新根室プロレス

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新根室プロレス
略称 N2W
代表者 サムソン宮本(2005 - 2019)
TOMOYA(2022 - )
関係する人物 サムソン宮本
オッサンタイガー
アンドレザ・ジャイアントパンダ
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新根室プロレス(しんねむろぷろれす)は、日本の社会人アマチュアプロレス団体。2006年(平成18年)旗揚げ。2019年(令和元年)に一度解散したが、2022年(令和4年)に再興した。

概要

北海道根室市在住のおもちゃ屋、会社員、漁師、酪農家などの社会人が参加している社会人アマチュアプロレス団体[1]

前身団体の根室プロレス同好会の主要メンバーがお金を出し合いリングを購入し、年に数回、地元のお祭りやイベントなどでプロレスをする団体であったが、2017年アンドレザ・ジャイアントパンダ[2]SNSで拡散すると、瞬く間に全国区になった[3]

モットーは「無理しない、怪我しない、明日も仕事」であり、試合後には観客と選手やスタッフで唱和するのが定番となっている。

2019年、代表のサムソン宮本が2年前より難病に罹患し、闘病生活と団体存続の並行が難しいとの判断により年内をもって解散することを発表した[4][5]

2021年12月19日に北海道文化放送で放送された、新根室プロレスを追ったドキュメンタリー番組『ノンフィクション北海道「無理しない ケガしない 明日も仕事 〜新根室プロレス物語〜」』が、第59回ギャラクシー賞テレビ部門奨励賞を受賞[6]

2022年10月、「サムソン宮本三回忌メモリアル」を新木場1stRINGにて開催。同興行のラストでサムソン宮本が生前に収録していたビデオメッセージが流され、後継の代表に弟子のTOMOYAが指名され、TOMOYAとオッサンタイガーの2人が中心となり団体を再興する方針が明らかにされた[7]

歴史

根室プロレス同好会時代

根室プロレス同好会(1997年〜2005年)として、年に1回三吉神社例大祭でイベントを主催する活動を主にしていたが、2005年3月15日に北都プロレスとの対抗戦で負けてしまい、負けたら解散と銘打っていただけに後にも引けず解散することになる。

しかし一部のメンバーでヤフオクからリングを購入し、新根室プロレスとして活動しはじめる。

新根室プロレス旗揚げ

2006年
  • 9月10日、三吉神社例大祭にて旗揚げ。
2011年
  • 6月、着ぐるみレスラー、オマージュレスラーを中心とした団体内別ブランド「上海道プロレス団」を発足。
2012年
  • 11月4日、道内アマチュア4団体を集め第1回北海道アマチュアプロレスサミットを開催。
2015年
  • 10月11日、全国の社会人レスラー50人を集め第3回北海道アマチュアプロレスサミットを開催。
2016年
  • 9月10日、サムソン宮本が代表を退き、本部長としてオッサンタイガーが就任。
2017年
  • 10月4日、アンドレザ・ジャイアントパンダが大日本プロレス釧路大会へ参戦。
2018年
  • サムソン宮本が会長に復帰。
  • 9月8日、北海道胆振東部地震で北海道がブラックアウトになり、二日後に迫る三吉大会は電気がつかず照明の問題もあるため、前日までに電気が復旧しなければ中止としていたが、前日に電気が復旧し三吉大会を決行[8]
2019年
  • 9月14日、三吉大会(サムソン生前葬)にてサムソン宮本が病気を告白、同年12月31日をもって解散することを発表[9]
  • 10月13日、団体として念願の東京大会を新木場1stRINGで開催。当日は台風19号(令和元年東日本台風)の影響で時間を繰り下げ行われたが、飛行機が飛ばずに数名が欠場[10]。また、前日に巣鴨の闘道館で行われる予定だった前夜祭およびアンドレザとZOZOマシーンの公開調印式も台風により中止。
  • 12月16日、根室市より感謝状授与[11]
  • 12月31日、新根室プロレス解散。

新根室プロレス解散後

2020年
  • 9月11日、元代表のサムソン宮本が平滑筋肉腫のため逝去。享年55歳[12]
2021年
  • 9月11日、サムソン宮本メモリアルを開催(主催はサムソン宮本メモリアル実行委員会)。
2022年
  • 10月23日、サムソン宮本三回忌メモリアルを開催、団体再興の方針を明らかにした[7]

所属選手

  • サムソン宮本(セクシーファンタジスタ)
  • オッサンタイガー(小さな大人・戦うコロポックル)
  • アンドレザ・ジャイアントパンダ
  • ティンティン
  • ラジャ・パンダ
  • ドン・レオ・嬢サン(独身発電所)
  • TOMOYA(メガネのプリンス)
  • 大砂厚(砂利道)
  • キャッシー中島
  • ブラッド・オコーナー
  • Brotherガッキー
  • マイマッハ隼人
  • 永田裕志郎(白目の使者)
  • 大塚健太郎(元気ハツラツ)
  • グリーンジャンボ鶴田(若DAISO)
  • 週末サンデーライガー
  • ジジースヌーカー
  • 小鉢建太
  • ズランハンセン(不信感)
  • エゴイスト
  • 佐々木ダンス系
  • 織田武藤
  • 越中スシロー
  • カーネルサンバ
  • タナハッシー
  • セクロム
  • ハルク豊満(超暇人)
  • 下着三四郎
  • ねね様(セクシーエンジェル)
  • 茶村潔司(遅すぎたU戦士)
  • チェイソンザ・ガファリ
  • 七星
  • はるか嬢(ヒップクイーン)

スタッフ

レフェリー

  • ロス三浦(疑惑の判定)
  • 日景TDO
  • DJ皇潤
  • スマイリーヒロ

実況

  • MCマーシー(盗撮実況)

メディア出演

ドキュメンタリー

  • 北海道プライド(2020年1月27日、北海道文化放送
  • ノンフィクション北海道「無理しない ケガしない 明日も仕事 〜新根室プロレス物語〜」(2021年12月19日、北海道文化放送)[13]

バラエティ・情報番組

脚注

  1. ^ レスラーは漁師・酪農家…ゴング鳴る本土最東端の街:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年8月6日閲覧。
  2. ^ “3メートルのパンダ”に会いたくて!「新根室プロレス」本拠地を訪ねた。(二瓶仁志(Number編集部))”. Number Web - ナンバー. 2020年8月3日閲覧。
  3. ^ INC, SANKEI DIGITAL. “巨大パンダ選手に反響 ゆるさ魅力のプロレス団体”. 産経フォト. 2020年8月3日閲覧。
  4. ^ 新根室プロレスが今年で解散を発表。パンダと追ったサムソン宮本の「夢」。(堀江ガンツ)”. Number Web - ナンバー. 2020年8月3日閲覧。
  5. ^ 新根室プロレスが13年の活動に終止符 アンドレザ・ジャイアントパンダの今後は「白紙」 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2020年8月3日閲覧。
  6. ^ 第59回(2021年度) - NPO法人 放送批評懇談会
  7. ^ a b アンドレザ・ジャイアントパンダと共に闘ったサムソン宮本さんの三回忌メモリアル大会が開催!約束を果たしたサムソンさんの魂は最後の弟子に受け継がれ新生・新根室プロレスが始動へ - バトル・ニュース 2022年10月23日
  8. ^ 大地震2日後、根室のリングで見たジャイアントパンダへの声援と笑顔。(堀江ガンツ)”. Number Web - ナンバー. 2020年8月3日閲覧。
  9. ^ 新根室プロレスが年内解散 巨大パンダどうなる? – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2020年8月3日閲覧。
  10. ^ 10万人に3人の病に冒された新根室プロレスのサムソン宮本が最初で最後の東京大会で別居5年の妻と和解!「病気に打ち勝ってまた必ず帰ってきます!」”. バトル・ニュース. 2020年8月6日閲覧。
  11. ^ 巨大パンダの新根室プロレス 感謝状贈呈の市長に「ヘッドバット」”. 毎日新聞. 2020年8月3日閲覧。
  12. ^ サムソン宮本さん死去 新根室プロレス代表”. 北海道新聞. 2020年9月14日閲覧。
  13. ^ ノンフィクション北海道 無理しない ケガしない 明日も仕事 - 新根室プロレス物語 北海道文化放送、2021年12月19日閲覧。

外部リンク