宮地良樹
みやち よしき 宮地 良樹 | |
---|---|
生誕 |
1951年 静岡県 |
居住 |
日本 アメリカ合衆国 |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 医学 |
研究機関 |
京都大学 天理よろづ相談所病院 群馬大学 滋賀県立成人病センター 滋賀県立総合病院 静岡県立総合病院 静岡社会健康医学大学院大学 |
出身校 | 京都大学医学部卒業 |
主な業績 |
皮膚アレルギー・ 炎症の研究 創傷治癒細胞生物学の研究 |
プロジェクト:人物伝 |
宮地 良樹(みやち よしき、1951年 - )は、日本の医師、医学者。京都大学名誉教授、静岡社会健康医学大学院大学初代学長・社会健康医学研究科教授、公立大学法人静岡社会健康医学大学院大学初代理事長などを歴任。専門は皮膚科学。医学博士(京都大学・1985年)。
天理よろづ相談所病院皮膚科部長、群馬大学医学部教授、京都大学大学院医学研究科教授、京都大学医学部附属病院副院長(経営担当)、滋賀県立成人病センター総長、滋賀県立総合病院初代総長、静岡県立総合病院参与、特定非営利活動法人皮膚の健康研究機構理事長などを歴任した。
来歴
生い立ち
1951年(昭和26年)、静岡県出身[1]。1970年(昭和45年)、静岡県立静岡高等学校卒業[2]。1977年(昭和52年)、京都大学医学部卒業[1]。医師国家試験に合格しており、1977年(昭和52年)より財団法人である天理よろづ相談所が設置・運営する天理よろづ相談所病院にて内科のレジデントとなる[1][† 1]。翌年からは、母校である京都大学医学部にて皮膚科学の研修医となる[1]。
医学者として
1979年(昭和54年)、京都大学医学部助手に着任し[1]、主に皮膚科学の講義に携わる[1]。その傍ら、1982年(昭和57年)にアメリカ合衆国に渡り[1]、ミネソタ大学にて臨床免疫学やリウマチ学など内科学を学んだ[1]。博士論文として「皮膚血管炎における多核白血球由来活性酸素に関する研究」[3]を執筆し、1985年(昭和60年)に医学博士の学位を取得した[3][4][5]。1986年(昭和61年)、京都大学医学部講師に就任し[1]、主に皮膚科学の講義を担当した[1]。なお、同年より病棟の医長も兼務した[1]。
1990年(平成2年)、かつてレジデントとして勤務していた天理よろづ相談所病院に転じ、皮膚科の部長となった。
1992年(平成4年)、群馬大学医学部教授に就任し[1]、主に皮膚科学の講義を担当していた[1]。
1998年(平成10年)、京都大学大学院医学研究科教授に就任し[1]、主に皮膚科学の講義を担当した[1]。2005年(平成17年)から2008年(平成20年)にかけて京都大学医学部附属病院で副院長(経営担当)を兼務するなど[1]、学内の要職を歴任した。2014年(平成26年)、京都大学名誉教授[1]。
2014年(平成26年)、滋賀県立成人病センター院長に就任[1]。2017年(平成29年)からは加えて総長も兼務していた[1]。その後、滋賀県立成人病センターは改組され、2018年(平成30年)1月1日に滋賀県立総合病院が発足したが、引き続き初代院長と初代総長を兼務した。
2018年(平成30年)、静岡県立総合病院参与に就任[1]。また、同年より特定非営利活動法人である皮膚の健康研究機構にて理事長を務めていた[1]。2021年(令和3年)、静岡県立総合病院に隣接する地に新設された静岡社会健康医学大学院大学の]社会健康医学研究科の教授に就任[6]。社会健康医学研究科においては、主として社会健康医学専攻の講義を担当した。なお、同大学においては学長も兼務することになった[6]。また、同大学を設置・運営する同名の公立大学法人においては理事長も兼任していた。
略歴
- 1951年 - 静岡県にて誕生[1]。
- 1970年 - 静岡県立静岡高等学校卒業
- 1977年
- 1978年 - 京都大学医学部研修医[1]
- 1979年 - 京都大学医学部助手[1]
- 1986年 - 京都大学医学部講師[1]
- 1990年 - 天理よろづ相談所病院皮膚科部長
- 1992年 - 群馬大学医学部教授[1]
- 1998年 - 京都大学大学院医学研究科教授[1]
- 2005年 - 京都大学医学部附属病院副院長(経営担当)[1]
- 2014年
- 2017年 - 滋賀県立成人病センター総長[1]
- 2018年
- 2021年
- 静岡社会健康医学大学院大学社会健康医学研究科教授[6]
- 静岡社会健康医学大学院大学学長[6]
- 静岡社会健康医学大学院大学理事長
著作
単著
- 宮地良樹著『知的なスキンケアQ&A——皮膚の常識・非常識』ミネルヴァ書房、1994年。ISBN 4623024490
- 宮地良樹著『一人医長のための皮膚外科診療』先端医学社、1996年。ISBN 4915892387
共著
- 西岡清・宮地良樹著『専門医が語るアトピー性皮膚炎』医学書院、1996年。ISBN 426013342X
編纂
- 黒沢元博・宮地良樹編著『アレルギー炎症性疾患——新たなアプローチ』先端医学社、1994年。ISBN 4915892158
- 宮地良樹・大谷清編著『褥瘡ケア・ハンドブック』先端医学社、1995年。ISBN 4915892212
- 西岡清・宮地良樹編『実地医家のための皮膚病診断Q&A』南江堂、1995年。ISBN 4524209085
- 宮地良樹・黒沢元博編『アレルギーをめぐる最近の話題』医事出版社、1995年。
- 塩原哲夫・宮地良樹編『キーワードを読む皮膚科』医学書院、1996年。ISBN 4260133438
- 宮地良樹編著『実地医家のための皮膚瘙痒症治療へのアプローチ』先端医学社、1996年。ISBN 4915892379
- 宮地良樹編著『アトピー性皮膚炎治療——最新のトピックス』先端医学社、1996年。ISBN 4915892360
- 宮地良樹編著『皮膚の老化と活性酸素・フリーラジカル』フレグランスジャーナル社、1996年。ISBN 4938344661
- 宮地良樹編『一人で対処する皮膚科診療』南江堂、1996年。ISBN 4524212140
- 宮地良樹編『皮膚科レジデント・戦略ガイド——君はどのような皮膚科医をめざすか』診断と治療社、1997年。ISBN 478780751X
- 宮地良樹・竹原和彦編『Consensus talk アトピー性皮膚炎』先端医学社、1997年。ISBN 4915892557
- 飯塚一・大塚藤男・宮地良樹編『NEW皮膚科学』南江堂、1997年。ISBN 4524209999
- 宮地良樹・竹原和彦編『膠原病——診断と治療の最新ポイント——皮膚から内臓へ』診断と治療社、1997年。ISBN 4787807536
- 宮地良樹・竹原和彦編『皮膚科外来診療マニュアル』医学書院、1997年。ISBN 4260133470
- 宮地良樹編『かゆみQ&A』医薬ジャーナル社、1997年。ISBN 4753216365
脚注
註釈
- ^ 財団法人天理よろづ相談所は、2011年に公益財団法人天理よろづ相談所に改組された。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai 「略歴」『メディカルレビュー社 書籍販売サイト』メディカルレビュー社。
- ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 246頁。
- ^ a b 「書誌事項」『CiNii 博士論文 - 皮膚血管炎における多核白血球由来活性酸素に関する研究』国立情報学研究所。
- ^ 学位授与番号乙第5727号。
- ^ 「資格」『メディカルレビュー社 書籍販売サイト』メディカルレビュー社。
- ^ a b c d 「宮地良樹」『宮地 良樹 【教授/学長】|教員詳細|静岡社会健康医学大学院大学(静岡SPH)』静岡社会健康医学大学院大学。
関連項目
外部リンク
学職 | ||
---|---|---|
先代 (新設) |
静岡社会健康医学大学院大学理事長 初代:2021年 - |
次代 (現職) |
先代 (新設) |
静岡社会健康医学大学院大学学長 初代:2021年 - |
次代 (現職) |
公職 | ||
先代 (新設) |
滋賀県立総合病院総長 初代:2018年 |
次代 一山智 |
先代 笹田昌孝 |
滋賀県立成人病センター総長 2017年 |
次代 (廃止) |
先代 (新設) |
滋賀県立総合病院院長 初代:2018年 |
次代 一山智 |
先代 笹田昌孝 |
滋賀県立成人病センター院長 2014年 - 2017年 |
次代 (廃止) |