改良型沸騰水型軽水炉
改良型沸騰水型軽水炉(かいりょうがたふっとうすいがたけいすいろ、英: Advanced Boiling Water Reactor、ABWR)は、沸騰水型原子炉(BWR)で原子炉圧力容器の外に設置していた原子炉再循環ポンプを圧力容器の中に設置し、ポンプ回りの配管をなくして単純化したもの。制御棒駆動源として水圧駆動に電動駆動を加え多様化したもの。
日本にあるABWR
2009年9月末時点の改良型沸騰水型軽水炉の設置状況は、東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機、中部電力浜岡原子力発電所5号機、北陸電力志賀原子力発電所2号機の4基となっている。
- 柏崎刈羽原子力発電所(6・7号機)
- 浜岡原子力発電所(5号機)
- 志賀原子力発電所(2号機)
日本からの輸出
- 台湾世論を二分する反対運動の中で台湾へ(龍門1・2号機)[1]
当初2004年7月運転開始予定だったが何度も延期。2012年開始を目指していたが、福島第一原子力発電所事故を受け安全性を再確認することとなり、さらに遅れる見通し[2]
脚注
- ^ 風媒社『台湾への原発輸出』(伊藤孝司 著) ISBN 978-4833154017
- ^ 「稼働中原発6基順次廃炉の方針」『毎日新聞』 2011年5月24日朝刊13版8面
関連項目
外部リンク
- 改良型沸騰水型軽水炉 - 東京電力「インターネット電力講座」
- 北陸電力 改良型BWR(2号機)のしくみ
- 東芝原子力事業部 ABWR
- Advanced Boiling-Water Reactor(ABWR) - アメリカ合衆国原子力規制委員会(英語)