コンテンツにスキップ

矢野健太郎 (漫画家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。超プロ住民 (会話 | 投稿記録) による 2012年1月30日 (月) 01:03個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎作品リスト: 『トップをねらえ! NEXT GENERATION 〜発進戦艦アレクシオン編〜』)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

矢野 健太郎(やの けんたろう、1957年10月3日 - )は、日本漫画家

大阪芸術大学芸術学部デザイン学科を、4年次に中退(単位ミスにより)。大阪芸術大学漫画アニメーション研究会「グループCAS」の創設者。

略歴

「矢野」姓は本名であるが、ペンネームの全体は学生時代に恩師があだ名として付けた、同姓同名の数学者に由来する。元々のペンネームはニンベンを取った「矢野太郎」の筈であったが、『週刊ヤングジャンプ』でデビューしたときに名前を誤植で間違えられ、数学者と全く同じ漢字で掲載されてしまった。以後、現在に至るまで雑誌に載ったままのペンネームを使い続けている。『ネコじゃないモン!』のようなドタバタラブコメから、伝奇色の濃いお色気SFアクションまで、幅広い作風を持つ。

富士通パソコンであるFM TOWNSを所有していたこともある。ソフトバンク刊行の『Oh!FM』において、FM TOWNSのメモリアクセスにウエイトが科せられていた件について「そんな情報は未確認だ」と擁護の主張をしていた。

徳間書店のパソコンゲーム雑誌テクノポリス』(現在は休刊)に、佐藤元と共にゲーム紹介記事漫画『ゲームジョッキー』を連載していた。この中で、前述のウエイトに関して「ウエイトについては秘密があるけどしゃべっちゃいけないことになっているので」と(欄外に)書かれていた事があった。また、同作でクトゥルー神話を扱った作品『ティラムバラム』を取り上げた際は、『邪神伝説シリーズ』の番外編的なストーリーとなっていた(当然ながら単行本未収録だが、あとがきで言及がある)。

これとは別に企画された『インジュカーシス』は、『テクノポリス』へのコミック版連載と並行してPCゲーム版(AVG版、RPG版の2種が予定されていた)を開発・発表するというタイアップ展開を狙ったものであったが、AVG版の開発が失敗して企画は中止となり、先行発表されていたコミック版のみが残ることになってしまった。なお同作コミック版は、徳間からは『テクノポリス』誌の増刊の形で刊行され(全3冊)、後に加筆修正された単行本がラポートから刊行されている。ラポート版には番外編として、スーパー戦隊シリーズのファンタジー世界版パロディである『伝説戦隊ユウシャマン』(『インジュカーシス』の並行世界のひとつにおける、主人公達の類似存在の戦いという位置づけ)を収録。なお同作の発表当時は、ファンタジー色を加えた戦隊シリーズはまだ存在しなかった。

作品リスト

  • ArbeZ(アーヴェ・ズィー)
  • インジュカーシス
  • オマージュ
  • 鬼狩獣(ハンティング・ビースト)
  • コットンプレイ
  • シーラント
  • 邪神伝説シリーズ
※「クトゥルー神話」をモチーフにした作品。
  • ラミア
  • ダーク・マーメイド
  • ラスト・クリエイター
  • コンフュージョン
  • リ・バース

アシスタント

  • 毛野楊太郎(けの・やんたろう)
成人向け漫画家。自称「矢野のアシスタント」。絵柄は極めて矢野に酷似しているが、あくまで別人と主張している。

外部リンク