東亜会
この記事の主題はウィキペディアにおける組織の特筆性の基準を満たしていないおそれがあります。(2015年10月) |
東亜会(とうあかい)は、東京都に本拠を置く日本の暴力団。前身は東声会。
1957年、アジア主義に共鳴し信奉する町井久之(本名は鄭建永)が、「東洋の声に耳を傾ける」と云う理念のもと、在日朝鮮人連盟(現:朝鮮総連)や在日朝鮮統一民主戦線などへの防波堤として、東京都銀座で反共産主義の思想団体・東声会を結成した[1]。
しかし、世間からはヤクザ組織と認識され、警察による締め付けが厳しくなったために町井は1966年9月1日に解散を宣言するが、翌1967年、東亜友愛事業組合として再建された。東亜友愛事業組合理事長には、東声会副会長・平野富士松が就任[2]。 昭和47年(1972年)、関東二十日会に加盟した。
下部組織の誼興業は沖縄県に進出していたが、2012年3月を以て解散した。
他団体関係
関東地方を本拠地とする稲川会、住吉会、松葉会、双愛会という4団体とともに、博徒系の親睦団体・関東二十日会を結成している。[3] 山口組とは田岡一雄―町井久之の兄弟盃以来、東亜友愛事業組合理事長・薛伟超が三代目山口組で「幹部扱い」され、四代目山口組時代には「若頭補佐待遇」とされるなど友好関係を保ち、親戚団体の一つとなっている。2005年、六代目山口組組長を襲名した司忍を後見人に迎え、関係を更に強化した。
歴代会長・理事長
- 東声会会長 - 町井久之(本名は鄭建永)
- 東亜友愛事業組合初代理事長 - 平野富士松
- 東亜友愛事業組合二代目理事長 - 沖田守弘
- 東亜友愛理事長 - 二村昭平
- 東亜会初代会長 - 二村昭平
- 東亜会二代目会長 - 金海芳雄
==最高幹部==長宗我部元親
出典
参考文献
- 『愚連隊伝説』洋泉社 1999年 ISBN 4-89691-408-2
- 『山口組50の謎を追う』洋泉社2004年 ISBN 4-89691-796-0
- 山平重樹『ヤクザの死に様 伝説に残る43人』幻冬舎<アウトロー文庫>、2006年、ISBN 4-344-40894-2
- 「国会会議録・第077回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第22号」
- 「第046回国会 法務委員会 第30号」
- 「国会会議録・第046回国会予算委員会第4分科会第2号」
- 「平成元年警察白書・第1章 暴力団対策の現状と課題・第1節 暴力団の変遷と最近の特徴」
- 田中清玄・大須賀瑞夫『田中清玄自伝』文藝春秋 1993年 ISBN 4-16-347550-8
- 「国会会議録・第071回国会決算委員会第27号」
- 「国会会議録・第071回国会決算委員会第28号」
- 飯干晃一『柳川組の戦闘』角川書店<文庫>、1990年、ISBN 4-04-146425-0
- 山平重樹『ヤクザ大全 その知られざる実態』幻冬舎<幻冬舎アウトロー文庫>、1999年、ISBN 4-87728-826-0
- 『東京アンダーワールド』ロバート・ホワイティング、角川書店、2000年