久山康

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久山 康(くやま やすし、1915年大正4年)8月12日 - 1994年平成6年)12月30日)は、日本哲学者プロテスタント宗教学者

経歴[編集]

岡山県津山市生まれ[1]。1941年京都帝国大学文学部哲学科卒、1942年聖和女子大学教授、1946年関西学院大学予科教授、1949年関西学院大学文学部専任講師、1951年助教授、1957年教授、1962年同国際日本研究所理事長、1969年関西学院理事、1974年理事長・院長。1989年退任、関西学院大学名誉教授。1982 - 1988年キリスト教学校教育同盟理事長。1990年勲二等旭日重光章受勲。

長男・久山敦 (1947 - ) は植物学者・咲くやこの花館館長。

著書[編集]

  • 『自然と人生』基督教学徒兄弟団 1962
  • 『現代人と宗教』理想社 人生論ブックス 1964
  • 『近代日本の文学と宗教』国際日本研究所 1966
  • 『落暉にむかいて』基督教学徒兄弟団 1966
  • 『文学における生と死』創文社 1972
  • 『四季折りおりの歌 現代の秀句・秀歌の鑑賞』創文社 1973
  • 『人間を見る経験』創文社 1984
  • 『ヨーロッパ心の旅』創文社 1986
  • 『人に会う自己に会う』創文社 1996

編著共著[編集]

  • 『読書の伴侶』編 基督教学徒兄弟団 1952
  • 『信仰の伴侶』編 基督教学徒兄弟団 1953
  • 『近代日本とキリスト教』編 基督教学徒兄弟団 1956
  • 『狐は穴あり空の鳥は塒あり 聖書共同研究』小林信雄藤井孝夫共著 基督教学徒兄弟団 1958
  • 『キリスト教』編著 青木書店 現代哲学全書 1959
  • 『現代日本のキリスト教』編 基督教学徒兄弟団 1961
  • 『春夏秋冬』編 基督教学徒兄弟団 兄弟選書 1962
  • 『現代日本記録全集 青春の記録』編 筑摩書房 1968
  • 『日本キリスト教教育史 思潮篇』編 キリスト教学校教育同盟 創文社 1993

翻訳[編集]

脚注[編集]

参考[編集]

  • 『人事興信録』1995年
  • 『人物物故大年表』
先代
矢内正一
関西学院理事長
1974年 - 1989年
次代
加藤誠之
先代
大木金次郎
キリスト教学校教育同盟会長
1982年 - 1988年
次代
松山義則