内田けんじ
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内田 けんじ(うちだ けんじ、1972年 - )は、日本の映画監督、脚本家。神奈川県川崎市多摩区出身。生田東高等学校、サンフランシスコ州立大学芸術学部映画科卒業。
人物
高校卒業後、アメリカに留学し、サンフランシスコ州立大学芸術学部映画科で映画を学んだ[1]。
2002年、友人たちと撮った自主映画作品『WEEKEND BLUES』がPFFアワードに入選。この作品では俳優としても出演した(主人公の親友役)。
第58回カンヌ国際映画祭で4賞(フランス作家協会賞(脚本賞)、最優秀ヤング批評家賞、最優秀ドイツ批評家賞、鉄道員賞(金のレール賞))を獲得した『運命じゃない人』DVD収録の特典映像の中の、いとうせいこうとの対談において、「僕はわかりやすい映画が大好きで、ビデオのコレクションも『ローマの休日』など、わかりやすいものばかりだ」「電車の中でアイディアがひらめくと、それを実演してしまい、周囲の人から変な目で見られるため、“僕はそういう人なんです”という演技を続ける」などと発言した。
高橋酒造「白岳」のCM制作でも、アジア・パシフィック広告賞で銀賞を受賞した。
監督・脚本作品
映画
- WEEKEND BLUES(2001年、監督・脚本・出演)
- 運命じゃない人(2005年、監督・脚本) - 第14回PFFスカラシップ作品。
- アフタースクール(2008年、監督・脚本)
- 鍵泥棒のメソッド(2012年秋公開予定)
CM
- 高橋酒造「白岳」(2007年、監督)
PV
- monobright 「あの透明感と少年」(2008年、監督)
受賞
映画
『WEEKEND BLUES』
- ぴあフィルムフェスティバル PFFアワード入選
『運命じゃない人』
- 第58回カンヌ国際映画祭
- フランス作家協会賞(脚本賞)
- 最優秀ヤング批評家賞
- 最優秀ドイツ批評家賞
- 鉄道員賞(金のレール賞)
- 第48回ブルーリボン賞 スタッフ賞
- 第27回ヨコハマ映画祭 新人監督賞
- 第60回毎日映画コンクール 脚本賞
- 第30回報知映画賞 最優秀監督賞
- 第79回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画脚本賞
- 2005年度新藤兼人賞 優秀新人監督賞(銀賞)
『アフタースクール』
- 第32回日本アカデミー賞 優秀脚本賞
その他
高橋酒造「白岳」CM
- 2007年アジア・パシフィック広告賞 銀賞
出典
- ^ 「映画監督 内田けんじさん」『総合図書館大目録』2009年8月21日