河内貯水池
河内貯水池 | |
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所在地 |
左岸:福岡県北九州市八幡東区河内 右岸:福岡県北九州市八幡東区河内 |
位置 |
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河川 | 板櫃川水系板櫃川 |
ダム湖 | 河内貯水池 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 44.1 m |
堤頂長 | 189.0 m |
堤体積 | 68,400 m³ |
流域面積 | 不明 km² |
湛水面積 | 不明 ha |
総貯水容量 | 7,000,000 m³ |
有効貯水容量 | 不明 m³ |
利用目的 | 工業用水 |
事業主体 | 新日本製鐵 |
電気事業者 | なし |
発電所名 (認可出力) | なし |
施工業者 | 官営八幡製鉄所直営 |
着手年/竣工年 | 1919年/1927年 |
河内貯水池(かわちちょすいち)は福岡県北九州市八幡東区、二級河川・板櫃川(いたびつがわ)本流上流部に建設された河内ダムによって形成された人造湖である。
概要
新日本製鐵株式会社(新日鉄)が管理を行う民間企業所有ダムで、高さ44.1メートルの粗石モルタル製の重力式コンクリートダム。官営八幡製鉄所の鉄鋼増産態勢に対応するため、需要が増大する工業用水確保を目的として建設された。完成以来現役で稼働しており、南河内橋(後述)とともに土木学会選奨土木遺産に認定されている貴重な文化遺産でもある。北九州国定公園に指定されている。
沿革
1914年、第一次世界大戦により鉄鋼物の需要が増え、対処するため板櫃川(別名・大蔵川、八幡東区から小倉北区を流れている)を堰きとめ、1919年に着工、1927年に竣工。石造りの立派な造りとなっており、東洋一のダムと言われた。以降現在まで、目立った水漏れは無い。 2007年(平成19年)11月30日、近代化産業遺産(鉄鋼 - 八幡製鐵所関連遺産)に認定された。
南河内橋
貯水池にかかる長さ133m、幅3.6m、径間66mのレンティキュラートラス構造の橋梁。1926年(大正15年)竣工。日本での建築例は3例しかなく、唯一現存しているもの[1]。現在は歩行者・自転車専用となっている。通称「めがね橋」。
周辺
現在は北九州市の観光名所の一つであり、下流には河内桜公園が整備されている。南河内橋(めがね橋)やつり橋などを含め、湖畔から小倉南区鱒渕地区までのサイクリングロードが整備されている。また、近辺には有名な藤棚や九州民芸村、河内温泉あじさいの湯および皿倉山の登山口もある。
アクセス
脚注
- ^ 重要文化財(建造物)の新指定について - 文化庁(2006年10月27日)
関連項目
外部リンク
- 河内貯水池 - 九州の近代土木遺産(国土交通省 九州地方整備局)
- ダム便覧(財団法人日本ダム協会) 河内ダム