新川大神宮

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新川大神宮
所在地 〒104-0033
東京都中央区新川一丁目8番17号
位置 北緯35度40分40.1秒 東経139度46分58.4秒 / 北緯35.677806度 東経139.782889度 / 35.677806; 139.782889 (新川大神宮)座標: 北緯35度40分40.1秒 東経139度46分58.4秒 / 北緯35.677806度 東経139.782889度 / 35.677806; 139.782889 (新川大神宮)
主祭神 天照皇大神豊受大神
創建 1657年(明暦3年)
例祭 10月17日ごろ
地図
新川大神宮の位置(東京都区部内)
新川大神宮
新川大神宮
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新川大神宮(しんかわだいじんぐう)は、東京都中央区新川一丁目に所在する神社である。江戸酒問屋の守り神として知られる[1]

歴史

1625年寛永2年)、慶光院周清が徳川第2代将軍の徳川秀忠から江戸代官町に屋敷を賜り、邸内に伊勢神宮(内宮・外宮)の遥拝所を設けられたことがはじまりである。1657年明暦3年)、明暦の大火で消失したのち、霊巌島(現在の新川)に移った。新川は水運の便がよく、酒問屋の集積地として栄えた。1945年昭和20年)3月9日東京大空襲で社殿が焼失。1952年に酒問屋有志により再建され、同年10月17日に竣工遷宮ならびに例大祭が挙行された[2]。新川大神宮の様子は、江戸名所図会にも描かれている[3]

行事

崇敬者・発起人等銘板には、酒造や醤油会社などの名が連なる

毎年10月17日前後に、酒類業界関係者や近隣住民が参加し、富岡八幡宮宮司により例大祭が行われる。隣接する酒フーズ健保会館で行われる直会では「新川締め」とよばれる独特の手締めが行われる。これは商談成立や初売りなど、酒問屋の行事でも行われる[4][5]

脚注

  1. ^ 新川大神宮ご例祭2014”. 中央区観光協会特派員ブログ (2014年10月20日). 2018年1月1日閲覧。
  2. ^ 1952(昭和27)年10月17日設置・掲出の由来誌説明版”. 新川大神宮 (1952年10月17日). 2018年1月1日閲覧。
  3. ^ 【2017(平成29)年】新川大神宮の例大祭”. 升本総本店 (2017年7月15日). 2018年1月1日閲覧。
  4. ^ 行事・伝統~例大祭と直会・新川締め”. 新川大神宮. 2018年1月1日閲覧。
  5. ^ 江戸の伝承「新川締め(shinkawa-jime)」ビデオです!”. 升本総本店. 2018年1月1日閲覧。

関連文献

  • 斎藤長秋 編「巻之一 天枢之部 新川大神宮」『江戸名所図会』 一、有朋堂書店〈有朋堂文庫〉、1927年、168-169頁。NDLJP:1174130/90 

外部リンク