上野巴恵
獲得メダル | ||
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日本 | ||
柔道 | ||
グランドスラム | ||
金 | 2011 東京 | 70kg級 |
アジア柔道選手権 | ||
金 | 2009 台北 | 70kg級 |
銀 | 2012 タシュケント | 70kg級 |
世界ジュニア | ||
金 | 2006 サントドミンゴ | 70kg級 |
上野 巴恵(うえの ともえ、1989年11月1日 - )は、北海道旭川市出身の、日本人の女子柔道選手である。階級は70キロ級。身長168cm。得意技は大外刈。組み手は左組み。段位は参段。血液型はA型[1]。旭川南高校を卒業して、2008年に三井住友海上に入社するが2012年に退社して[2]、2012年10月に退社した[3]。2013年4月、自衛隊体育学校に入校[4]。
上野三姉妹の三女で、長女はオリンピックと世界選手権でそれぞれ2連覇した70キロ級の上野雅恵、次女は世界選手権を2連覇して、ロンドンオリンピックでは銅メダルを獲得した63キロ級の上野順恵[5]。
人物
柔道一家の環境の下、3歳の時から柔道を始めて鍛えられる[1]。六合中学3年の時には全国中学校柔道大会70kg級で優勝した。旭川南高校に入学すると、インターハイ で前人未到の3連覇を達成した。また、世界ジュニアをはじめとしたジュニアの国際大会でも次々と優勝して、その存在感を示した[1]。しかしながら、2007年の全国高校選手権で左肘を怪我してからは、期待されるほどの結果を必ずしも示せずにいた[1]。
その後、2011年12月のグランドスラム・東京では、準決勝で中学時代からのライバルである田知本遥を指導2で破ると、決勝ではスペインの選手に内股で一本勝ちして、IJFワールド柔道ツアーで初の優勝を飾った[6][7]。2013年には全日本柔道選手権大会で5位になると、実業個人選手権で優勝した。しかし、2014年11月の講道館杯で初戦敗退して強化指定選手を外れたことを契機に引退した。3姉妹で一番の柔道センスがあると言われながら、結局一度も代表にさえなれずに終わることになった。今後は海上自衛隊に入隊するという[6][8]。
戦績
- 2004年 - 全国中学校柔道大会 優勝
- 2005年 - アジアジュニア 優勝
- 2005年-2007年 - インターハイ 3連覇
- 2006年 - ロシアジュニア国際 優勝
- 2006年 - 全日本ジュニア 優勝
- 2006年 - 世界ジュニア 優勝
- 2006年 - 福岡国際 3位
- 2007年 - 全国高校選手権 団体戦 3位
- 2009年 - ワールドカップ・ウィーン 3位
- 2009年 - アジア柔道選手権大会 優勝
- 2009年 - グランプリ・アブダビ 2位
- 2010年 - ワールドカップ・ブダペスト 3位
- 2010年 - ワールドカップ・スウォン 3位
- 2011年 - ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト 5位
- 2011年 - 体重別 3位
- 2011年 - 実業個人選手権 3位
- 2011年 - 講道館杯 2位
- 2011年 - グランドスラム・東京 優勝
- 2012年 - アジア柔道選手権大会 個人戦 2位 団体戦 優勝
- 2012年 - 実業個人選手権 2位
- 2013年 - 全日本柔道選手権大会 5位
- 2013年 - 実業個人選手権 優勝
- 2013年 - 講道館杯 3位
- 2013年 - グランプリ・チェジュ 2位
- 2014年 - ヨーロッパオープン・ローマ 5位
- 2014年 - 実業個人選手権 2位
(出典[1]、JudoInside.com)。
脚注
- ^ a b c d e 「柔道全日本強化選手名鑑 2012」近代柔道 ベースボール・マガジン社、2012年4月号
- ^ 選手プロフィール : 上野 巴恵 | 三井住友海上
- ^ 上野巴恵、三井住友海上退社「新たな環境でリオ目指す」…柔道 スポーツ報知 2012年11月21日
- ^ “上野巴が自衛隊に=柔道女子”. 時事通信社. (2013年4月8日) 2013年4月9日閲覧。
- ^ 柔道・上野順恵 近現代・系図ワールド~上野雅恵
- ^ a b 「グランドスラム東京 2011」近代柔道 ベースボール・マガジン社、2012年1月号
- ^ 上野「勝って本当に良かった」 日刊スポーツ 2011年12月11日
- ^ 上野姉妹の三女・巴恵が現役引退 海上自衛隊へ 日刊スポーツ 2015年6月5日
外部リンク
- 上野巴恵 - JudoInside.com のプロフィール(英語)