内藤みか

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内藤 みか
(ないとう みか)
ペンネーム 内藤 みか
誕生 日本の旗 日本山梨県甲府市
職業 作家
脚本家
エッセイスト
言語 日本語
教育 学士文学
最終学歴 慶應義塾大学文学部通信教育課程卒業
活動期間 1993年-
ジャンル 小説、エッセイ、脚本
代表作 ケータイ小説『いじわるペニス』
脚本『婚活バスはふるさとへ』
『1日10分からのソーシャルネット入門〜いいことを引き寄せるfacebook時代のネットの使い方〜』
『 3.11 心に残る 140字の物語』
主な受賞歴 文化庁芸術祭優秀賞・日本民間放送連盟優秀賞受賞(2014年)
公式サイト 携帯小説家・内藤みか公式ホームページ
ウィキポータル 文学
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内藤 みか(ないとう みか、1971年1月31日 - )は、日本小説家エッセイスト。「ケータイ小説の女王」と呼ばれた。著書は80冊を超える。 日本文芸家クラブ理事、日本推理作家協会日本冒険作家クラブ会員。

経歴・人物[編集]

1971年山梨県生まれ[1]。1994年、和光大学人文学部人間関係学科卒業。2017年9月、慶應義塾大学文学部(第3類)卒業。学士(文学)

2014年、脚本を担当したラジオドラマ『婚活バスはふるさとへ』にて文化庁芸術祭優秀賞・日本民間放送連盟優秀賞を受賞する。

美少女アダルトゲームノベライズからキャリアを開始し、官能小説を多く手がける。2003年から新潮社ケータイ文庫で配信されたケータイ小説『いじわるペニス』が累計70万アクセス以上[2]を記録するヒットとなり、「ケータイ小説の女王」と呼ばれ注目を浴びた[3][4]。官能小説・ケータイ小説を含む自身の活動分野や、活用しているツイッターなどについてのハウツー本やエッセイも出版している。中でも、モンスターティーチャーやいじめによる被害・対策を綴った『たたかえ! てんぱりママ モンスターティーチャーとのあれれな日々』が注目を集めた[1]

著作リスト[編集]

小説[編集]

  • HiすくーるJam -ザ・スクール・プレジデント-Jam原作、KKベストセラーズ(1997年9月)
  • 『17歳の夏休み So sweet days』KKベストセラーズ プレリュード文庫(1998年5月)
  • 『FIFTEEN すくうるがあるデジタル読本 1-3CLASS』LIBIDO原作 KSS(1999年5月)
  • 『若妻童貞しゃぶり』勁文社グリーンドア文庫(1999年10月)
  • 『きゃんきゃんバニーリミテッド』ワニマガジン(1999年)
  • 『Soneet〜心かさねて〜』ブルーゲイル原作 パラダイム(1999年3月)
  • 『隣の若妻〜甘い匂いの生下着』二見書房マドンナ文庫(2000年7月)
  • 『若妻淫行レッスン』勁文社グリーンドア文庫(2000年6月)
  • 『快楽宅配便 若妻嬲り』勁文社グリーンドア文庫(2000年2月)
  • 『社長夫人と令嬢 恥辱のダブル調教』二見書房マドンナ文庫(2000年1月)
  • 『売乳聖母〜電脳時代の性 短編集』宙出版(2000年1月)
  • 『尽くしてあげちゃう 1-2』トラヴュランス原作 パラダイム(2000年-2001年)
  • 『人妻エステ 童貞体験コース』二見書房マドンナ文庫(2001年9月)
  • 『快楽保険外交員』勁文社グリーンドア文庫(2001年9月)
  • 『若妻 濡れ下着の童貞レッスン』二見書房マドンナ文庫(2001年2月)
  • 『甘い花蜜の美人課長』勁文社グリーンドア文庫(2001年1月)
  • 『男という猫を飼う 年下の男精選』パラダイム(2002年12月)
  • 『総務部肉欲課 欲望オフィス精選』パラダイム(2002年12月)
  • 『新妻愛液通信 若妻精選』パラダイム(2002年12月)
  • 『若妻の誘惑 童貞白書』マドンナメイト文庫(2002年8月)
  • 『メール不倫 年下の男の子』ベストロマン文庫(2002年8月)
  • 『美乳三姉妹』フランス書院文庫(2002年7月)
  • 『同級生〜クラスメイト』フランス書院ナポレオンXXシリーズ(2002年6月)
  • 『若妻は○○がお好き』ベストロマン文庫(2002年4月)
  • 『美人寮母は人妻 猥褻社員寮』二見書房マドンナメイト(2002年4月)
  • 『人妻たちの快楽アロマ』勁文社グリーンドア文庫(2002年1月)
  • 『私立海浜学園 あぶない課外授業』コスミック・ロマン文庫(2003年7月)
  • 『人妻パラダイス いけない童貞治療』マドンナメイト(2003年5月)
  • 『卒業〜君といつまでも』フランス書院美少女文庫(2003年5月)
  • 『ママと少年 いけない童貞いじり』マドンナメイト(2003年1月)
  • 『身代わりヴァージン』ベストロマン文庫(2003年1月)
  • 『あなたを買った夜』後藤さくら共著、ベストロマン文庫(2003年8月)
  • 『恋愛症状』徳間文庫(2004年11月)
  • 『いじわるペニス』新潮社(2004年10月)ISBN 4104712019 のち文庫 ISBN 978-4101347714
  • 『ひとつになりたいよ I want to kiss』ソフトバンクパブリッシング(2004年7月、テディベア作家・吉川照美とのコラボ絵本)
  • 『あいどるな教え子 恋する夏期講習』フランス書院美少女文庫(2004年7月)
  • 『人妻たちの童貞デリバリー』二見書房マドンナメイト文庫(2004年4月)
  • 『あなたを、ほんとに、好きだった。』メディアファクトリー(2004年)のち文庫
  • 『三人の美人課長〜新入社員は私のペット』フランス書院文庫(2004年1月)
  • 『母性本能』太田新書(2005年9月)
  • 『僕はイケない童貞ホスト』マドンナメイト(2005年)
  • 『ラブリンク』新潮社(2006年1月) ISBN 4104712027
  • 『年下オトコ×年上オンナ』吉井春樹共著 ゴマブックス(2006年4月)
  • 『Love※』尾谷幸憲共著 ゴマブックス(2006年5月)ISBN 4777103633 のち講談社文庫 ISBN 978-4062760560
  • 『はじめての、おねえさま』二見文庫(2006年8月)
  • 『入れてください いけない若妻たち』太田新書(2006年6月)
  • 『ラブリバ ♀編』ゴマブックス(2007年10月)
  • 『男はときどき買えばいい』マガジンハウス(2007年9月)
  • 『きみの名も知らない』マガジンハウス(2007年11月)
  • 『個室のヒミツ』河出書房新社(2008年1月)
  • 『私が作家になる日まで』角川学芸出版(2008年10月)
  • 『イケメンバンク』角川学芸出版(2008年12月)
  • 『あなたと、したかったから。』マガジンハウス文庫(2009年2月)
  • 『ナイトパック』[5](2007年5月16日、携帯配信サイト紹介ページ)
  • 『Twitter小説集 140字の物語 』共著 ディスカヴァー・トゥエンティワン(2009年11月)

エッセイ[編集]

  • 『おしえてあげる〜えっち作家になりたいアナタへ』パラダイム(2001年6月)
  • 『奥様は官能小説家』アスペクト(2001年9月)のち幻冬舎文庫
  • 『別れても、バカな人』幻冬舎(2002年)のち文庫
  • 『激安! ホスト天国』河出書房新社(2003年3月)
  • 『やっぱ 男は顔でしょう』光文社知恵の森文庫(2003年1月)
  • 『全部1円!?激安お買い物生活』河出書房新社(2004年5月)
  • 『ほんとうにだいすきだったあなたへ。』ぶんか社(2005年2月)
  • 『離婚の影にオトコあり。』二見書房(2006年10月)
  • 『何かを書きたいあなたへ ケータイ小説の女王が教える文章術!』ビジネス社(2006年10月)
  • 『号泣 lost love 心が震える59のwords & photos』吉井春樹共著 ゴマブックス(2007年8月)
  • 『美男子のお値段』角川学芸出版(2007年7月)
  • 『ケータイ小説書こう』中経出版(2008年3月)
  • 『イケメンと恋ができる38のルール』ベストセラーズ(2009年6月)
  • 『夢をかなえるツイッター いいことが起こるつぶやきのコツ』技術評論社(2010年2月)
  • 『3.11 心に残る140字の物語 』学習研究社(2011年6月)
  • 『1日10分からのソーシャルネット入門 ~いいことを引き寄せるFacebook時代のネットの使い方』技術評論社(2011年6月)
  • 『たたかえ! てんぱりママ モンスターティーチャーとのあれれな日々』亜紀書房(2012年7月) ISBN 978-4750512112

脚本[編集]

  • ラジオドラマ『婚活バスはふるさとへ』
  • 舞台『男おいらん』
  • ゲームシナリオ『私の彼は超新星』

漫画原作[編集]

  • 『数学しかできない息子が早慶国立大学に合格した話。』ぶんか社(2016年4月)
  • 『男おいらん』白泉社(2016年1月)

脚注・出典[編集]

  1. ^ a b 矢島雅弘 (2012年9月5日). “たたかえ!てんぱりママ―モンスターティーチャーとのあれれな日々(新刊ラジオ 第1571回)”. 2012年10月24日閲覧。
  2. ^ 内藤みか『いじわるペニス』”. 新潮社. 2008年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月16日閲覧。
  3. ^ 本田透 『なぜケータイ小説は売れるのか』 ソフトバンククリエイティブ、2008年、78頁。ISBN 978-4797344028
  4. ^ 落合早苗 (2007年3月19日). “asahi.com:ケータイ小説の女王、降臨 『この世の隅』 - デジタル読書トレンドWatch! - BOOK”. 2012年3月16日閲覧。
  5. ^ モバコ: ケータイ小説の女王内藤みかさん新作配信!!”. プチぶん. ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス (2007年5月16日). 2007年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月17日閲覧。

外部リンク[編集]