名雪雅夫
なゆき まさお 名雪 雅夫 | |
|---|---|
| 生誕 |
1949年9月25日 日本 東京都 |
| 死没 | 2014年2月16日（64歳没） |
| 国籍 |
日本 |
| 出身校 | 中央大学法学部卒業 |
| 職業 | |
| 受賞 | 菊池寛賞（1999年） |
名雪雅夫（なゆき まさお、1949年9月25日 - 2014年2月16日[1]）は日本の新聞記者、ジャーナリスト、実業家。産業経済新聞社取締役副社長などを歴任した。
経歴
- 東京都港区生まれ。
- 1968年 東京都立立川高等学校を卒業。
産経新聞社
- 1973年 産経新聞社に入社。
- 入社直後は社会部に所属。
- 1986年 外信部に転向。
- 1987年 テヘラン特派員。
- 1989年 ワルシャワ支局長。
- 1990年 ワシントン特派員。
- ソ連時代、モスクワ支局長を経て、外信部長に就任。
- 1999年『毛沢東秘録』を執筆し、第四十七回菊池寛賞を受賞。
- 2003年 大阪本社編集局次長。
- 2004年 大阪編集局長。
- 2006年 取締役に就任。
- 2007年 常務務締役に就任に際し、東京本社へ移動。常務取締役総括。
- 2008年 専務取締役に就任。
- 2011年 取締役副社長に就任。
- 2013年 取締役副社長を退任し、シニアアドバイザー(相談役)に就任。
- 2014年2月16日 肺がんのため東京都内の病院で死去。享年64。
人物
1989年12月、ワルシャワ支局長だった名雪雅夫記者はクーデターによって独裁体制の崩れたルーマニアに入り、銃撃に遭った。名雪記者は二発の銃弾を被弾。一発はこめかみをかすめ、もう一発は背中に命中した。幸い、ハンガリー側に脱出して町医者に背中から銃弾を摘出してもらい、名雪記者は事なきを得た。そして無事を編集局に伝えると、返ってきたのは住田良能外信部長の「おまえは毛がないから怪我（けが）なくてよかったな」という駄洒落だった。名雪記者は怒りのあまり、受話器をたたきつけそうになったという[2]。
映画作品
著書
- 『毛沢東秘録』 共著、産経新聞ニュースサービス、1999年
脚注
- ^ INC, SANKEI DIGITAL. “産経新聞前副社長、名雪雅夫氏が死去 ６４歳”. 産経ニュース. 2020年5月31日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2015年2月11日). “【産経抄】送り出す側の苦悩 ２月１１日”. 産経ニュース. 2022年7月22日閲覧。