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CBIRF

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
化学生物事態対処部隊
Chemical Biological Incident Response Force
創設 1996年4月1日
所属政体 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
所属組織 アメリカ合衆国海兵隊の旗 アメリカ海兵隊
人員 450人[1]
所在地 メリーランド州インディアンヘッド
愛称 The Birf
ジ・バーフ
標語 Certo Occultus Hostis[2]
上級単位 第2海兵遠征軍 (アメリカ軍)
最終上級単位 アメリカ北方軍
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CBIRFChemical Biological Incident Response Force/シーバーフ[3] ケミカル バイオロジカル インシデント レスポンス フォース、化学生物事態対処部隊)とは、生物兵器化学兵器核兵器放射能兵器、高爆発物CBRNE シーバーン[1])を専門とするアメリカ海兵隊の即応部隊である。

概要

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1995年に発生した地下鉄サリン事件を契機に[3]1996年4月1日チャールス・C・クラークアメリカ海兵隊総司令官の下に組織され、アメリカ合衆国メリーランド州インディアンヘッド、インディアンヘッド海軍水上戦センターに所在する。

2001年に発生したアメリカ同時多発テロ事件以降、アメリカ北方軍傘下のCCMRF(Consequence Management Reaction Force/シースマーフ、事象管理対処部隊)に所属している[4]

任務

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汚染地域の検知や偵察観測、除染作業や死傷者の搬出や救護の他、搬路確保のための障害物除去や建設、物資輸送などの後方支援なども担当する。また技術的な救援活動も可能としており、各任務に対して以下の小隊が組織されている。[3][5]

  • 医療支援班
  • 除染班
  • 技術救助班
  • 捜索搬出班
  • 爆発物処理班
  • 検知識別班

出動経歴

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この福島第一原子力発電所事故に伴い140人ないし155名が派遣される予定とされた[4][6]
4月2日に先遣隊15人が横田入りし[7]、4日までに本隊含めた約150人がそろった[8][9](他に145人[10]、約145人[11]とも)。同時に、米軍による行方不明者捜索活動は縮小され、これ以降の米軍の活動はCBIRFによる原発事故対応と生活支援が中心となる[9]

脚注

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  1. ^ a b 米軍専門部隊が来日へ 緊急事態に備え140人”. 産経新聞 (2011年3月31日). 2011年4月3日閲覧。
  2. ^ ラテン語で”見えない敵と戦う”の意
  3. ^ a b c 原発事故支援へ、米軍部隊「シーバーフ」 化学・生物兵器のプロ”. 産経新聞 (2011年4月1日). 2011年4月3日閲覧。
  4. ^ a b 米軍の特殊部隊「シーバーフ」155人きょう来日 除染プロ”. 産経新聞 (2011年4月1日). 2011年4月3日閲覧。
  5. ^ 「不測の事態」にも対応、米の放射能専門部隊”. YOMIURI ONLINE (2011年4月2日). 2011年4月20日閲覧。
  6. ^ 米軍放射能専門部隊、140人を日本派遣へ”. YOMIURI ONLINE (2011年3月31日). 2011年4月12日閲覧。
  7. ^ 米専門部隊が到着=原子力事故に対応可能”. 時事ドットコム (2011年4月2日). 2011年4月12日閲覧。
  8. ^ 米放射能対処部隊、150人全員が到着”. YOMIURI ONLINE (2011年4月5日). 2011年4月12日閲覧。
  9. ^ a b 原子力専門部隊、陸自視察へ=米軍支援、地上に移行”. 時事ドットコム (2011年4月7日). 2011年4月12日閲覧。
  10. ^ 米特殊部隊と自衛隊が共同公開訓練-除染作業など”. ウォールストリートジャーナル 日本版 (2011年4月11日). 2011年4月12日閲覧。
  11. ^ 米軍、来日の核専門部隊公開 福島原発事故で”. 共同通信 (2011年4月9日). 2011年4月12日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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