モンサントの不自然な食べもの
モンサントの不自然な食べもの | |
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Le Monde selon Monsanto | |
監督 | マリー=モニク・ロバン |
出演者 | ヴァンダナ・シヴァ[1] |
公開 |
2008年 2012年9月1日 |
上映時間 | 108分 |
製作国 |
フランス カナダ ドイツ |
『モンサントの不自然な食べもの』(モンサントのふしぜんなたべもの)は、マリー=モニク・ロバンが監督した2008年のドキュメンタリー映画である。
概説
はじめLe monde selon Monsantoとしてフランスでリリースされ、のち42か国で放送された[1]。日本では、2008年6月14日、NHKBS世界のドキュメンタリー「アグリビジネスの巨人“モンサント”の世界戦略」の題で放映された。
映画はロバンによる、アメリカの農業の巨人モンサント社の世界各国での企業活動についての3年間の長期調査に基づいている[2]。
The World According to Monsantoもまた、マリー=モニク・ロバンによって書かれた本で、レイチェル・カーソン賞(女性の環境保護論者のためのノルウェーの賞)、ドイツ環境メディア賞を受賞し[3]、16か国語に翻訳された[1]。
あらすじ
ドキュメンタリーは、遺伝子組み換え種子の利用と販売促進、ダイオキシン類のポリ塩化ビフェニル(PCBs)、枯葉剤のオレンジ剤、およびウシ成長ホルモンをめぐる多くの議論を報告する。アメリカ(アニストン、アラバマを含む)、カナダ、インド、メキシコ、パラグアイ、イギリスおよびフランスの事例は、ドキュメンタリーによれば、企業の政治との癒着途中での指摘、圧力戦術、科学的データの抑制と操作、超法的手法が世界の農業の支配において同社の試みを支援したことを調査された。科学者、アメリカ食品医薬品局およびアメリカ環境保護局の代表、市民社会の代表、企業活動の犠牲者、弁護士および政治家がインタビューを受けている[4]。
取り組まれた話題は、アニストン、アラバマのPCB化学汚染、スコットランドでの遺伝子組み換え作物(GMOs)の採用上の科学研究の抑制、およびウシ成長ホルモン論争を含んでいる。映画は環境の悪化と、モンサントが作り出す遺伝子導入の種による先住の土地の植民地化の戦いを通して地球規模の食料の安全保障の悪化についての事例で構成される。
脚注
- ^ a b c この映画について有限会社アップリンク(配給会社)
- ^ The World According to Monsanto IMDb Page
- ^ “The World According to Monsanto”. Spinifex Press. 2011年7月15日閲覧。
- ^ The World According to Monsanto National Film Board of Canada
外部リンク
- 公式ウェブサイト:有限会社アップリンク(配給会社)
- 映画『モンサントの不自然な食べもの』予告編 - YouTube:有限会社アップリンク(配給会社)
- 倫理とは与えられるものではなく、自分で創りあげるものである|除草剤でも死なない作物を作る多国籍企業の危険を追う『モンサントの不自然な食べもの』クロスレビュー(webDICE編集部)
- 木下昌明の映画批評『モンサントの不自然な食べもの』『サンデー毎日』2012年9月2日号
- The World According to Monsanto(ドキュメンタリービデオ付き) - Watch Free Documentary Online (英語)
- NHK BS世界のドキュメンタリー「アグリビジネスの巨人“モンサント”の世界戦略 前編」
- NHK BS世界のドキュメンタリー「アグリビジネスの巨人“モンサント”の世界戦略 後編」
- 映画「モンサントの不自然な食べもの」へのモンサント・カンパニーの見解