佐々木中

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。153.182.170.237 (会話) による 2016年2月25日 (木) 01:51個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎評論)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

佐々木 中
(ささき あたる)
誕生 (1973-08-02) 1973年8月2日(50歳)
日本の旗 日本青森県
職業 思想家作家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 博士(文学)
最終学歴 東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了
ジャンル 哲学宗教学
代表作 『夜戦と永遠 フーコー・ラカン・ルジャンドル』(2008年・以文社)
公式サイト atarusasaki.net
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

佐々木 中(ささき あたる、1973年8月2日 - )は、日本の思想家作家京都精華大学人文学部教員。専攻は哲学現代思想理論宗教学。  

略歴

人物

博士論文を単行本化した大著『夜戦と永遠』で注目され、『切りとれ、あの祈る手を』で紀伊國屋じんぶん大賞2010受賞。2010年に「九夏前夜」を『増刊 早稲田文学』に掲載し小説デビュー。TBSラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』へのゲスト出演歴あり[2]

産経新聞読書面に随筆寄稿を求められ、“何をテーマにしてもよい、極論、『共産党宣言』でも”という条件の下、石原慎太郎の『新・堕落論』をテーマに1本書いたところ、産経から掲載を拒否されたという。これについて“担当の説明は丁寧だった。これは明白に産経という社の体質、方針であろう。遺憾であり抗議する”と述べている[2]。  

著書

評論

  • 『夜戦と永遠──フーコーラカンルジャンドル』(以文社、2008) - 博士論文 
    • 『定本 夜戦と永遠』(河出文庫(上・下)、2011)、改訂増補版
  • 『切りとれ、あの祈る手を──〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』(河出書房新社、2010)
  • 『足ふみ留めて──アナレクタ1』(河出書房新社、2011)
  • 『この日々を歌い交わす──アナレクタ2』(河出書房新社、2011)
  • 『砕かれた大地に、ひとつの場処を──アナレクタ3』(河出書房新社、2011)
  • 『この熾烈なる無力を──アナレクタ4』(河出書房新社、2012)
  • 『踊れわれわれの夜を、そして世界に朝を迎えよ』(河出書房新社、2013)
  • 『仝: selected lectures 2009-2014』(河出書房新社、2015)

小説

  • 『九夏前夜』(河出書房新社、2011年 初出 早稲田文学増刊π、2010)
  • 『しあわせだったころしたように』(河出書房新社、2011)
  • 『晰子の君の諸問題』(河出書房新社、2012)
  • 『夜を吸って夜より昏い』(河出書房新社、2013)
  • 『らんる曳く』(河出書房新社、2013)
  • 『短夜明かし』(河出書房新社、2014) 
  • 『神奈備』(河出書房新社、2015)

翻訳

共著

脚注

  1. ^ [1]
  2. ^ a b 私は産経新聞の今回の決定に抗議します。 2012年11月27日

 

外部リンク