放射能兵器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

放射能兵器(ほうしゃのうへいき、: Radiological weapon, radiological dispersion device, RDD)は、爆発などにより放射性物質を散布することによって、直接的な殺傷や破壊よりも放射能汚染や社会的混乱などを引き起こすことを主な目的とした兵器大量破壊兵器に分類される。俗に言う汚い爆弾がその代表例であり、放射能兵器全般を指して汚い爆弾と呼ぶ場合もある。

概要[編集]

用途により分類されるため、核爆発により放射性物質を撒き散らすものの、衝撃波熱線放射線による破壊や殺傷が主な目的である通常の核兵器は、一般に放射能兵器とは呼ばない(放射性物質を撒き散らすことを主目的として開発された核兵器であれば、放射能兵器と呼ばれるだろう)。

また、劣化ウラン弾が放射線による二次被害を持つと言われる(放射線による被害だとは、いまだ立証されていない)ことから、これを放射能兵器と呼んでいる例があるが、これは政治的な見方であり、兵器の用途としては放射能兵器と分類されない。

効果に即時性が無く、汚染が長期間残留することから、国家間の戦争では役に立たないと考えられており、2006年現在までに放射能兵器を実戦配備した国は無いと考えられている。だが、核兵器よりも遥かに製造が容易であるため、テロリストにより使用される可能性が懸念されている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]