内尾真子

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獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
ユニバーシアード
2015 光州 52kg級
ユニバーシアード団体戦
2015 光州 52kg級
世界ジュニア
2014 フォートローダーデール 52kg級
世界ジュニア団体戦
2014 フォートローダーデール 52kg級

内尾 真子(うちお まこ、1995年9月11日 - )は、愛知県大府市出身の、日本人女子柔道選手である。階級は52kg級。身長155cm。血液型はA型。段位は弐段。組み手は右組み。得意技は大外刈[1]。現在は筑波大学に在学している[2]

経歴

柔道は7歳の時に始めた[1]。所属していた大石道場では、後に48kg級の世界チャンピオンとなる近藤亜美と同期だった。小学校6年の時には全国小学生学年別柔道大会45kg超級で2位になった[3]

中学になると神奈川県にある相武館吉田道場に入門して寮生活を送ることになった。相原中学1年の近代柔道杯では決勝で大成中学と対戦すると、小学校時代のチームメイトであった近藤を技ありで破り、エースである1年先輩の田代未来とともに優勝に貢献することとなった[1]。2年の時には全国中学校柔道大会の団体戦で優勝した。マルちゃん杯には出場しなかったがチームは優勝して、中学女子では史上初となる中学団体3冠(近代柔道杯、全国中学校柔道大会、マルちゃん杯)を達成した。近代柔道杯では同級生の芳田司とともに2連覇に貢献した[1]。3年の時には全国中学校柔道大会で個人戦、団体戦ともに5位に終わると、マルちゃん杯でも3位にとどまった[1]

桐蔭学園高校に進むと、2年の時にはインターハイ52kg級を制して、57kg級で勝った1年先輩の山本杏とアベック優勝を飾ることになった[4]。さらに全国高校選手権でも優勝を果たした[5]。3年のインターハイでは3位に終わると、全日本ジュニアでも2位にとどまるが、アジアジュニアでは優勝を成し遂げた[1]

2014年には筑波大学へ進学すると、全日本ジュニアで優勝した。世界ジュニアの個人戦では準決勝でルーマニアのアレクサンドラ・フロリアンに敗れて3位だった[6][7]。しかし、団体戦では決勝の先鋒戦(52kg級)こそ48kg級の近藤に出場の機会を譲る格好となったが、準決勝まで全て勝利してチームの優勝に貢献した[8][9]講道館杯では3位に入った。2015年のヨーロッパオープン・ソフィアでは準々決勝でロンドンオリンピック銅メダリストのプリシラ・ネトに一本勝ちすると、決勝でも環太平洋大学3年の黒木美晴を有効で破って、シニアの国際大会初優勝を飾った[10]

2年になると、4月の選抜体重別では3位に入った。7月のユニバーシアードでは決勝でフロリアンを内股で破って優勝を飾った[11]。また、団体戦でも初戦から決勝まで全勝してチームの優勝に貢献した[12]。10月の学生体重別では決勝で帝京大学2年の森由芽香を破って優勝を飾った。この際に、「(小学生時代から競い合い、48kg級の世界チャンピオンにまで登りつめた同期の近藤亜美に)負けられないし、自分も頑張ればあの位置までいける。一つ一つ勝ち、東京五輪の代表になりたい」とコメントした[13]。11月のグランプリ・チェジュでは決勝で世界選手権2位のアンドレア・キトゥに小外掛で敗れて左足を負傷した[14][15]

IJF世界ランキングは100ポイント獲得で77位(16/2/8現在)[16]

戦績

(出典[1]JudoInside.com)。

脚注

外部リンク