一宮町 (山梨県)

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一宮町
廃止日 2004年10月12日
廃止理由 新設合併
東山梨郡春日居町東八代郡石和町八代町
御坂町境川村一宮町笛吹市
現在の自治体 笛吹市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 山梨県
東八代郡
市町村コード 19323-2
面積 30.62 km2.
総人口 11,410
(2003年)
隣接自治体 山梨市勝沼町大和村石和町御坂町
一宮町役場
所在地 405-0073
山梨県東八代郡一宮町末木807-6
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一宮町(いちのみやちょう)は、山梨県中部に存在した町である。

2004年10月12日に一宮町を含む周辺6町村と合併して笛吹市となり消滅した。

歴史

町域には縄文時代からの遺跡が分布しているが、旧勝沼町域(甲州市)にかかる釈迦堂遺跡群は縄文中期の大規模集落で、100体以上の土偶が出土していることで知られる。

古代甲斐国における中核地域に属し、甲斐国分寺跡や甲斐国分尼寺跡がある。貞観6年(864年)の富士噴火に際しては山梨郡と八代郡にそれぞれ浅間神社が創建されているが、町域にある浅間神社はいずれかに相当すると考えられており、以来は甲斐国一宮として守護武田氏からの庇護を受けている。

江戸時代には28か村があり、八代郡大石和筋に属する。宝永7年(1710年)に甲府藩から分知されて成立した甲府新田藩には町域の一部が属している。甲斐国は享保9年に幕府直轄領化され、石和代官支配となる。

延享3年(1746年)に御三卿田安家領が設置された際には15か村が編入されている。寛政4年(1792年)に田安家領での収奪強化に対して国中三郡の54か村が抗議した太枡騒動では町域の村々からも首謀者が出ており、騒動の鎮圧後には農民教化のため小城村に郷校としての由学館が開設され、国学者などを輩出している。

近世には米麦栽培とこの頃に普及していた養蚕煙草栽培が主な生業であったが、昭和初期の養蚕不況を契機に果樹栽培へと転換し、現在ではの産地として知られる。

経塚古墳
浅間神社

交通

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

出身有名人

関連項目