筑波山ロープウェイ
筑波山ロープウェイ(つくばさんロープウェイ)は、茨城県にある筑波山を登る、同県つくば市のつつじヶ丘駅から女体山駅までを結ぶ筑波観光鉄道のロープウェイである。
筑波山の東方の峰、女体山を登るロープウェイで、つつじヶ丘駅は筑波スカイラインの終点近く、女体山駅は女体山山頂近くにある。
路線データ
- 路線距離(営業キロ):1.3km
- 方式:四線交走式
- 駅数:2駅(起終点駅含む)
- 高低差:298m
日本ケーブルが設計製作。
運行形態
20分間隔で運行され、多客時には連続運転を行う。所要時間6分。CWA社製のゴンドラ(定員70人)はそれぞれ赤・白に塗装されている。
歴史
つつじヶ丘駅
筑波山南東方中腹の標高542mにある。所在地は、茨城県つくば市筑波であるが、石岡市(旧・八郷町)小幡(おばた)に接している。当駅には食堂「つつじヶ丘レストハウス」が併設されている。
駅周辺
つつじヶ丘と通称される中腹の平らな土地にある当駅は、筑波スカイラインの終点で、自動車交通とロープウェイの接続点、あるいは登山口の一つとして、ホテル、食堂・休憩所、駐車場・公衆トイレが設置されている。筑波山神社拝殿周辺の門前町と比較すると、建物数は多くないが一棟の面積がやや大きい。
女体山へ向かう登山道「おたつ石コース」の当駅付近には高木が少なく山頂方面の見通しが良い。つつじヶ丘全体が一つの有料駐車場であり、駐車時間10分を超えると料金が発生する。
- つつじヶ丘レストハウス(食堂) - 駅舎直結
- つつじヶ丘ガーデンハウス(食堂)
- 筑波ニュー三井谷(食堂)
- 筑波山京成ホテル
アクセス
- 路線バス
- 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線つくば駅(つくばセンター)より筑波山シャトルバス(関東鉄道、関鉄パープルバス、関鉄グリーンバス)に乗車、終点「つつじヶ丘」下車。
- 筑波山口バスターミナルより、関東鉄道の路線バス筑波山(つつじヶ丘)行きに乗車、終点「つつじヶ丘」下車。つくばセンターまでクローズドドア扱いとなり降車できない上記シャトルバスに対して各駅停車の役割を果たし、土休日には増便され筑波山神社地区や登山道路沿線・つくば道方面とのアクセスを提供する。筑波山口ではつくばセンター行つくバス北部シャトルと接続し、筑波山きっぷ等を利用したつくばセンター方面との乗り継ぎも可能である。
- 筑波山神社(拝殿)から歩く場合は、登山道「白雲橋コース」酒迎場分岐より「迎場コース」に入り、約60分(バスの経路は歩道がない急カーブのため推奨されない)。
つつじヶ丘レストハウス前を発着する。かつては休校日のみに1本(土浦駅行)しか設定されていなかったが、つくばエクスプレス開業に伴う鉄道利用観光客の急増により大幅な増便が行われた。
女体山駅
筑波山の女体山山頂南方、標高840mにある。所在地は、茨城県つくば市筑波。
駅周辺
女体山の峰に位置する。山頂までは山道を登ることになる。
- 女体山展望パーラー
- 女体山山頂
- 筑波山神社女体山本殿
- ガマ石
- セキレイ石
アクセス
当駅から筑波山ケーブルカー筑波山頂駅までは下り坂の山道を歩き、徒歩約15分。
関連項目
- 筑波山鋼索鉄道線(筑波山ケーブルカー)