日立市立図書館
日立市立図書館(ひたちしりつとしょかん)は、茨城県日立市の市立図書館の総称。
概要
日立市には4館の市立図書館がある。各館の詳細については、各ページを参照してほしい。
名称 | 郵便番号 | 所在地 |
---|---|---|
日立市立記念図書館 | 317-0071 | 幸町1-21-1 |
日立市立多賀図書館 | 316-0006 | 末広町1-1-4 |
日立市立十王図書館 | 319-1304 | 十王町友部202-1 |
日立市立南部図書館 | 319-1222 | 久慈町3-24-1 |
以下、上記4館のことを4館と略す。
この他、定期的に市内の指定場所で貸出ができる移動図書館、交流センター(大沼・水木・日高)及び南部支所に設けられている図書室がある。4館以外の交流センターにも、13か所の交流センター文庫を設置。施設文庫として、老人福祉センター吹上荘、鳩ケ丘スポーツセンター、会瀬青少年の家の3か所に設置。地域文庫として、田沢台公民館に設置。また、日立市立中里小学校に小学校文庫を設置している。
歴史
- 1959年(昭和34年)9月1日 日立市市制施行20周年記念事業として、記念図書館建設が決定
- 1962年(昭和37年)11月6日 記念図書館開館(日立市神峰町:現在の日立市教育プラザの場所)(延べ床面積1,889.99㎡ 総工費59,000千円)(蔵書数1万冊:職員数14人でスタート)
- 1965年(昭和40年)5月 周辺地区サービス拡大のため、公民館(現:交流センター)・支所等7館に施設文庫を設置
- 1966年(昭和41年)11月15日 移動図書館「たかすず号」運行開始(市内33ステーション)
- 1970年(昭和45年)5月11日 記念図書館多賀分館として開館(産業文化会館内)(日立市桜川町1丁目1番地)
- 1971年(昭和46年)6月 貸出冊数を2冊から制限冊数なしとし、貸出期間10日間を2周間に改正試行
- 1981年(昭和56年)5月1日 多賀図書館開館(日立市教育会館内)(日立市末広町・現状の場所)
- 1989年(平成元年)4月1日 利用者登録の年齢制限撤廃。0歳より登録可能とする
- 1990年(平成2年)1月 コンピュータシステムによる貸出・返却・検索等開始
- 1990年(平成2年)11月10日 記念図書館が日立市シビックセンター内に移転開館
- 1992年(平成4年)11月6日 記念図書館創立30周年を迎える 図書館まつり、「図書館とわたし」(図書館30周年記念文集)の発行等を行う
- 2001年(平成13年)10月1日 十王図書館創立(旧:多賀郡十王町)
- 2001年(平成13年)10月 視覚障がい者への視聴覚資料郵送貸出開始
- 2002年(平成14年)7月1日 ブックスタート事業開始(あかちゃんと保護者を対象にあかちゃんえほんの読み聞かせの実演や育児アドバイス集の配布・行政サービスの案内などを行う)
- 2004年(平成16年)11月1日 日立市と十王町が合併し、記念・多賀・十王の各図書館3館体制となる
- 2006年(平成18年)4月 公民館、コミニティセンター、ふれあいプラザ、交流センターを小学校の学区ごとに統合改編。これに準じて公民館・施設文庫も名称変更
- 2006年(平成18年)4月 多賀図書館に「子ども読書活動推進アドバイザー1名配置し、子ども読書活動を推進する拠点館として整備を開始
- 2007年(平成19年)4月1日 茨城大学学術情報局図書館と相互貸借開始(茨城大学本館・工学部・農学部)
- 2007年(平成19年)11月 多賀図書館に乳幼児から小学校低学年を対象とした絵本、紙芝居、図書を配架した「子ども図書室」及び「小・中学生調べ学習室兼郷土資料室」を開設
- 2009年(平成21年)6月 ブックスタート配布数1万人に達する
- 2009年(平成21年)10月 記念図書館参考室内に「日立市制施行70周年記念、郷土人コーナー」を設置
- 2010年(平成22年)6月 記念図書館に日立製作所100周年を記念して「日立製作所コーナー」を設置
- 2010年(平成22年)10月 十王図書館に「鵜」の展示コーナーを設置。全国の鵜に関する資料のうち寄贈頂けた物を展示
- 2011年(平成23年)3月11日 東日本大震災発生。日立市最大震度6強。3館とも甚大な被害を受ける。また、福島県からの避難してこられた方々の避難所(鳩ケ丘スポーツセンター)に図書の搬送等を実施。
- 4月1日 - 十王図書館・多賀図書館(1階)が一部再開
- 4月10日 - 移動図書館たかすず号が運行再開
- 5月16日 - 記念図書館が再開
- 7月1日 - 多賀図書館の2階が再開
- 2011年(平成23年)7月1日 市立図書館広域利用(福島県いわき市・茨城県北茨城市・高萩市・常陸太田市)を開始する
- 2011年(平成23年)11月11日 多賀図書館内に「おはなし広場ふわふわ」を開設
- 2012年(平成24年)3月 多賀図書館内に「日立市子ども読書活動推進センター」を開設
- 2012年(平成24年)10月16日 図書館ホームページから書架資料の予約開始
- 2012年(平成24年)11月6日 記念図書館創立50周年を迎える 日立市立図書館のあゆみ(日立市役所広聴広報課・JWAYの協力にて)10分間の番組を作成。記念図書館まつり及びJWAY行政放送「図書館だより」にて放映
- 2013年(平成25年)4月25日 南部図書館開館(日立市内図書館4館体制となる)
- 2014年(平成26年)4月25日 南部図書館開館1周年を迎える(1周年記念事業開催)
- 2017年(平成29年)4月1日 全国どこに住んでいても、利用者カードを作成することを開始。
- 2020年(令和2年)3月 - 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4館全てで臨時休館[1]
- 2020年(令和2年)春 - 「たかすず号」の車両を30年ぶりに新車に更新[2]。
- 2021年(令和3年)4月 - 4館とも開館時間が9時からとなる[3]。
出典・注釈
- ^ 《新型肺炎・感染拡大防止》日立市の80施設で休館や一部休止 5日から31日まで、新型肺炎で茨城新聞クロスアイ(2020年3月5日),2020年3月10日閲覧。
- ^ よみうりタウンニュース 2020年7月2日12面/茨城再見聞・3000冊載せて市内を巡回移動図書館(日立),読売茨城ニュースタウンニュース社, サイトは2020年7月4日確認。
- ^ 日立市報1694号(2021年3月20日号)〈HTML版, 2021-06-11確認〉
- 図書館の業務報告(日立市立図書館)
- 日立市立図書館ホームページ
- 茨城県立図書館ホームページ
- 茨城の図書館(茨城県図書館協会)