壊疽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。進化の使者 (会話 | 投稿記録) による 2016年3月22日 (火) 22:08個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

壊疽
概要
診療科 外科学
分類および外部参照情報
ICD-10 R02, I70.2, E10.2, I73.9
ICD-9-CM 040.0, 785.4
DiseasesDB 19273
Patient UK 壊疽
MeSH D005734

壊疽(えそ、: gangrene)とは、体組織の腐敗に特徴づけられる壊死の合併症である。黒色ないし緑色、悪臭を示す。

壊疽は感染症あるいは血栓症などによる虚血を原因とする。血栓症は一般に決定的な血液供給の不足(末梢循環障害(en:Peripheral vascular disease)など)の結果として出現し、糖尿病や長期間の喫煙に関連する。壊疽のほとんどは下肢に出現する。

壊疽の最も有効な治療法は原因器官の血行再建術(en:Revascularization)であり、回復を示すことがある。他の治療法はデブリードマン外科的切断(en:Amputation)である。治療法は壊疽の位置、組織障害の範囲によって決定される。

壊疽は纏足で認められることがある。

症例の画像
糖尿病に起因する足指の壊疽

関連項目