ベルシステム24

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株式会社ベルシステム24ホールディングス
Bellsystem24 holdings, Inc.
本社が入居する晴海アイランド トリトンスクエア
種類 株式会社
市場情報
東証1部 6183
2015年11月20日上場
本社所在地 日本の旗 日本
104-6113
東京都中央区晴海1‐8‐11
晴海アイランドトリトンスクエア オフィスタワーY棟
設立 2014年(平成26年)6月20日
(株式会社BCJ-15)
業種 サービス業
法人番号 4010001161381 ウィキデータを編集
事業内容 持株会社
代表者 小松 健次(代表取締役社長CEO)
資本金 245億円
売上高 連結:1,120億71百万円
(2015年2月期)
純資産 連結:269億24百万円(2015年2月)
総資産 連結:1,349億2百万円(2015年2月)
従業員数 119名(2015年2月)
決算期 2月末日
主要株主 Bain Capital Bellsystem Hong Kong Limited 50.1%
伊藤忠商事(株) 49.9%
(2015年9月)
主要子会社 (株)ベルシステム24
(株)ベル・メディカルソリューションズ
(株)BELL24・Cell Product
(株)ポッケ
(株)ベル・ソレイユ
外部リンク http://www.bell24hd.co.jp/jp/
特記事項:創業は1982年(昭和57年)9月20日(株式会社ベルシステム二四)
国際財務報告基準適用のため、売上高は売上収益、純資産は親会社の所有者に帰属する持分。
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株式会社ベルシステム24
BELLSYSTEM24, INC.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 104-6113
東京都中央区晴海1‐8‐11
晴海アイランドトリトンスクエア オフィスタワーY棟
設立 2014年(平成26年)3月3日
業種 サービス業
法人番号 4010001161381 ウィキデータを編集
事業内容 情報サービス
代表者 小松 健次(代表取締役社長)
資本金 1億円
従業員数 社員 700名 コミュニケータ 22,090名
(2015年2月末現在)
決算期 2月末日
主要株主 (株)ベルシステム24ホールディングス
外部リンク http://www.bell24.co.jp/
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株式会社ベルシステム24Bellsystem24, INC.)は、東京都中央区に本社をおくコールセンター大手の企業である。

親会社である持株会社株式会社ベルシステム24ホールディングス東京証券取引所第一部に上場している。

概要

1982年中小企業士業向けに、24時間電話代行サービスを開始し創業。 2015年現在、全国に25箇所の拠点を持ち、22,090名のオペレーターと700名の社員を擁している。

沿革

  • 1982年:株式会社ベルシステム二四を設立(創業)、「24時間電話代行サービス」を開始
  • 1983年:「テレビショッピング注文受付業務」を開始
  • 1985年CSKグループ資本参加
  • 1992年:株式会社ベルシステム24(初代)に商号変更
  • 1993年:「選挙関係世論調査サービス」を開始
  • 1994年:One to Oneマーケティング概念の提唱。日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録
  • 1997年東京証券取引所第二部に上場
  • 1999年:東京証券取引所第一部に指定替え。国際的なコールセンター品質保証規格取得(COPC-2000基準)
  • 2000年:コミュニケーションスキルの診断ツール『BCA(Bell-Communication-Analysis)』の開発
  • 2002年:テキストマイニングサービス開始
  • 2004年:日興プリンシパル・インベストメンツ(現・シティグループ・キャピタル・パートナーズ)の傘下となり[1]、同年BBコール株式会社を子会社化
  • 2005年:上場廃止
  • 2006年ISO/IEC27001の認証取得
  • 2009年:米投資会社ベインキャピタル傘下の株式会社BCJ-4の子会社となる[2][3]。本社を東京渋谷区に移転
  • 2010年2月1日:株式会社BCJ-4の完全子会社となる[1]
  • 2010年6月1日:株式会社BCJ-4が株式会社ベルシステム24(初代)を吸収合併し、株式会社ベルシステム24(2代)に商号変更[1]
  • 2011年:クラウド型のプラットフォームプライベートクラウド『BellCloud』を導入
  • 2012年3月1日:親会社(親会社の親会社)の株式会社BCJ-3BSが、親会社の株式会社BCJ-3と株式会社ベルシステム24(2代)を吸収合併し、株式会社ベルシステム24(3代)に商号変更[1]
  • 2013年:本社を東京都中央区晴海に移転
  • 2014年3月3日持株会社体制に移行。株式会社ベルシステム24(3代)は株式会社ベルシステム24ホールディングス(初代)に商号変更。事業会社として新設分割で株式会社ベルシステム24(4代)を設立[4]
  • 2014年10月7日:ベインキャピタルが間接保有する株式を伊藤忠商事へ一部譲渡[5]
  • 2015年3月1日:親会社(親会社の親会社)の株式会社BCJ-16が、親会社の株式会社BCJ-7と株式会社ベルシステム24ホールディングス(初代)を吸収合併し、株式会社ベルシステム24ホールディングス(2代)に商号変更[6]
  • 2015年9月1日:親会社の株式会社BCJ-15が、株式会社ベルシステム24ホールディングス(2代)を吸収合併し、株式会社ベルシステム24ホールディングス(3代)に商号変更[7]。株式会社ベルシステム24(4代)がBBコール株式会社を吸収合併[8]
  • 2015年11月20日:株式会社ベルシステム24ホールディングス(3代)が東京証券取引所第一部に上場。株式売出しにより、ベインキャピタル系の会社が親会社でなくなり、伊藤忠商事が筆頭株主となる。

特徴

企業理念は「対話の力で世界を変える」。

受託業務を実施しているコールセンターの「応対品質・生産性・業務改善」などを総称した「現場力」を強みとしている。

年1回開催している社内改善活動発表会での上位入賞チームを対象に、業界唯一のアワード「コンタクトセンター・アワード」にエントリーし、その向上を図っている。近年のコンタクトセンター・アワードでは、2011年、2012年と、最優秀部門賞を受賞。2013年9月12日に開催された2013年大会でも、最優秀部門賞を獲得し、ベルシステム24グループにて3連覇を達成している。

全国約2万人のオペレーターを雇用しており、業界内において最大規模である。オペレーターの採用は『スタボ』と呼ばれる全国の採用拠点やコールセンター求人サイト『Webスタボ』を通して実施している。

サービス領域

コールセンター(インバウンドセンター、アウトバウンドセンター)、Eメールセンター、BPO業務、電話代行サービス、ソーシャルメディア運用サポート、在宅コールセンター、スマートデバイスサポート

主な取引業界と業務事例

  • 金融(カード:利用促進アウトバウンド、損害保険:事務センター運営、生命保険:フォローコール、証券:未稼働顧客活性化アウトバウンド、銀行:支店代表電話集約)
  • 情報通信(インターネット関連事業:解約阻止/受付、通信インフラ:テクニカルサポート)
  • 製造(食品/飲料:キャンペーンツールの店頭設置促進、製造全般:リコール緊急対応)
  • 流通(小売:お客様の声分析、通販:注文受付)
  • サービス(宿泊レジャー:予約受付、情報サービス:広告掲載獲得営業)
  • ライフライン(航空:LCCの予約/問い合わせ受付)
  • 公共(納税催告、統計調査の問い合わせ受付)

グループ会社

  • 株式会社ベル・メディカルソリューションズ(医薬品・医療機器の開発支援(CRO)、医療、健康分野のコンタクトセンター運営)
  • 株式会社BELL24・Cell・Product(医薬品・医療機器の開発支援(SMO)、食品、化粧品等の臨床試験トータルサポート)
  • 株式会社ポッケ(インターネット等を利用した各種コンテンツの企画、制作、販売、サービス運営)
  • 株式会社ベルソレイユ(障がいを持つ方の雇用促進を目的とする特例子会社)

受賞歴

  • 2012年 コンタクトセンター・アワード 2011 最優秀部門賞(ヘルプデスク/アウトソーシング部門)
  • 2011年 コンタクトセンター・アワード 2012 最優秀部門賞(ヘルプデスク/アウトソーシング部門)
  • 2007年 沖縄ビジネス大賞、三田市ふるさと企業賞

関連書籍

オペレーターが業務の中で体験した、感動や成長を綴った体験エッセイ 『対話の達人』 出版社:プレジデント社、発売日:2003年5月 『対話の達人Ⅱ』 出版社:出版文化社、発売日:2012年12月25日

脚注

  1. ^ a b c d 2015年2月期 連結財務諸表(IFRS基準)
  2. ^ 株式会社BCJ-4による当社株式等に対する公開買付けに関する意見表明のお知らせ
  3. ^ 親会社の異動および役員人事に関するお知らせ
  4. ^ 持株会社体制への移行のお知らせ
  5. ^ ベインキャピタルから伊藤忠商事への当社株式(間接持分)一部譲渡のお知らせ
  6. ^ 合併に関するお知らせ
  7. ^ 親会社、株式会社BCJ-15との合併に関するお知らせ
  8. ^ 当社子会社間の合併に関するお知らせ

外部リンク