コンテンツにスキップ

薛居正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。岡部碩道 (会話 | 投稿記録) による 2012年5月6日 (日) 09:34個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (改名に伴う修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

薛居正(せつきょせい、912年 - 981年)は字が子平、仟封浚儀(今の河南省開封)の人で北宋の史学家。

後唐清泰年間に進士後周の時に刑部侍郎の官位に就いていた。宋の時代には、戸部侍郎に加え兵部侍郎吏部侍郎へ任ぜられた。開宝6年(973年参知政事門下侍郎に上がった薛居正は、盧多遜扈蒙らが命を受けて編纂した《五代史》を監修した。《五代史》は又の名を《梁庸晉漢周書》と言い。後世の欧陽脩の《新五代史》と区別するため、《旧五代史》と改められた。

同平章事を経て太平興国初年(976年司空まで上がった。最期は丹砂の中毒で死ぬ。著書に《文恵集》がある。