森詠

森 詠 （もり えい）
誕生	森 詠（もり えい） (1941-12-14) 1941年12月14日（82歳） 日本・東京府
職業	作家、ジャーナリスト
国籍	日本
活動期間	1971年 - （現在）
ジャンル	小説、翻訳
代表作	『燃える波濤』（1982年） 『雨はいつまで降り続く』（1985年） 『オサムの朝』（1994年）
主な受賞歴	日本冒険小説協会大賞感謝感激大長編賞（1982年） 坪田譲治文学賞（1994年）
デビュー作	『黒い龍』（1971年）
親族	南山宏（兄）
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森 詠（もり えい、1941年12月14日 - ）は、日本の作家、ジャーナリスト。

概要

東京府生まれ。栃木県立黒磯高等学校、東京外国語大学イタリア語学科を卒業後、「週刊読書人」の記者を経て、フリージャーナリストとして独立。

1971年、『黒い龍』で作家としてデビュー。以後、世界をまたにかけたスパイ小説、軍事情報小説で人気を博す。『燃える波濤』が長編としての代表作。1983年には、日本冒険作家クラブの創設を提唱して実現。1985年には『雨はいつまで降り続く』で第93回直木三十五賞候補となった。その後、警察小説、青春小説、架空戦記などジャンルの幅を広げて活躍している。

2012年日本文藝家協会理事。

家族

兄は元「SFマガジン」編集長、オカルト研究者の南山宏（森優）。妻は元毎日新聞社記者で、エッセイスト・環境保護活動家の森千春。

賞歴

• 1982年 - 第1回日本冒険小説協会大賞［感謝感激大長編賞］『燃える波濤』
• 1994年 - 第10回坪田譲治文学賞『オサムの朝』

著書

• 『黒の機関 戦後、「特務機関」はいかに復活したか』ダイヤモンド社 1977（のち徳間文庫、祥伝社文庫）
• 『黒い龍 小説上海人脈』ダイヤモンド社 1978（のち徳間文庫）
• 『日本封鎖 小説第三次世界大戦』トクマ・ノベルズ 1979（のち徳間文庫）
• 『資源戦略 石油地政学の新展開』時事通信社 1979
• 『さらばアフリカの女王』トクマ・ノベルズ 1979（のち徳間文庫、広済堂文庫）
• 『80年代中東の挑戦 イランの次に火を噴くのはどこか』祥伝社・ノン・ブック 1980
• 『石油帝国の陰謀 イスラム・パワーの内幕』時事通信社 1980
• 『戦場から帰ってきた男』トクマ・ノベルズ 1980（のち文庫）
• 『石油帝国危機の構図』学陽書房 1981
• 『帝王の遺言書』トクマ・ノベルズ 1981（のち文庫）
• 『燃える波濤』（全6巻）徳間書店、1982-90（のち文庫）
• 『盗まれた国』角川ノベルス 1982（のち文庫）
• 『影の逃亡』中央公論社C novels 1983（のち文庫）
• 『男たちの砂漠』双葉ノベルス 1983（のち徳間文庫）
• 『裏切りの荒野』トクマ・ノベルズ 1983（のち文庫）
• 『真夜中の東側』光風社出版 1984 （のち徳間文庫）
• 『見わたせば、戦場』晶文社 1985
• 『雨はいつまで降り続く』講談社 1985（のち文庫）
• 『さらばザンメル』徳間書店 1985（のち文庫）
• 『振り返れば、風』中央公論社 1985（のち文庫）
• 『雨のコンスタンチーヌ』中央公論社 1985（のち文庫）
• 『旅の風、風の旅 1971-1986』光風社出版 1986
• 『午後の砲声』講談社 1986（のち文庫）
• 『北のレクイエム』青樹社 1986（のち徳間文庫）
• 『ナグネの海峡』徳間書店 1987（のち文庫）
• 『風の伝説』サンケイ出版 1987（のち徳間文庫）
• 『バルセローナの冬』青樹社 1987（のち新潮文庫）
• 『夏の旅人』中央公論社 1987（のち文庫）
• 『冬の翼』講談社 1989（のち文庫）
• 『陽炎の国』徳間書店 1989（のち文庫）
• 『狩人は眠らない』角川書店 1989（のち文庫）
• 『冬の音楽』実業之日本社 1990（のち『冬の別離』と改題して講談社文庫）
• 『明日に再見』光風社出版 1990（のち徳間文庫）
• 『戦場特派員』広済堂出版 1993
• 『サイド・バイ・サイド』実業之日本社 1993
• 『日本朝鮮戦争』全15部 トクマ・ノベルズ 1993-97 （のち全11巻徳間文庫）
• 『オサムの朝（あした）』集英社、1994　のち文庫（自伝小説）
• 『刑事がゆく 栃木県警捜査員』実業之日本社 1995（のち『県警刑事』と改題して小学館文庫）
• 『おれは殺し屋 光風社文庫 1995
• 『新・日本中国戦争』全17部 学習研究社・歴史群像新書 1995-2003
• 『青龍、哭く』角川書店 1998（のち『青龍、哭く 横浜狼犬3』として光文社文庫）
• 『那珂川青春記』小学館 1998（のち集英社文庫） （自伝小説第二部）
• 『横浜狼犬』光文社カッパ・ノベルス 1999（のち文庫）
• 『死神鴉』光文社カッパ・ノベルス 1999（のち文庫）
• 『黙示録2010ユーラシア大戦』1-4 中央公論新社　C novels 1999-2000
• 『日に新たなり 続・那珂川青春記』実業之日本社 1999（のち、集英社文庫）
• 『新宿流氓』トクマ・ノベルズ 1999（のち、徳間文庫）
• 『警官嫌い』カッパ・ノベルス 2000（のち、光文社文庫）
• 『清算 アジア・ノワール』毎日新聞社 2001
• 『砂の時刻』カッパ・ノベルス 2001 のち文庫　
• 『黙示録2020日本ロシア戦争』1-4 中央公論新社　C novels 2001-03
• 『太平記』21世紀によむ日本の古典 ポプラ社 2002
• 『死者の戦場』小学館文庫 2003
• 『七つの恋の物語』河出文庫 2003
• 『月夜に逢いたい』河出書房新社 2003
• 『日本世界大戦 朝鮮の赤い虎』1-4 学習研究社・歴史群像新書 2003-04
• 『200X年日本中東戦争』 scene1-3 学習研究社・歴史群像新書 2004-05
• 『少年記 オサム14歳』集英社 2005（のち文庫）
• 『七人の弁慶』双葉社 2005（のち『七人の弁慶 風の巻』と改題して文庫）
• 『清算 横浜狼犬4』光文社文庫 2006
• 『革命警察軍ゾル』scene 1-3 学習研究社・歴史群像新書 2006-08
• 『続・七人の弁慶』双葉社 2006
• 『はるか青春』創美社 2007
• 『パートナー』小学館 2008
• 『森詠の今日のつづきは、また明日』随想舎 2008
• 『新・日本朝鮮戦争』1-4 トクマ・ノベルズ 2009-10　のち文庫　
• 忘れ草秘剣帖シリーズ 二見時代小説文庫

1 進之介密命剣 2009

2 流れ星 2009

3 孤剣、舞う 2010

4 影狩り 2010

• 『またあした』安藤勇寿 絵 小学館 2009
• 剣客相談人シリーズ　二見時代小説文庫

1 長屋の殿様文史郎　2010　

2 狐憑きの女 2011

3 赤い風花 2011

4 乱れ髪残心剣 2011

5 剣鬼往来 2012

6　夜の武士　2012

7　笑う傀儡 2013　

8　七人の刺客　2013　　

9　必殺、十文字剣　2013

• 『彷徨う警官』毎日新聞社 2011
• 『日中世界大戦』1-4 学研パブリッシング 2011-12 歴史群像新書　のち学研M文庫　
• ひぐらし信兵衛残心録シリーズ　徳間文庫

1 ひぐらし信兵衛残心録　2012

2　秘すれば、剣　2012

3　花刺客　2012

• おーい、半兵衛シリーズ　学研M文庫

1 剣客志願 2012

2　剣客修行　2013

翻訳

• 遺言執行 シェルビー・ヤストロウ 集英社文庫 1995.1
• 失われた世界 コナン・ドイル 講談社 1998.10