・東京における本公演と中日公演は18場[1][2][3]。
原作は林真理子と大和和紀による同名の作品(講談社「mimi」連載)[1][2][3]。脚本・演出は植田紳爾[1][2][3]、演出は谷正純[1][2][3]。宝塚公演は高嶺ふぶきのトップお披露目公演[4]であった。宝塚・東京における本公演と中日公演の併演作品は『La Jeunesse![1][2][3]』。
公演期間と公演場所
- 1996年8月9日 - 9月16日(新人公演:8月27日) 宝塚大劇場[1]
- 1996年12月2日 - 12月26日(新人公演:12月10日) 東京宝塚劇場[2]
- 1997年2月1日 - 2月18日 中日劇場[3]
解説
※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演[4]参考。
昭和初期の東京と上海を舞台とした、一人のプリマドンナの蘭子・ナターシャを巡る帝都シンフォニーの指揮者の三条薫と幼馴染の青年の栗崎武志との恋の鞙当てを中心に、波乱万丈のストーリーを展開した。
スタッフ
※氏名の後ろに「宝塚[1]」「東京[2]」「中日[3]」の文字がなければ全劇場共通。
- 作曲・編曲:吉田優子
- 音楽指揮:佐々田愛一郎(宝塚・中日)、伊沢一郎(東京)
- 振付:羽山紀代美
- 装置:関谷敏昭
- 衣装:有村淳/中川菊枝
- 照明:勝柴次朗
- 音響:加門清邦
- 小道具:伊集院撤也
- 効果:扇野信夫
- 演技指導:美吉左久子
- 演出助手:加藤誠/齋藤吉正
- 振付助手:若央りさ
- 装置補:広森守
- 舞台進行:森田智広
- 舞台監督:佐田民夫(東京)/江口正昭(東京)/柴田尚(東京)/石川裕(東京)
- 演奏:宝塚管弦楽団(宝塚・中日)、東宝オーケストラ(東京)
- 製作担当:吉良正明(東京)
- 制作:吉澤真
- 演出担当(新人公演):齋藤吉正
特別出演(宝塚・東京における本公演)
主な配役
※下記の配役は宝塚[1]・東京[2]・中日[3]共通。()は宝塚・東京における新人公演[1][2]。
- 三条薫 - 高嶺ふぶき(安蘭けい)
- 蘭子・ナターシャ - 花總まり(紺野まひる)
- 栗崎武志 - 轟悠(楓沙樹)
- 長岡仁 - 和央ようか(貴城けい)
- 呉竹梅子 - 星奈優里(貴咲美里)
- 曽根邦子 - 小乙女幸(翠花果)
- 呉竹公弥 - 萬あきら(汐美真帆)
- カメ - 箙かおる(風早優)
- 村松大佐 - 箙かおる
脚注
参考文献
- 編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6。
- 編集:山本久美子・西村房代・須藤晃代、編集補助:松岡幸子・浜田聖子・松本恵美・加藤貴子、編集協力:坂島和歌子・松川咲絵・浜本ひろ美・浅野千佳子・川口桂、執筆:三宅顕人(小林一三、ならびに劇場解説)、監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。