松井酒造 (鳥取県)
種類 | 合名会社 |
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本社所在地 |
日本 〒682-0934 鳥取県倉吉市上古川656-1 |
設立 | 1910年(明治43年)3月29日 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 7270003000344 |
事業内容 | ウイスキー、日本酒、乙焼酎、リキュール、スピリッツおよび梅酒の製造 |
代表者 | 松井 薫 |
資本金 | 754万円 |
関係する人物 | 小川貞一(創業者) |
外部リンク | http://matsui-shuzo.co.jp/ |
松井酒造合名会社(まついしゅぞう)は、鳥取県倉吉市上古川に本社を置く酒造メーカー。ウイスキーのほか、乙焼酎、リキュール、スピリッツおよび梅酒を製造している[1]。かつては日本酒「打吹正宗」を製造していたが、現在は休造している[2]。
沿革
- 1910年(明治43年)3月29日 - 小川家3代目・小川貞一が酒・醤油醸造業、製糸業として前身の小川合名会社を設立[1]。
- 2005年(平成17年) - マツイグループの荻野酒造と製造販売委託契約を締結、マツイグループ傘下となる[3]。
- 2007年(平成19年) - この年以降、日本酒を休造。
- 2013年(平成25年) - マツイグループが小川家より経営権を譲り受け、松井酒造合名会社へ商号変更。
- 2015年(平成27年) - ウイスキー製造免許を新規取得[4]。
- 2016年(平成28年) - ウイスキー「倉吉」のラベルに「メード・イン・ジャパン」と明記されていたにも関わらず輸入原酒がブレンドされていたこと、さらに国産原酒部分についてもすべて他社生産のものであったこと、そして当時存在すらしていない「倉吉蒸溜所[5]」なる名称がラベルに記載されていたことに対して、ウイスキーファンから指摘が相次ぎ、ネット上で炎上騒ぎとなる[6]。
- 2017年(平成29年) - 本社を河原町から上古川へ移転し、同地に第1工場と馬場町に第2工場を設立。焼酎・リキュール製造を第2工場に移転、ウイスキー製造を第1工場に移転[7]、第1工場にポットスチルを3基導入しウイスキー原酒の蒸留を開始。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年)2月 - 第2工場に果実酒製造免許を新規取得[10]。
- 2020年(令和2年) - 山陰地区民放テレビ3局でCMの放送を開始。
事業所
- 本社 - 鳥取県倉吉市上古川656-1
- 倉吉蒸溜所
- 第1工場 - 鳥取県倉吉市上古川656-1
- 第2工場 - 鳥取県倉吉市馬場町73-2
- 大阪営業本部 - 大阪府大阪市北区東天満2丁目9番4号 千代田ビル東館3階
商品
- 倉吉 ピュアモルトウィスキー
- 鳥取 ブレンデッドウィスキー
- 松井 シングルモルトウィスキー
- 山陰 ブレンデッドウィスキー
- マツイ梅酒 ウイスキー・ブランデー仕込み
- マツイスピリッツ クラフトジン
- 焼酎(赤ラベル)
- 松井の芋
- 松井の麦
- 松井の干し芋
- 焼酎(白ラベル)
- 松井の芋
- 松井の麦
- 呑みまくり三助(リキュール)
- 焼酎(黒ラベル)
- 本格焼酎 麦 20度/25度
- 本格焼酎 芋 20度/25度
- 日本酒(終売品)
- 打吹正宗(うつぶきまさむね)
提供番組
- 開運!なんでも鑑定団(制作はテレビ東京) - BSSテレビ、山陰地区のみ。
関連会社
マツイグループ - 現在は公式サイトが閉鎖され活動実態も不明である。
- 株式会社マツイ - 輸入商社・食品卸。本社:大阪府大阪市北区西天満3丁目5番12号 エアテックトーアビル1F
- 荻野酒造株式会社 - 酒類卸業、元酒造業。本社:大阪府大阪市北区西天満3丁目5番12号エアテックトーアビル1F。
- 支店:京都府福知山市夜久野町額田1452番地の1(旧酒造場、倉庫・配送センター)
- 旧小川合名会社の元関連会社
- 小川製糸会社 - 小川家2代目小川貞四郎が明治時代に設立。
- ヒシクラ株式会社 - 大正8年に小川合名会社醤油部門を分離、倉吉町内の他の醤油醸造業者と企業合同により設立。かつては経営にも参画し、小川家の人物が社長を務めていた時期もあった。現在も醤油・味噌を中心とした食品会社として、地元に根ざした経営を行い盛業中である。
出典
- ^ a b “会社概要”. 松井酒造合名会社. 2020年1月11日閲覧。
- ^ “打吹正宗”. コトバンク、 [日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション. 2020年1月14日閲覧。
- ^ 荻野酒造株式会社・沿革 - ウェイバックマシン(2014年6月3日アーカイブ分)
- ^ 酒類等製造免許の新規取得者名等一覧(平成27年分)、国税庁
- ^ 後述のように、自社工場にポットスチルを導入し原酒の蒸留を開始したのは2017年からであり、「倉吉」を発売した2016年時点ではそもそもウイスキーの製造を目的とした蒸留所自体が存在していなかった。
- ^ “米国「焼酎ウイスキー」を笑えない日本の現状”. 東洋経済オンライン. (2018年4月28日) 2020年1月14日閲覧。
- ^ 酒類等製造免許の新規取得者名等一覧(平成29年分)(ウイスキー)、国税庁
- ^ a b c 酒類等製造免許の新規取得者名等一覧(平成30年分)(上記以外)、国税庁
- ^ 酒類等製造免許の新規取得者名等一覧(平成30年分)(ウイスキー)、国税庁
- ^ 酒類等製造免許の新規取得者名等一覧(令和元年分)(果実酒)、国税庁
- ^ 酒類等製造免許の新規取得者名等一覧(令和元年分)(上記以外)、国税庁