千島喜久男
千島 喜久男(ちしま きくお、1899年10月10日 - 1978年10月23日)は、岐阜県吉城郡上宝村(現・高山市)出身の生物学者。医学博士。盛岡高等農林学校獣医科卒。岐阜大学農学部教授(1953年就任、1963年退官)。正五位勲三等瑞宝章。
1963年から自らが「革新的医学・生物学理論」と称する「千島学説」を提唱して、「新生命医学会」[1]を設立、普及活動を行った。
千島学説を追試・実証した[要出典]と称する一部の医者や研究者などが、これに基づいたと称した医療活動を行っており、森下敬一などによれば治療効果があがったとされている。しかし、千島学説についての証明については、査読のある論文で千島学説を支持するものはなく、その内容は、現代医学とは発想を大きく異にするものである。
関連書籍
- 『千島喜久男生命医学全集』全10巻
- 『骨髄造血学説の再検討』(千島喜久男 医学書院 1954年)
- 『血液と健康の知恵』(千島喜久男 地湧社 1977年)
- 『千島学説論争』(千島喜久男 新生命医学会 1976年)
- 『血液の起源』(森下敬一 生命科学協会 1960年)
- 『血液とガン』(森下敬一 生命科学協会 1966年)
- 『血液幹細胞』(三浦恭定 中外医学社 1983年)
関連項目
外部リンク
- ^ 新生命医学会 http://www.chishima.ac/