バイトン
種類 | 株式会社 |
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業種 | 自動車製造業 |
その後 | Defunct (Bankruptcy) |
設立 | 2016年 |
創業者 |
Carsten Breitfeld Daniel Kirchert |
解散 | 2021年 |
本社 | 、 |
主要人物 | Ding Qingfen (Acting CEO) |
製品 | 電気自動車 |
従業員数 | more than 10 worldwide (July 2020) |
親会社 | China Harmony New Energy Auto Holding Ltd |
ウェブサイト |
byton |
バイトン(拜騰汽車)は2016年に創業した中国の自動車製造会社である。2021年に破産した。
歴史
創業
2016年-中国企業のテンセントが、台湾のフォックスコンおよび高級車ディーラーのHarmony New Energy Autoと共同で、2020年に全電気式の完全自律型プレミアムカーを販売することを目的とした自動車スタートアップ事業FutureMobilityを開始。当時のBMW副社長とインフィニティの中国法人社長の2人の外国人をトップにした[1]。本社や工場は南京市に、デザインセンターはドイツのミュンヘン、自動運転システム開発拠点はアメリカのシリコンバレーにそれぞれ設けていた[1]。
2017年1月-同社は最初の製造施設を中国の南京に17億米ドルの費用で、初期生産能力を15万台にすることを発表した。
2017年頃-FutureMobilityはバイトンに名前が変更。2018年、中国の国営企業であるFirst Auto Worksが出資。
2019年4月-CEO兼共同創設者のカーステン・ブライトフェルドが退社。その後、共同創設者のダニエル・キルヒャートがCEOに就任した。ブライトフェルドは後に、第一汽車を通じて中国政府が会社に積極的に干渉したことでバイトンを去ったことを明らかにした。
2020年4月-北米本社で働く450人の従業員の約半分を解雇した。2020年6月、同社は、計画された6か月間、企業再編のための事業を停止することを決定。
2020年9月9日-ブランドの新しい所有者として南京升騰汽車技術有限公司が設立された。FAW Equity Investment(Tianjin)Co.、Ltdは引き続きの株式の23.333%を保有しており、Duan Lianxiangはさらに6.6667%を保有していた。 2020年10月、CEO兼共同創設者のダニエル・キルヒャートが継続的な財政難のために会社を辞めたことが発表された。
2021年1月-フォックスコンがバイトンと戦略的パートナーシップを結ぶことが発表。フォックスコンは、2億米ドルをBytonに投資することを計画していた。
2021年4月-バイトンのドイツ子会社が破産。
2021年7月-中国での事業を停止。
2021年9月-日本経済新聞が、バイトンの製造パートナーである鴻海が、バイトンでの継続的な財政問題のためにプロジェクトを保留にし、事実上無期限に業務を保留にしたと報告。
2021年11月1日-債権者の1社が南京市中級人民法院(地方裁判所)に対してバイトンの実質経営主体の破産を申し立てた[2]。
倒産
バイトンは国営自動車大手の第一汽車傘下の会社を1元(約18円)で買収したもののその会社には8億元(約144億円)もの未払い賃金などの負債があった他、名刺やおやつ代などといった本業と関係のない出費をしていた[1]。また、開発においても連携不足が起きており、実際に動かせる自動車はなかったという[1]。
製品
バイトン・Mバイト
全電気式のバッテリー駆動のSUVコンセプトカー。最初に発表されたのはコンセプトのみであり、中国、ヨーロッパ、および米国で2019年の第4四半期に販売が開始される予定であった。2018年1月7日にラスベガスで開催されたCESで発表。 バッテリーはCATL[1]。量産車では世界最大となる48インチ幅のワイド液晶スクリーンを搭載する予定であった[3]。
バイトン・Kバイト
全電気式のバッテリー駆動のセダンコンセプトカー。2018年6月、CES Asiaでコンセプトが発表。
外部リンク
脚注
- ^ a b c d e “(けいざい+)中国EVの「影」:下 研究怠り浪費ばかり、資金底つく:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “中国新興EV「バイトン」、起死回生ならず破産へ | 「財新」中国Biz&Tech”. 東洋経済オンライン (2021年11月17日). 2022年1月29日閲覧。
- ^ “テスラの強力ライバルとなるか? BYTON(バイトン)が初となる電動SUVの販売開始に向けて生産準備中”. clicccar.com (2020年1月7日). 2022年1月29日閲覧。