ヘビイチゴ

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ヘビイチゴ
ヘビイチゴの果実
ヘビイチゴの果実
(東京都町田市・2006年5月)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : バラ亜科 Rosoideae
: ヘビイチゴ属 Duchesnea
: ヘビイチゴ D. chrysantha
学名
Duchesnea chrysantha
和名
ヘビイチゴ(蛇苺)

ヘビイチゴ(蛇苺、学名Duchesnea chrysantha)は、バラ科ヘビイチゴ属多年草語源についてはヘビが食べるイチゴ、イチゴを食べに来る小動物をヘビが狙うことからなど諸説がある。があるという俗説があり、ドクイチゴとも呼ばれるが、無毒。

特徴

畦道や野原などに自生し、日本全土に広く分布する。

は短く、を根出状につけるが、よく匍匐茎を出して地面を這って伸びる。葉は三出複葉、楕円形の小葉には細かい鋸歯があって深緑。

初夏より葉のわきから顔を出すように黄色いを付ける。花は直径1.5cmほどで、花弁の数は5つと決まっている。花期は4月から6月。

果実は表面に粒粒のある赤色で球形、イチゴに多少似たものがなる。毒は含まれないが、あまり味が無いため食用には好まれない[1]

近縁種

ヤブヘビイチゴ Duchesnea indica
ヘビイチゴに比べ、葉の色が濃い。果実に光沢がある。
オヘビイチゴ Potentilla anemonifolia
葉は5小葉からなる。花はヘビイチゴに似ているが、イチゴ状の果実をつくらない。
ノウゴウイチゴ Fragaria iinumae
バラ科オランダイチゴ属高山植物。葉は3小葉からなり、花は白く、径8mm程の果実をつくる。

関連画像

参考文献

  1. ^ 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』秀和システム、2006年11月5日。ISBN 4-7980-1485-0  p.166

関連項目

外部リンク